読多裏闇です。
前回より投稿が遅れた原因なのですが、私のスペックが低かったのが原因です。
前回、投稿に当たり読み直しをする事を提案して下さった方がいらっしゃったのですが、大変もっともなご指摘にもかかわらず実践すると修正作業が終わらなかったり、文章そのものが修正前の原形とどめてなかったりと、本来何が書きたかったのかが分からなくなったりなど盛大な迷子をしたあげく、時間ばっかり過ぎるという雑魚さを露呈する結果となってしまったという流れです。
今後なのですが、このままだと投稿遅すぎゴミ作者が完成するどころか、私の文章力では直したところでたかがしれてますので細々なおしてる時間はさっさか続きを書いた方がお待たせもしませんし書いた数分多少は成長できると思いますので(出来るはずきっとめいびぃ)更新しつつ徐々にレベルを上げていければと思います。
ですので、毎度の事ながらになりますが疑問、ツッコミ、指摘、やらかしてんぞタコ作者等の貴重なご意見お待ちしております。蓑虫レベルでの成長スピードではありますが糧とさせて頂きます。
「今年もまた、あのバカ騒ぎの一週間がやってきた。」
渡辺先輩が少し引き締まった目を皆に向ける。
“バカ騒ぎ”と言えば聞こえは可愛いものだが、起こる事象は魔法が飛び交う大乱闘が発生する場合すらあるものであり、非常に危険極まりない物の事を指しているだけに笑えない。
そのバカ騒ぎ事“部活の新入生勧誘活動週間”が始まるのだ。
そして、俺が何をしているのかと言うと。
「今年は幸い、卒業生分の補充が間に合った。
紹介しよう、立て。
1ーA の比企谷八幡と1ーEの司波達也だ。」
早速、扱き使われることと相成っていた。
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魔法科高校においての新入生勧誘活動は“魔法競技”と言う存在がある以上、成績上位者の争奪戦である。どの部活も優秀な魔法技能者を迎えるべく過剰な勧誘が各地で多発しており、風紀委員の仕事としてはその“やりすぎた勧誘活動”を取り締まるのがメインだ。
本来ならば“行き過ぎた”と言っても普通の高校生の馬鹿騒ぎで済むが、ここは魔法科高校。魔法競技系クラブの勧誘にはもちろん、デモも含めた魔法の披露も学校公認で行われている。
要するに本来構内では携帯しないはずのCADをデモに使用するためと言う理由で所持し、実質フリーパスで使用可能と言う無法地帯が完成する。
これに対処しなければならないのだから風紀委員がいかに大変かがご理解いただけるだろう。新入部員確保のためにはっちゃけてる魔法が使える馬鹿を力技で黙らせろと言っているのだから頭が痛くなってくる。
そして何より頭が痛くなってくるのは。
「助けて八幡さーーん!!!!」
「目の前でクラスメイトが拉致られていくのを目撃したから助けに行かないといけない事だな。」
俺、拉致現場を直接見ることになるとは夢にも想ってなかったよ?しかも校内で。
ともかく、追わないと行けない。拉致られたのはほのかと雫だ。拉致った人間は空飛ぶボードに乗っていたからそう言う空中スノボみたいな種目でもあるのだろう。
俺は自分にかかる重力の指向性をいじり飛び上がるように追いかけつつ見回りをする風紀委員全員に配られる通信機を操作した。
「勧誘目的と思われる生徒が空飛ぶ板のようなものに乗って女生徒を拉致して行く所を目撃。こちらは現在正門前のロータリーから学校裏の方向へ移動中のその違反者を追っています。
人数が多いため応援をお願いします。」
まぁ、報告はこんなもんだろ。それに追いついたし。
「げ、もう追いついてきた!?」
拉致った生徒は焦った声で加速する。
これ以上逃げられるのも面倒だし止めるか。
八幡が魔法を発動した。
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〜雫side〜
八幡は風紀委員の仕事で今日は一日忙しそう。でも、達也さんが言うにはあちこち見て回って監視するのがメインって言ってたし、誘ったら一緒に見て回れるかもしれない。
そう思ってほのかと八幡を探そうとしたが思った以上に想定が甘かった。
「先輩方に合うたびに勧誘されて身動きが取れないよ・・・。」
「予め八幡がどこに居るのか聞いておけばよかった。」
そう、八幡とアポイントを取ることを忘れていたため合流が出来ないどころか新入部員獲得リストに私たちは名前が乗っているらしく出くわすたびに追い回されるのだ。
これは本格的に面倒。八幡は風紀委員だし、この場合は連絡入れて部活回り手伝って貰うのも良いよね?護衛的意味で。
「八幡に連絡取ってみる。」
「八幡さん電話でないって言ってなかった?」
「達也さん経由でかけたら結構な確率ででるみたい。
