ELSとの対話を終え、今では様々な場所で活躍していた。
『刹那、これを見てくれ』
刹那の愛機であるクアンタには、ヴェーダの小型ターミナルユニットが搭載されており、ティエリアと会話していた。
「どうした、ティエリア?」
『次の量子テレポートの座標のことだ。』
「何か問題があったのか?」
『いや、座標は数値として出ている。だかその座標に該当する宙域か存在しない。』
「だが転移はできるんだろう?念のためにプトレマイオスに戻って、装備を整える」
『了解。GNソードピット展開、量子ゲート形成。量子テレポート開始』
クアンタは、量子と化し姿を消した
◆◇◆◇◆
プトレマイオス内では、久方ぶりの刹那の帰還と共に、ダブルオークアンタの改修が行われていた。
新しくクアンタには、右肩に新しくGNソードIVフルセイバーがマウントされ、GNドライブもGN粒子の供給が不要となっていた。
『改修が完了したぞ、刹那』
『第三ハッチオープン、ダブルオークアンタフルセイバー発信準備』
「了解」
『リニアボルテージ上昇、730を突破、射出タイミングを刹那・F・セイエイに譲渡します』
「了解、ダブルオークアンタフルセイバー、刹那・F・セイエイ、出る!」
プトレマイオスから緑色のGN粒子を放出しながら、クアンタが発進した。
『GNソードピット展開、量子ゲート形成。量子テレポート開始』
そして、クアンタはそこから姿を消した
◆◇◆◇◆
「量子テレポート完了。…この宙域は?」
『待ってくれ、検索開始……、終了。やはりデータに存在しないエリアだ』
分かることは一面が真っ暗で、宇宙空間だということだけ。
「ティエリア、一番近い知的生命体の住む惑星はわかるか?」
『ああ、ここから約6光年先に惑星が存在している』
「わかった、直ぐに量子テレポートを開始する」
◆◇◆◇◆
「…、惑星ラグナ上空にデフォールド反応…ってあれ…?」
「どうした?」
「いえ、デフォールド反応があったんですが、そこからデフォールドしてくる機体の反応がないんです。」
「誤作動じゃないのか?」
「そうなんですかね…?」
◆◇◆◇◆
『危なかったな、刹那。』
「ああ、この惑星周辺全体にレーダーが撒かれていたとは…。直ぐにGN粒子を散布をしたため、発見はされていない筈だ」
『念のためだが、外部迷彩皮膜を使って侵入する』
「わかった、GNフィールド発生開始、大気圏に突入する!」
◆◇◆◇◆
『刹那、惑星のネットワークに侵入してしらべてみたんだが…』
「どうした、やけにハッキリとしないな…」
『信じられないがどうやら違う世界、平行世界に来たらしい…』
「何…?」
クアンタのコックピット内に、次々と様々な情報がディスプレイに、表示される。
だがどのディスプレイにも、自分が知っている情報ば無かった。
「これは、かなり異質な歴史だな。しかも…」
刹那の目には歴史の中にある、様々な大戦を解決した過程の情報だった
『全ての大戦に必ず
「歌、か…」
刹那の脳裏には、誰よりも平和を願った女性が子供達と一緒に歌う光景だった
『現在、様々な惑星でヴァール
「戦術音楽ユニット『ワルキューレ』か…」
ディスプレイにはワルキューレが歌っている動画かあった
「『生体フォールド波を伴った歌声でヴァールの鎮静・予防が可能、しかし、根本的な解決には至っていない。又、録音やデータ化した音声では生体フォールド波の効果が激減する。』だから直接歌を聞かせないといけない、か。」
『この惑星ラグナは、丁度ワルキューレの本拠地らしい。』
「どちらにしろ、情報は必要だ。街に行ってみる。」
『クアンタは海底に沈めておく。呼びかければすぐに出れるからな』
「わかった」
◆◇◆◇◆
「大きいな…」
刹那の視線の先には超巨大な建造が建っていた
「ティエリア、あれは一体?」
耳に掛けているインカムに話しかける
『あれは『マクロス・エリシオン』という800m級の戦艦らしい。ワルキューレを護衛する『Δ小隊』の母艦でもあるようだ』
「そのΔ小隊はラグナにいるのか?」
『いや、今は任務で別の惑星にいるみたいだ』
