勝手に転生させられた挙句、転生した世界はダンまちでした!? ~主人公ハーレム物語~ 作:サクサクフェイはや幻想入り
お昼の換金時、もう慣れたもので最初は嫌がっていた換金所の人も今は死んだ目でやってくれている。 いや仕方なくない、零細ファミリアだから詰めるだけ詰めるわけだし、上層なわけだから魔石はかなりの数になるのは仕方ないと思うんだよ
「おー、今日も換金所の人困らせてるねー」
「僕だってやりたくてやってるわけじゃないですよミィシャさん」
「それって余計にたちが悪いと思うよ?」
「・・・・・・日頃の恨みですか?」
「そんなことないよー」
棒読みですよミィシャさん。 日頃の恨みなんて言っているが、日を経るごとに階層を下がっている俺に報告書が増えると愚痴ってるし、換金所のクレームもミィシャさんに行っているようで、俺に対する愚痴がすごい。 なんだかわからないが、ギルドの問題児リストにも俺が登録されているようだし、誠に遺憾の意を示させていただきたい。 換金も終わったので昼飯をぱくつきながら、ギルドから出ようとする。 この昼飯なのだが、シルさんの手作りだ。 あの一日だけだと思ったのだが、結局あれから毎日朝に待ち伏せされ、毎日お弁当を渡されてる。 シルさんのお弁当なのだが、何とも独創的なのだ。 味も食べれないわけではないのだがおいしいわけでもなく、なんか食感も固いし。 あれだろうか、料理教えた方がいいのだろうか? 一応母親から今の時代男が料理作れても損はないということで、普通に出来るのだ。 それじゃあなくても、このすばのスキルで料理スキルもあるので問題ない。 こっちに来てから料理する機会もあったのでリリィに出したのだが、おいしいと絶賛だった。 さて、話題はそれたがギルドから出ようとしたのだが、その背中に声をかけられる。 声的にミィシャさんだろうか?
「おーい、セフィロスくーん、ちょっと待って!」
「ふぁい? んぐ......なんですか?」
「ちょっと新人君の面倒を見てほしいなぁって思って」
「えぇー......」
お願いと頭を下げるミィシャさんだが、俺的にはすごく嫌なのだが。 まず第一に稼ぎが落ちる、第二に常に新人に気を張らなきゃいけないので疲れる、そして最後に俺がギルドの問題児にされてるからだ。 まぁ、最後のに関しては冤罪だと叫びたい気分なのだが、迷惑かけているのも事実なので黙っているわけだが。 そんな俺の内心を察していないのか、頼みこんでくるミィシャさん
「このとーり!それにさ普段私に迷惑かけてるでしょ? それの罪滅ぼしだと思って!」
「いや、それ自分で言うことじゃないですからね? 悪いとは思ってますけど。 でも俺に頼んでいいんですか、ギルドの問題児リストに載ってる僕に頼んで?」
「あはー......」
自分で俺に問題児リストに載ったということを言ったのに、どうやら忘れていたようで冷や汗をかいていた。 それから考え込んだようだが、結局俺にまた頼み込んできた
「お願い!」
「問題児になっても知りませんよ?」
「大丈夫!セフィロス君ダンジョン進度が異常なだけで、素行とか問題ないし!」
「だから本人の前で言うことじゃないですよね? はぁ、もういいです、新人はどこにいるんですか?」
「セフィロス君ならそう言ってくれると思ってたよ~、こっちこっち」
腕を引かれまたギルドに戻っていく俺、受付に行くとミィシャさんの同僚でハーフエルフのエイナさんだったか、それともう一人白髪に赤目のヒューマンがいた。 どこかで見たことがあるような気がするが、気のせいだろう
「エイナ連れてきたよー」
「初めましてセフィロスさんでよろしいですか?」
「はい、そちらはエイナさんですよね?」
「はい、私はエイナ・リチュールです。 それで面倒を見てほしい冒険者なのですが......」
「ぼ、僕ベル・クラネルって言います。 よよよ、よろしくお願いします!!」
ガバッと頭を下げたのはベル・クラネルと言う少年だった。 ベル・クラネル、ベル・クラネル......この世界の主人公か。 また変な運命だな、いいけど。 なんて一人で納得しながら、改めて自己紹介をする
「僕はセフィロス、よろしくねベル・クラネル」
「は、はい!」
「うんうん、セフィロス君に同年代の友達ができて私も一安心だよ」
「ミィシャさんは俺の母親かなんかですかね?」
「そこはお姉さんがよかったかなー、担当アドバイザーだけど」
「そっすか」
ミィシャさんの言葉を軽く流し、俺は改めてベル・クラネルに向き直る。 うん、本当にこう見るとウサギみたいだな、細いし。 俺も人のことは言えないのだが、前世ではそれなりに鍛えていたし、脱いだらそれなりに筋肉はついているのだ
「とりあえず僕のことは気軽にセフィロスって呼び捨てでいいから」