私だとでないけど。・・・・・・八幡の馬鹿。」
そうして八幡に合流したい旨を達也に伝えて貰った私とほのかは待ち合わせ場所に行った。
・・・たどり着けなかったけど。
「助けて八幡さーーん!!!!」
びっくり。拉致られるってこういう感じなんだね。
私たちは合流直前に八幡の前で拉致られた。流石に拉致られた事にはびっくりしたけどほのかがテンパってるせいで案外冷静でいられる。八幡が追っかけてきてくれてるから多分大丈夫だし、本気で逃げようと思ったら多分逃げれるし。
それにこれ、バイアスロンのボードかな?結構面白s・・・。
「キャッ!!!???」
ほのかが空中に投げ出されているのが見える。と言うか私も投げ出されてるんだけど。
このまま落ちると怪我するけど、これは八幡の魔法の結果だから多分怪我しないんじゃないかな・・・。
案の定と言うか予想通り一向に地面に打ち付けられる感覚がない。ふわふわと軟着陸をした私達と違い私達を拉致した先輩方は地面に寝そべって呻いていた。
「大丈夫か?雫、ほのか。」
「は、はい。大丈夫です。ありがとうございます、八幡さん。」
「私も大丈夫、ちょっとびっくりはしたけど。
ねぇ八幡、さっきの魔法はどういう原理なの?最後のは落ちるスピードが落ちたから重力軽減系だと思うんだけど。後、この人たち大丈夫?」
私達をさらった人は現在八幡の魔法で床に押し付けられているのか立てないみたい。多分八幡が魔法かけてるんだと思うんだけど・・・。さっきの空中に飛ばされた魔法はボードに直接干渉したなら相当事象干渉力がないと出来ない芸当だし。あんな速度で撃てるようなものじゃないと思うけどどうやったのかな・・・?
「比企谷!状況は!?・・・・・・って捕縛済みか。応援要らなかったんじゃないか?
これはこの前の重力操作の応用か?」
「渡辺先輩っすか。どっちにしても捕縛後の対応は1人では無理ですよ。
この魔法は単純に重力重くしてるだけですよ。」
「あの、もう逃げないからそろそろ助けてっ・・・・・・」
八幡、明らかに存在忘れてた顔してる。これ結構維持するの大変だと思うんだけど・・・。
八幡が魔法を解除したみたいでバイアスロン部の人?が起き上がった。動けないレベルの重力って結構しんどいと思うけど大丈夫かな・・・。
その後、どうやら私達をさらったのはバイアスロン部のOGだったみたいで、渡辺委員長が連行していった。連行されるとき「こんな風紀委員の新入生チートだ!!」という叫びに「私より強いからな。」と言う在校生が聞いたら真っ青になりそうなやりとりをしていたのはご愛嬌なの・・・かな?
深雪が言ってた模擬戦の話は本当だったんだ・・・。
「八幡さんさっきは本当にありがとうございました。」
「ありがとう、八幡。」
「大したことじゃない。お前らは被害者だしな。
これ以上巻き込まれるのも面倒だろうし行き先までついてくわ。護衛って言えば公的にサボれるしな、元々その予定だったし。」
八幡はなんだかんだ言いながらも優しいよね。後、あんまり強さに胡座をかかないのが不思議。普通あれだけの力があったら驕りや優越感が出るものだと思うけど。もしかしたらそこが八幡の強さの秘訣だったりするのかな。
「それより八幡、さっきの魔法、どうやったの?渡辺委員長は重力操作とか言ってたけど。」
「そんな凄いものでもないぞ?エリア内にかかる物質の重力を増加させたり減らしたりする領域干渉魔法だ。雫達が投げ出されたのも落ちるのが遅かったのもボードの高さ以下の部分だけ重力加速度を増加させてそれより上は減らしただけだ。」
「地球の引力に領域干渉魔法をかけたんですか!?」
領域干渉魔法ってそんなにさらっと出来るものじゃないと思うんだけど・・・。それに、その魔法のかけ方だと2つの領域干渉魔法を使ってることになるんだけど。あ、でも第八研究って確かそっち系だったような?
「もしかして、実家の得意系統だったりするの?」
「お、知ってるのか?すげえな。
八幡家を含む”第八研究所”は「魔法による重力、電磁力、強い相互作用、弱い相互作用の操作」を研究目的にしてるからな。」
流石は八幡家、と言うよりは八幡が凄いだけな気もするけど、得意魔法だとなおの事凄い。九校戦とか凄く活躍しそう・・・。
まぁ、それはともかく。
「じゃあ八幡、バイアスロン部見に行きたいんだけど、エスコートお願い。」
「ほいよ。エスコートって言えるほどの物は出来んがな。」
私の目標はまだまだ底が見えないな。
前書き長いわタコ作者等、ツッコミがあるかと思われますが盛大に感想欄にてツッコんで頂いて構いませんので感想の方、よろしくお願いします。
私の文章作成能力が追っ付くまではどっせーいな投稿が目立つかと思われますが、マダマダザコインダナと思って生暖かく見守っていただければ幸いです。