9人の少女と生き別れた姉弟   作:黒 雨

11 / 70
皆さんこんばんは、黒雨です。
凄くどうでもいい話ですが、十数年ぶりにロックマンエグゼをやったら昔やってた頃より面白く感じ、最近はよく遊んでいます。
それではどうぞ!


新理事長

休み時間、生徒会室に向かっていると、理事長室の前で何かを考え込んでいるダイヤさんがいた。

 

 

「ダイヤさんどうかしたんですか?」

 

 

「ピギャ!?祐さんでしたか。驚かさないでください」

 

 

「別に驚かしたつもりは無いんですけど。それより理事長室の前で何してるんですか?」

 

 

「実は、先程から理事長室から声が聞こえるのです。まだ理事長が在任していないのに」

 

 

そうだった。確か鞠莉さんが理事長だということはまだ僕以外誰も知らないんだった。

 

すると、理事長室から、

 

 

「え?新理事長?」

 

 

という声が聞こえてきた。

 

中を確認しようとダイヤさんは理事長室のドアを少し開けて覗いた。僕も一緒に覗いてみると、中には千歌ちゃん達と鞠莉さんが会話していた。

 

 

「何故鞠莉さんがここに!?それに新理事長ってどういう事ですの!?」

 

 

とダイヤさんが小声で僕に尋ねてきた。もう隠す事は無いと思った僕は全てを話した。

 

 

「どうやら留学を早く終えて帰ってきたみたいですよ。新理事長の理由は分かりませんが」

 

 

「そんな・・・・・・。それじゃあの時の果南さんの行動はどうなるのですか!?」

 

 

「それは・・・・・・」

 

 

と僕達が外で話してるうちに、中では話が進んでいた。

 

 

「YES!でもあまり気にせず気軽にマリーって読んでほしいの」

 

 

「でも、」

 

 

「紅茶、飲みたい?」

 

 

「あの~新理事長」

 

 

「マリーだよ~」

 

 

「マ、マーリー・・・その制服は?」

 

 

「どこか変かな?三年生のリボンもちゃんと用意したつもりだけど~」

 

 

「理事長ですよね!?」

 

 

「しかーし!この学校の三年生。生徒兼理事長。カレー牛丼みたいなものね!」

 

 

「例えがよく分からない・・・・・・」

 

 

「分からないの!?」

 

 

外から聞いていたダイヤさんは、

 

 

「・・・もう我慢の限界ですわ!」

 

 

と言って少し開けた理事長室のドアを完全に開けて理事長室に入って鞠莉さんに近づき、

 

 

「分からないに決まってます!」

 

 

と鞠莉さんに顔を近づけて指摘した。

 

 

「あちゃ~これじゃ隠れて聞く必要ももう無いな。」

 

 

と思い、僕も理事長室に入った。

 

 

「生徒会長。それに祐君も」

 

 

曜ちゃんは僕とダイヤさんが入って来た時にいち早く気づいた。

 

 

「OH~♪ダイヤ久しぶり~随分大きくなって~。」

 

 

「触らないでいただけます?」

 

 

再会を喜ぶ鞠莉さんに対して、素っ気ない態度をとるダイヤさん。

 

 

「胸は相変わらずね~。ユウもそう思わない?」

 

 

と鞠莉さんはダイヤさんの胸を触りながら僕に尋ねてきた。

 

 

「聞こえな~い。聞こえな~い」

 

 

僕は耳を塞ぎながら後ろに振り向いて答えた。

 

 

「やかましい!・・・ですわ」

 

 

と顔を赤らめて怒るダイヤさんに対して、

 

 

「It's joke」

 

 

と鞠莉さんに反省の色は無い。

 

僕は久しぶりに二人のやり取りが見れて少し嬉しかった。

 

 

「全く、一年の時にいなくなったと思ったらこんな時に戻って来るなんて一体どういうつもりですの?」

 

 

「シャイニー!あっ、ユウは紅茶飲む?」

 

 

「じゃあ貰おうかな」

 

 

鞠莉さんはダイヤさんの話を全く聞かずにカーテンを開けた後は、僕に紅茶を入れてくれた。

 

 

「人の話を聞かない癖は相変わらずのようですわね?」

 

 

「It's joke」

 

 

やっぱり鞠莉さんには反省の色が全く無かった。

 

 

「まあまあダイヤさん落ち着いて」

 

 

「これが落ち着いていられますかって何で祐さんはひと息着いているんですの!?」

 

 

「鞠莉さんが紅茶を入れてくれたからお言葉に甘えて。ありがとう鞠莉さん。美味しかったよ」

 

 

「フフ♪どういたしまして♪」

 

 

「とにかく、高校三年生が理事長なんて冗談にも程がありますわ!」

 

 

「そっちはjokeじゃないけどね」

 

 

と言って鞠莉さんは僕達に一枚の紙を見せて来た。

 

 

「これは・・・・・・」

 

 

「私のホーム、小原家のこの学校への寄付は相当な額なの」

 

 

「嘘・・・・・・」

 

 

「そんな・・・何で?!」

 

 

それをみた僕達は驚きを隠せずにいた。

 

 

「実はね、この浦の星にスクールアイドルが誕生したという噂を聞いてね」

 

 

「まさかそれで?」

 

 

「つまり鞠莉さんの目的は・・・・・・」

 

 

「そう、ダイヤに邪魔されちゃ可哀想なので応援しに来たのです」

 

 

「本当ですか!?」

 

 

と千歌ちゃんが反応した。

 

 

「YES!このマリーが来たからには心配ありません。デビューライブはアキバドゥームを用意してみたわ」

 

 

と言ってアキバドームの画像を千歌ちゃん達に見せた。

 

 

「そんな!いきなり・・・」

 

 

梨子ちゃんは戸惑っているが、

 

 

「奇跡だよ~!」

 

 

と千歌ちゃんは歓喜に満ち溢れていた。

 

 

僕は鞠莉さんに、

 

 

「もちろんjokeですよね?」

 

 

と尋ねた。

 

 

「YES.It's joke」

 

 

「Jokeのためだけにわざわざそんな物用意しないで下さい」

 

 

とさっきまで歓喜に満ち溢れていた千歌ちゃんのテンションが急激に下がっていった。

 

 

「アキバドゥームは用意してないけど、ステージは用意してあるわよ。今から行きましょ」

 

 

と言って鞠莉さんは千歌ちゃん達を連れて理事長室を後にした。

 

 

「・・・・・・この事を姉さんには僕から伝えるよ」

 

 

「えぇ。すみませんがよろしくお願いしますわ」

 

 

と決めて僕達も理事長室を後にして生徒会室へ向かった。

 




ありがとうございました。
評価、コメント、誤字などがありましたらお願いします!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。