俺ガイルの歴史を魔法科高校的に再構築したものになりますので、俺ガイルのストーリーを知っている方が分かりやすいかと思います。
また、まだまだ表現力が追い付いていない部分がやはりあるかと思われますので、質問、疑問点、矛盾点、やらかしてるぞタコ作者!等ございましたら感想の方にお願いいたします。
目的の店に着くまでにとりあえずの軽い自己紹介は終わった。達也の言っていた面子のほかに西城レオンハルトと言う男子生徒が増えていたが自己紹介の折“達也の友達(ダチ)”と言っていた事に加え、今回のゴタゴタの当事者であることも考えれば話しておいて損は無いだろうと頭の中で結論付けた。
一行は無事言っていた店に到着。飲み物も行き渡り俺が立ち上がったところで西城ことレオ(レオと呼んでくれとゴリ押された)が待ったをかける。
「話の腰を折るようで悪いんだが、昨日の事件とやらについて聞いてもいいか?どうやらここに居る全員昨日何かしらあったみたいだが俺は今日が初顔合わせみたいなものだからな。
なんか胸糞悪いことがあってそれについての状況説明をする、とは聞いてるんだが?」
その顔には着いては来たが場違いならこのまま帰ってもいいが、居ても良いのか?と言うのを言外に含んでいた。
「今日のゴタゴタだけで昨日の事件がどういう感じだったのか何となく察せるだろうが、今日のゴタゴタにもあいつら介入してきたからな。一通り説明させてもらう。ほかのみんなも半分しか知らないしな。」
俺、達也、深雪は昨日あったことに加え、それが今日介入してきた葉山、雪ノ下、由比ヶ浜であることを伝え共有した。
「なるほど大体わかった。で、今からなんでそう目の敵にされてるかの説明をしてくれるって感じか?」
「大まかにはその通りだ。」
レオは理解が早くて助かるな。
「ちょいと疑問なんだが、聞く限りだと単純に仲が悪いからどーのって説明して詳しく語らなくてもよかったんじゃないか?」
「普通ならそう対応するところなんだが、ことがちょっと面倒でな場合によっては厄介ごとに巻き込んでしまいかねないんだ。だから自衛の為にというのも含めて知っておいてほしいという感じになる。」
この一言で少し場の空気に緊張が走る。
「そこそこ大きな蛇が出てくるって思っておけばいいのか?」
「まぁそう認識しておいてくれりゃ、たぶん問題が無い。
質問その他は適宜受け付ける、が。」
そこで話し始めていいかどうかを問うように周りを見渡す。
その後問題ないと判断し話し始めた。
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「じゃあ、まずは俺の事を知ってもらうことから始めることにするか。
俺は比企谷八幡だ。そこに居る司波兄妹の従兄妹にあたる。
そして例の葉山、雪ノ下、由比ヶ浜とは中学の同級生で、雪ノ下、由比ヶ浜とは同じ部活に所属していた、と言う間柄だ。」
ここで少し口を湿らせる。少し緊張していたようだ。
「この部活動と言うのが“奉仕部”と言っていわばボランティア部の亜種のようなものだ。」
「亜種・・・?」
当然の疑問だろうほとんどの人間が疑問を持っているようだ。
「簡単に言えば誰かを助けるのではなく自立を促す。飢えるものに魚を渡すのではなく魚の釣り方を教えるというのを指針にしたボランティアもどきと考えてくれればいい。」
「まともな理念じゃない。とてもあのお高くとまったのが所属してたとは思えないわね」
まぁ、今のあれ見たらそう見えるかもな。あれでも部長だが。
「とまあその部活なんだが、まぁ諸々あったがまぁうまくいっていたんだがとある事件があってちょっと内部分裂した。まぁ俺含めて3人しかいない部活で俺が抜けたって話なんだが。」
ここまではいいか?と見渡し問題が無いようなので続ける。
「事件と言っても要するに部に持ち込まれた依頼だ。内容的には恋愛相談だな。」
「すごく中学生らしい可愛らしい依頼に聞こえるんですが・・・?」
光井の感想はもっともだろうな。この続きが無かったら。
「細かい内容は省くがまぁその時にやった解決方法があの二人には不服だったらしくてな。そこから喧嘩別れの状態になってる。」
「そこは省くんだ。」
「俺があいつらに嫌われてるって事実以外はあんまり関係ないからな詳しいことが知りたかったら後で深雪あたりに聞いてくれ。」
エリカのツッコミに答えつつ次の話に移る。
「そこで俺は奉仕部を実質退部したんだがその後奉仕部に面倒な案件が舞い込んだ。
内容っていうのがとある女生徒が嫌がらせで生徒会長に立候補させられるって言う意味が分からない事件だ。」
「させられる・・・?」
北山が首をかしげて疑問点を示す。
「うちの学校の生徒会長出馬には20人の推薦人が必要なんだがこれを勝手に集めて本人の了承もなく出馬させてしまったんだ。これが所謂推薦としての行動ならまだ救いがあったんだが完全に嫌がらせの為に行われた節があってな。」
「えげつねーな、おい。」
ほんとマジでそれ。あの時あいつどんだけ敵居たんだ?小町と水波以外の女子ほとんどか・・・?