「任務…ワルキューレの護衛か?」
『ああ、ここから約30光年離れた惑星アル・シャハルに行っているようだ。その惑星では
「その惑星の座標うデータはわかるか?」
『…ん、ああ、わかるがいくのか?』
「実際にヴァールが発生するのを見ておきたい。それに…」
『
「ああ。」
『了解した。すぐにわかるから戻ってきてくれ、刹那。』
刹那は自分が歩いてきた道を戻っていた
◆◇◆◇◆
「これは…」
『予想よりも酷いな』
クアンタのカメラに映る映像には、
しかしながら、彼らを止めようとしている者達もいるようで
「あれが戦術音楽ユニット『ワルキューレ』か。」
硝煙漂う場所でさえも、歌を歌っていた。直接狙われている者もいるが護衛のΔ小隊が、敵の武装を破壊するなどして無力化していった。
次第に暴走していた機体も沈静化し、騒動も落ち着いていった。
「介入する必要は無さそうだな」
『…いや、そういうわけにもいかないようだ。』
「どういうことだ?」
それに答えるようにカメラは違う方向を向いていた。しかしそこには何も映ってはいなかった。だがしばらくすると、空間に穴が開き五機の
そしてそれらは、惑星の防御陣を突破しアル・シャハルに突入していった。
「今のは敵か?」
『恐らくな…そして敵の目標は』
『「ワルキューレ」』
「数の差もあるが、技量もある」
『どうするつもりだ?』
「決まっているだろ。…これより軍事介入を開始する。」
『了解。大気圏を突破次第、介入を開始する。』
クアンタはGN粒子を纏いながら、アル・シャハルへと侵入した
◆◇◆◇◆
惑星アル・シャハルでは、先ほど現れたUNKNOWNへの対処に追われていた。
しかし、それでも完全に防ぐ事はできず一機逃してしまった
『カナメさん!スマン一機逃した』
「皆、気をつけて!!」
通信を受け取った赤髪の少女は、直ぐに知らせた。
しかし敵は待つこと無く、無情にもミサイルを放った。
ほぼ全てがワルキューレをロックしており、直撃は免れなかった。シグナスによるピンポイントバリアも張ったが被害無しで済むとは思えなかった。
彼女たちも含めて目を逸らし、衝撃に観構えた。
しかし、目を逸らしていたため誰も気付かなかった。
◆◇◆◇◆
ワルキューレside
ダメだと思った。ミサイルは私達目掛けて放たれていた。
レイナはマキナが覆いかぶさり、美雲とわたしは衝撃に備えていた。
だけどいつになっても衝撃は来なかった。
目を開けてみるとそこには、青と白を基調とした機体があった。
「これって新型?でもバルキリーや、他のにも似てない…」
マキナが、呆然と呟いていた。
他のみんなも突然のことに驚いていた。
『おい、大丈夫か?』
機体から男性の声が聞こえてきた
「ええ、大丈夫。でもあなたは一体…?」
『それは後だ。それよりもヴァールを止める事はお前達しかできないだろ。』
その言葉に全員が我に返った
『俺は敵を倒す。その間にヴァールを早く止めてくれ』
そう言い残すと、その機体は緑色の粒子を撒きながら敵へと向かった。
「何をしているのかしらリーダー?」
「美雲…」
「早く私達の仕事をするわよ」
「うん!色々あの機体に聞きたいことあるしね♪」
「同感」
マキナもレイナもやる気に溢れていた
「そうね、私達もやるべきことをしましょう!」
そして私達は再び歌い始めた
◆◇◆◇◆
Δ小隊side
オイオイ、何だよあの機体は…
『隊長!今の機体…』
「ああ、明らかに
デフォールド特有の穴も、開かなかった
『見間違いじゃなければ、何かの粒子が
『隊長!あれは敵なんですか?!』
「さあな、俺にも分からん!だがワルキューレを守ったんだからとりあえず味方だと考えろ!」
『『了解!』』
『ウーラサ!』
◆◇◆◇◆
クアンタside
『良かったのか、刹那?奥の手を見せて』
「幸い気付いたのはごく少数だ。それに」
刹那の目には、先程助けた少女達が再び歌っていた。
「彼女たちに死んでもらっては困る」
『なるほど。さてそれじゃあ…』
「ああ、これより作戦行動を開始する!」
戦場に緑の粒子が舞う…