「いえいえそんな!せ、セフィロスさんで」
「まぁ、それでもいいけどさ」
思わず苦笑する。 本当になんかウサギみたいなのだが
「一応ダンジョンに入る前の講習は終えてますけど、無理をさせないようにお願いしますねセフィロスさん」
「別に呼び捨てでいいですよ? それは勿論ですよ、元々僕のペースでやろうなんて思ってませんから。 危ないなら即時帰らせる、そのくらいのスタンスですから」
「お願いします」
またもエイナさんに頭を下げられ俺は困惑する。 この人もこの人で、結構心配性だなぁ。 ミィシャさんを見ると、うんうん頷きながら感心してるし。 意味わからん。 とりあえずこのままだとらちがあかなそうなので、ベル・クラネルに声をかけてギルドを出ることにする。
「行くぞベル・クラネル」
「は、はい! 後僕のことも好きに読んでください!」
「それじゃあ行くぞ、ベル」
「はい!」
そんなやり取りをしながら、俺とベルはギルドを後にしたのだった。 バベルまでの道は、初心者講習の復習に充てた。 ミィシャさんの適当な講習とは違い、エイナさんはみっちりとやっていたらしく、俺も知らない新情報が出たり。 ミィシャさん頼みますよ
「それじゃあベルここがダンジョンの入り口だ、すぐにモンスターと出会うわけではないけど気を引き締めていけよ」
「は、はい!」
緊張からか目に見えて動きが固くなるベルに苦笑し、言葉をかける
「気を引き締めろって言ったけどそこまでガチガチになるな、僕もいるしもしもの時は助けるから」
「はい!」
後ろにいるのが心強いのか、さっきよりはだいぶ力は抜けたようだ。 まだ余計な力は入っているが。 こうして俺とベルの少し不安を抱えながらのダンジョン探索は始まった。 一階層、今のところモンスターとは会敵してはいないが、キョロキョロ周りを見回していてどうにも危なっかしい
「おいベル、何そんなに見回してるんだ?」
「え? いえ、あの......ダンジョンてこうなってるんだなぁと」
その言葉を受け俺は内心ため息をついた。 確かにベルの話を聞く限りベルは田舎から来たようだが、ここはダンジョンで危ないところだっていうのくらいわかるはずなのだが。 俺も最初見てはいたが、周りへの警戒は怠っていなかったぞ
『なぁ、大丈夫なのかあれ?』
『ノーコメントで』
流石の夕凪も今の状態のベルにはさじを投げたようだ
「珍しいのはわかるがちゃんと警戒をしてくれ、正直言ってそんなに無警戒だと命がいくつあっても足りん......」
「あ、す、すみません......」
落ち込んだ様子のベルだが、俺は特に声をかけるようなことはしない。 こればっかしは反省してもらわないといけないしな。 そんなこともありながら奥に進んでいくと、ゴブリンが一体いた。 ベルはこちらを見て何か言いたそうにしているが、俺は指差して口パクで行けと指示をする。 あくまで俺は付き添いなのだ、危険だと思ったら手を出すだけで、特に行動を制限は出すつもりはない。 俺の指示がわかったのかナイフを抜き、正面からゴブリンに切りかかるベル。 なんで正面なんだよ、せっかくばれてなかったのに。 そんなふうに内心思いながらベルの戦闘を見てみると、運が良かったのか一撃で魔石になったようだ。 なぜか魔石の前で立ち尽くすベル、見た感じ反撃もされてなかったはずだが、一応駆け寄ってベルに近づくと
「見てましたかセフィロスさん!」
なぜか片手にナイフを持ち、片手に魔石を持ってベルが詰め寄ってきた。 マジでなんなんだこいつ
「あぁ、見てたけど」
「モンスターを一撃で......神様に報告に行ってきます!!」
「あぁもう好きにして......」
言うのが早いか、俺の話なんて聞かずにそのまま走り去ってしまうベル。 どうでもいいやと思う反面、一応外に出るまでは俺の責任だなと思い、走ってベルを追いかける。 すぐに追いつき、ベルに見つからないように後ろを走る。 どうやら本当に運のいい奴で、帰りもモンスターとは出会わなかった
「はぁ、運のいい奴だな......さて、時間は少し遅れたけど行くか夕凪」
『了解ですマスター』
こうして俺は午後の部を開始したのだった。 余談だが、換金に行った際ミィシャさんとエイナさんにばったり会ってしまいベルの行方を聞かれたが、俺が正直に話すと二人とも頭を抱え、俺は今回の件は不問となった。 まぁ当たり前だよな
本当は書かないようにしてるんですが一言だけ......
ダンメモのロリアイズたんかわいすぎでしょう!? まぁ、戦う? が口癖なのはどうかと思いますが...... そのうち番外編みたいな感じで書こうかなぁ、どういう世界観なのか気になるけど。 後は全体的にキャラ崩壊しすぎだろと
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