このお話のUAが1000を超えてたので嬉しかったです!
これからも不定期ですがなるべく早く更新していこうと思いますのでよろしくお願いします!
それではどうぞ!
次の日、学校終わりの僕は二人に用事があると言って先に帰ってもらって浦の星女学院へ向かった。学院前の坂道を登りきると校舎が見え、その校門前に一人の生徒が立っていた。その人は僕もよく知っている人だった。
「お久しぶりです。祐さん」
「ダイヤさんも元気そうで」
黒澤ダイヤ。姉さんの親友で、小学生の頃はよく四人で遊んだり、家に行ったりもした。
「生徒会室へ案内しますからついてきてください」
と言われ、僕はダイヤさんについて行った。
生徒会室に着き、中に入ると机があり、その上にはテストの問題用紙と解答用紙があった。
「・・・これは?」
「今年から入る一年生の入学テストですわ。たとえ共学化テスト生でも入学なのですから受けてもらいます」
「いきなりテストと言われても僕勉強してきてませんよ?」
「ご心配なく。祐さんなら解けると思っています。それに祐さんがよく勉強している事は果南さんからよく聞いていますから」
「出来れば姉さんも勉強してほしいんですけどね」
「フフッ。そうですわね」
やがて、テストが終わり解答用紙をダイヤさんに渡した。その後に十分間程度の面接を受け、入試試験は終わった。
「これで入試試験は以上です。合否結果は果南さんに伝えておきますわ。お疲れ様でした、祐さん」
「ダイヤさんこそこんな時間まで監督役してくれてありがとうございます。では僕はこれで」
と言って帰ろうとすると、
「お待ちを」
とダイヤさんが呼び止めた。
「祐さんに最後の質問をしてよろしいですか?」
「いいですけど何ですか?」
「あの時、私と果南さんの出した決断は祐さんからみて正しかった決断だと思いますか?」
あの時の決断というのは、姉さんとダイヤさんが大切な親友の未来の為に部活を終わりにした事だ。僕はその時、その場にいなかったからどういう状況か分からなかったけど、姉さんから全て聞いた。
「僕にはわかりません。正しかったと言えば嘘になるし、間違っていたと言っても嘘になります。でも僕はいつかまた三人が手を取り合える日が来ると思っています」
「相変わらず祐さんは選ぶ事が出来ないのですね。まぁそれが祐さんらしいですけど」
「それ褒めてますか?」
「褒めてるのですよ。でも祐さんの思いが聞けてよかったですわ。ありがとうございます」
「じゃあ僕はそろそろ帰りますね。早くかえらないと姉さんが待ちくたびれてると思うので」
「はい。今日はお疲れ様でした。さようなら、祐さん」
「さようなら、ダイヤさん」
そう言って僕は生徒会室を出て浦女を後にした。
後日、姉さんから浦女の入学試験合格を聞いて、春から浦の星女学院共学化テスト生として学校に通うこととなった。
ありがとうございました。
コメント、評価、誤字などありましたらお願いします!
お気に入り登録して下さった星布夜空さん、ともまるさん、屁姫赫さん、ゆとmkさんありがとうございます!