大きな手が自分を捕まえにくるのを躱し、躱すと同時にバットで殴りつける。
大きな手が吹き飛ぶが、ほかのお化け等と違い消し飛ばせない為、もう片方の手に対処している間に復帰してしまい。前で叫び声やら呻き声をあげている白い人型の集合体に近づけない。
相手に有効打を与えられず、体力だけが削られていく。
相手もそれが分かったのか、明らかに自分から距離を取って白い人型を震わせて笑いながらこっちを見ていた。
舐めやがって。
もう一度大きな手がきた。
次は両手で挟みこむようにきた手をバットを横にしつっかえ棒のように両手の間に入れる。
一瞬だけ両手の間にバット分の隙間ができる。その隙間から両手の範囲外へと脱出し、バットをつかんで外にでて、大きな手が来る前に本体の白い人型の集合体に駆ける。
叫び声と共に後ろから大きな手がくる気配を感じるが、無視して全力でバットをやつの一番大きな目玉に叩きこむ。
生々しい破裂音と共に奴の右目から血が噴き出す。
ひと際高い叫び声と共に攻撃が通じると判断し、そのまま追撃でバットを振り上げる。
振り降ろそうとした瞬間、バットを何かに掴まれた感触がし、横からすごい衝撃がきて吹き飛ばされる。
転がりながら体勢を整えて様子を見ると。後ろから迫ってきていた大きな右手にバットを掴まれ、左手に叩かれたようだ。
右手はバットを遠くに投げ飛ばした後、左手と一緒にこちらに迫ってくる。
右目を潰されてお冠なのか、大きな両手のほかに小さい黒い手が沢山神社の軒下から湧いてきていた。
手元にバットがなく、両手はともかく沢山の黒い手からは間違いなく逃げ切れないと判断した。まぁことねとことねのお母さんは助けられたから良しとするが、そのままやられるのも癪なので命尽きるまで抵抗してやると身構えた瞬間、大きな光が神社全体を包んだ。
振り返ると神社の境内に配置されている社が光り、社の一つに婆様が立っていた。
「まったく、無理すんじゃないよ、馬鹿孫が」
婆様が息を切らしながら喋った言葉を聞いた瞬間、意識が途絶えた。
意識が戻った時には病院にいた。どうやら戦っていた時には気付かなったが、叩かれたときに腕と足を折っていたらしい。
婆様がきてくれたが、俺は泣いた。説教がつらいとかではなく、婆様の右目には本来あるはずの目が無かった。
こともちゃんがことねちゃんのお守りを見つけ、ことねが俺の秘密基地のコンテナにいたことに気付き、こともちゃんをコンテナの外に少し待たせて中を確認する。
隠してあった秘蔵のコレクションは見つけてないらしく、安心した後、走り書きのようなメモを見つけた。
「さらわれたひとはトンネルのむこうがわで、いけにえになる」
真っ黒なクレヨンで書かれていた。筆跡は急いで書いてあるみたいで誰のものか分からないが恐らくことねちゃんだろう。
ひらがなで書いてあるってことはこともちゃんが読んだときにトンネルの向こう側にいかないように警告でもしようとしたのだろうか
そうか、あんなところ2度も行きたくないだろうに。
元からことねちゃんを見つけたら向かおうと思っていたからことねちゃんを迎えにいくついでに山の神、いや奴を神というのはやめよう。奴との決着をつけるとしよう。
こともちゃんにお姉ちゃんを迎えにいくけどどうする?と聞くと、ポロが元気よく返事したあとこともちゃんも付いていくと言ったので、お姉ちゃんを見つけたらすぐ山から下りろと言って2人と一匹はトンネルへ向かって歩き出す。
道を歩いていると鈴の音が聞こえ。なんとなく百足様が呼んでいる感じがした。
神社へ歩いていくと神社近くの公衆電話が鳴り、電話を取ると赤い世界に変わった。
そのままこともちゃんとポロと一緒に神社へいくと一瞬百足様の姿を見せたあと神社の襖が開き、奥に昔じいさんが使っていた刀が置いてあった。
刀を取り、百足様にお礼をいい公衆電話から元の世界に戻る。
刀を取り出してみると月と電灯に照らさられた刀は青白く光ってみえ、まるで大きなムカデのように見える。この刀を貸して頂けたということは百足様も自分を認めてくださったのだろうか。
昔やられかけた時とは違う。術等も、苦手だが必死で覚えた。
ポロを殺そうとしたこと、ことねちゃんを攫おうとしたこと、そして婆様の目玉のお礼をしなければならない。刀と鞘の籠の近くによってきた霊が消滅していくのを見ながら覚悟を決めた。
これが完結したらコープス編かSIREN編どっちやろうか悩み中
やるなら別枠で立てます。
夜半ででてた男の人はどうなったのか?
夜廻の小説読めばわかるよ!