「で、どうにかならんかって奉仕部に依頼が入ったみたいなんだがろくな案が出なくてな。
で、その出馬させられた子が実は俺の再従妹の親友で、その伝手で俺に助けを求められたんだわ。」
水波の頼みなら断れない。小町の頼みと同じレベルでの最優先事項だ(きりっ
「その依頼自体はまぁ、とりあえず丸く収める方向に持って行ったんだがそのゴタゴタが新たな問題を呼ぶ結果になった。」
「問題ですか?」
美月の問いかけに答える形で情報を補足していく。
「ここで言ってなかったがその選挙に出馬させられた子について少しふれておきたい。そもそもこいつの性格がこの騒動のきっかけになったんだがそれよりも重要なのはあいつの家だ。
名前を聞けば伝わるだろ。“一色いろは”それがこの騒動の被害者だ。」
「それ、あの“一色家”の次女?」
北山の質問に首肯する。
「そうあの師補十八家の一色家の次女だ。
追加であの葉山なんだが皆もうすうす察していると思うがあの“葉山家”だ。」
ここで「やっぱりかぁ」と言う空気が流れる。まぁ、あの面倒くささに葉山となれば頭に挙がってくるか。
実は葉山家は魔法師社会でそこそこ有名だ“あまりよくない意味”で。葉山家は元八山家であり、いわゆる数字落ち(エクストラナンバーズ)なのである。
問題は、この葉山家、落ちたことに未だに不服さを感じているようで数字付き(ナンバーズ)に返り咲こうとあの手この手で謀略を働かせているのだ。場合によっては度が過ぎるレベルで。
「ここで面倒なことに葉山本人は一色いろはとそこそこ交流があってな。具体的には同じ部活に所属していたんだが、一色の問題を解決するにあたって一色を生徒会長にしてしまった為部活は実質的にやめてしまったっていうのもあるが一番の問題は一色の父ちゃんだ。」
「お父様となると一色家当主ですか?」
北山がそういえば、と。
「確かすごく親馬鹿で娘たちを溺愛してたような?」
「お、知ってるのか?」
「うち主催のパーティーに来たことがある」
しれっとパーティーって・・・。雫の実家もそこそこすげえ家っぽいな。
「北山の言った通りでこの事件を知った当主がガチでキレてな。文句を言おうとしたらしいんだが、問題そのものも一応は解決しているってんで今から引っ掻き回すのも本意じゃないって言う部分は良いんだが、その後言い出したのが何故かクレームじゃなくて俺への感謝だったんだわ。」
「ん?それって八幡に“一色家当主直々に感謝の意を表明した”って事か?すげえじゃねえか!
・・・・・・だが、なんかその後の流れが見えてきた気がするぞ。」
皆もなんかひきつった笑みを浮かべている。みんな察しが良いな。
「まぁ、何となくわかったと思うがこれを葉山は“一色家に取り入った”と認識したらしい。そもそも、葉山自体、一色家に取り入れないかと画策していたみたいだから目の前で獲物がかっさらわれたとでも思ったんだろ。
追加で雪ノ下達もそう認識したようで元々一色家と仲が悪い雪ノ下家としても明確に敵対したというわけだ。」
「あ、やっぱり雪ノ下さんってエレメンツの・・・。」
やっぱり?
