話を続けていると、新しいタグを加えるべきか悩んでいる時があります。
それではどうぞ!
「やっほー!!」
「眩しい!!」
目を覚まして外に出ると、暑く照らす太陽の下、Aqoursの皆がそれぞれ海を満喫していた。
「結局、遊んでばかりですわね」
ダイヤさんは少し不満そうだった。
「まぁいいじゃないですか。せっかくの夏休み始まったばかりなんですし。それにダイヤさんも朝4時に来れなかったじゃないですか」
「そうずら。朝4時はマルと祐さん以外誰もいなかったずら」
「それは・・・申し訳ありません」
「あったりまえよ。無理に決まってるじゃない?」
そう言いながら、善子ちゃんは砂浜で日光浴していた。
「ま、まぁ・・・練習は後からきちんとするとして、それより、手伝いは午後からって言ってましたわよね?確か」
「そうですね。だからこうやって皆、午前中に遊んでるわけですし」
「では私は海の家へ行きたいのですが、どちらにありますか?」
「ダイヤさん・・・何を言っているんですか?海の家なら後ろに建ってるじゃないですか」
僕がそう言うと、ダイヤさんはボロボロの海の家を1度 目視した。
「あ!はて!その店は何処ですの?」
「現実を見るずら」
「う・・・」
花丸ちゃんに言われてようやくダイヤさんは現実を受け入れた。
「ボロボロ・・・」
「それに比べて・・・隣は・・・人がいっぱい・・・」
「都会ずら~」
「ダメですわ・・・」
「都会の軍門に下るのデースカ?」
隣の店に圧倒されてた時、鞠莉さんが皆に尋ねた
「私達はラブライブの決勝を目指しているんでしょ?あんなチャラチャラした店に負けるわけにはいかないわ!」
「鞠莉さん・・・貴方の言う通りですわ!」
鞠莉さんの言葉がダイヤさんの闘志に火をつけた。そして、ダイヤさんの役割分担で千歌ちゃんと梨子ちゃんは宣伝の看板らしき物を被った。
「これ・・・何?」
「それでこの海の家にお客を呼ぶのですわ!聞けば去年は売り上げで隣に負けたそうではありませんか!今年は私達が救世主となるのです!」
「救世主!?」
2人はダイヤさんの言ったことに少し困惑していた。
「ていうかダイヤさんが上にいるけど、いつの間に屋根の上に登ったの?」
「さぁ・・・?」
「果南さん!祐さん!あなた方2人はこのチラシを!」
そう言ってダイヤさんは僕達にチラシを渡してきた。
「商売もスクールアイドルも大切なのは宣伝!」
「はぁ・・・」
「あなたのそのグッラ~マラスな水着姿でお客を引き寄せるのですわ!他のジャリ共では女の魅力に欠けますので!祐さんも!数が多いに越したことはありません!」
「僕はオマケか何かですか・・・」
「まぁそう言わずに、こんなにチラシがあるわけだし、配る人が多くいれば早く終わる事が出来るよ」
「それはそうだけど・・・」
「それでは2人共頼みますわよ!」
ダイヤさんはそう言って海の家へ入っていった。
そして鞠莉さん、曜ちゃん、善子ちゃんは料理担当となった。曜ちゃんが料理が出来るのは知ってるけど、鞠莉さんと善子ちゃんは料理が出来るのか分からない。何だか嫌な予感がしてきた・・・。そんな不安を抱えつつ、僕は海の家のチラシを、手当り次第浜辺の海水浴客に配っていた。残り最後の1枚になって、持ってないひとを探していたら、目の前に藍色の長髪をして麦わら帽子を被った女性が歩いていたので、その人に渡すことにした。
「すいません。今そこで海の家が開店してるんですけど、もしよかったらチラシいりますか?」
その人はチラシを見て、数秒間止まっていた。
「もしかして、聞こえてないのかな・・・?」
すると突然、目の前の女性が目眩を起こして倒れてしまった。
「ちょっと!大丈夫ですか!?」
「祐君どうしたの?」
ちょうど、梨子ちゃんが気づいて声をかけてきた。
「梨子ちゃん。今すぐ海の家から冷えたタオルを持ってきて。この人、暑さで目眩を起こして倒れてしまったから」
「あれ?この人・・・」
「梨子ちゃん?」
「う、うん!分かった!すぐに取ってくる!」
梨子ちゃんは海の家へ走っていった。その間に僕は女性を照らす日光を覆うようにピーチパラソルを立てた。やがて梨子ちゃんがタオルの持って戻って来てそれを受け取り、被っていた麦わら帽子を脱がして女性の額の上に乗せた。それで意識が戻るのを待つことにした。途中で梨子ちゃんはまた宣伝に戻っていったので僕1人で待っていた。するとその数分後、女性は意識を取り戻した。
「あれ?・・・私は一体・・・」
「やっと意識を取り戻しましたね。さっきまで熱中症で倒れていたんですよ」
「そうなのですか・・・ありがとうございます」
女性はそう言って頭を下げた。脱がした麦わら帽子を被りなおしていたため、顔はよく見えなかった。
「海は初めてなのですか?」
「いえ。何度かありますが、ここ数年は来ていなかったので。貴方は此処の出身ですか?」
「そうですね。小さい頃の事は覚えてないですけど、1度も県外に出た事は無いと思います」
「そうですか・・・海は好きですか?」
「海ですか?好きですよ。泳げませんけど。見ているだけで落ち着くんですよ。貴方はどうですか?」
「私は・・・はっきり言って嫌いです。海は綺麗かも知れません。ですが、それは浅い場所だけであって、深い場所へ行くほど綺麗とは遠くなって辺りは暗くなり、やがて光が届かなくなります。私はそこで大切な人と離れてしまいました。今もその人とは会えていません。それ以来、海に行くのが怖くなったのです。すみません。重い話になってしまって」
「いえ、聞き返したのは僕なので。ではそろそろ仕事に戻ります。あ、僕の名前は松浦祐です」
「祐・・・ですか。良い名前ですね。私の名前は・・・」
「こらー!サボるな祐ー!そしてナンパするなー!」
女性は名前を言っているが、姉さんの大声で聞こえなかった。そして女性に会釈をしてその場を離れた。そして海の家に戻ると、Aqoursの皆にナンパの誤解を解くのに練習が始めるまで時間がかかった。
ありがとうございました。
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