「ほのかの家も光のエレメンツの家系。やっぱり“あの”雪ノ下家であってたんだ。」
そういうことか。友達にエレメンツが居たなら北山がとっさに思い出せたのもうなずける。
「少し速足だったが俺とあいつらとの関係のおおまかな説明はこんな感じだ。質問とかあったら受け付ける。」
聞いた内容を反芻しているのだろう。
「しかしあれですね。雪ノ下家と八幡さんの確執ってあの事件を連想させます」
「あの事件って?」
話があらかた纏まったからだろう。美月が連想ゲームの気分で歴史上の事件を思い出す。
「師補十八家であった八幡家が雪ノ下家の謀略で滅びその末裔は雪ノ下家に復讐の機会を伺っている・・・って話。エリカちゃん聞いたことない?」
「あぁ、私たちが子供の頃衰退した八幡家の都市伝説ね。
美月そういうの好きなの?」
そんな都市伝説になってるのか。知らなかったな。・・・・・・コラそこ、都市伝説教えてくれる友達が居なかったとか言わない。
・・・・・・居ないけどさ。
さて、これ以上は深雪が限界だ。止めに入るか。本日最大の蛇携えて。
「いや、狙ってないぞ?」
「・・・・・・どういうことだ?」
一瞬の静寂ののち、問いかけられたレオの質問に答える。
「だから、八幡家は復讐とか考えてねえよって話。」
「・・・え、まさか八幡さん本当に?」
光井の言葉に静かに首肯し言葉を紡ぐ。
「俺の親父は八幡家次期当主になるはずだった人だ。まぁ、事件が事件だったからな、今は母方の苗字で通してる。」
八幡家の滅亡は魔法師社会的にも大きなニュースだし概要ぐらいはみんな知っているのだろう。
それぞれでうまく消化しようとしているのが伝わってくる。
「じゃあ達也さんたちも?」
「いや、達也たちは母方の従兄弟だからな。八幡家とは関係ない。」
北山のこの質問以降、返答が難しくなったのか静かになる。
まぁ、こんなもんだろう。とりあえずはこれより先は個々人の問題だな。
「と言うわけで俺が言いたいのは俺が八幡家の人間だったって事実を恐らく雪ノ下家は掴んでて、警戒してる可能性が高いって事も含め、俺って存在が結構面倒なことに巻き込まれてるから同じように巻き込まれないように気を付けてくれってことなんだが・・・。」
伝わったか?
「・・・まぁなんだ。予想より蛇がでかくてビビったぜ。だがそういう事情なら納得だ。何かあったらいくらでも頼ってくれ!」
「あのいけ好かないのが敵なのは分かり切ってるしむしろ納得って感じかしら?そういう面白い面倒事は大歓迎よ。」
「八幡さん!私たちは味方ですからね!!」
「そうですよ!聞く限りだとほぼほぼ八幡さんがとばっちりを受けているようにしか聞こえませんし。」
「とりあえず目下、八幡が困ってることってあるの?」
口々に言われる予想の斜め上の感想に困惑しつつ言われた北山の質問。
「とりあえずは特には?あいつらが面倒くさい程度だが、これは北山が気にする事じゃないしな・・・?」
「分かった。何か困ったことがあったら何でも言って。
後そろそろ雫って呼んでほしい。他人行儀。」
少し不機嫌そうなオーラを醸し出しつつ八幡をみる北山。
いやなんでそんなにアグレッシブなん?
「いやそれはアレがコレでな?」
「いやどれよ。」
うぐっ。
「と言うかこんだけぶっちゃけたなら仲間も同然でしょう?ここに居る面子ぐらい名前呼びしなさいよ。」
「・・・・・・前向きに善処するわ。
じゃなくて良いのか?友人選ぶならもっとまともなの探した方が良いぞって伝えたつもりだったんだが・・・?」
この発言に場の空気が非常に白けた気がした。
あれれーおかしーぞー??
「ねえ達也君、こいつって基本こんな感じなの?」
こんな感じってどんなだよ。
「八幡にはよくわからない孤独癖と言うか、自分がボッチであることにポリシーを持ってる節があってな。自分の中の友達の定義のハードルが異様に高い。」
「それに加えまして他人の好意を素直に受け取れない性格なのが尾を引いて割と友人は少なくはないずなのですがいつまでもボッチだボッチだと・・・。そもそも、私やお兄様だって定義としては友達に分類されるはずなのですが・・・。」
「いや、お前らは家族だろ?」
あぁ、なるほどこういう感じか~的なムードに包み込まれる。
と言うかやめてくれ。こっちを見ないで。そんな可哀想なものを見る目でこっち見たら八幡死んじゃう!!
「まぁなんだ、八幡。ここに居る面子は友達だ。
何がお前をそうさせちまったか知らないが、それは保証できるからゆっくり慣らしていこうぜ。」
レオは八幡の肩を叩きつつ語り皆も頷いていた。
・・・・・・八幡そろそろ泣くよ?
一応、これで思惑通り事は進んだし“真夜叔母さんの依頼”も完遂したと思っていいだろう。
だが俺はそれ以上のものを手に入れられた気がしたが納得したくないという自分がどこかにあり、心の中を整理するのに非常に苦労した。
気持ち長めでしたが会話文が過多で大丈夫か少々不安な作者です。
言い合いや議論の地文って難しい・・・。
どうやら週間ランキングにもランクインしていたようで、喜びがやっと驚きに追い付いてきた、と言う感じの作者です。
今のところなんとかストーリーにまとめあげるのに必死な現状ではありますが、完成した作品を少しでも楽しんでいただければ幸いです。
感想等来る度に励みとなっております。ツッコミ含めて非常に助かっておりますので、よろしければ一言お願いいたします。