デスラー総統(中身別人)が宇宙要塞使ってBETAの駆逐に乗り出すようです。 作:名無之助
私は今、奇妙な感覚に襲われている。
と言うよりも、諸君は前世というものを信じるかね?
私は信じるか……と言うよりも、信じざるを得ない体験を今現在しているところだ。
それと言うのも、身に覚えの無いはずの記憶がどんどんと溢れてきて酷い目眩に襲われているからだ。
だが、不思議とその記憶に対する違和感が無い…と言うか、懐かしさすら覚えるのだ。
ふむ、どうやら私は、前世は地球と言う星で会社員をしていたらしい……ある日、道を歩いていたら突然の浮遊感と、直後の水の跳ねる音と、何か硬いものに落下したかのような衝撃とともに前世の私は、前世の人生を終えた。
遠回しに言ったが、要するに、マンホールに撃墜されたどこぞの戦闘機よろしく私もマンホールに撃墜されたわけだ。
そして、次に目覚めたのが何故か白い部屋で、白い髭を生やした老人…魔法学校の校長みたいな見た目の人物が目の前にいたわけだが、こいつが現況だったのだ。
「いやー初めて成功したわい、人間界への悪戯……題して、マンホールで人間を撃墜しよう!……まさかあの人間死んどらんよね?死ぬような深さのマンホールでも無いし……………魂なくなっとらんか?」
「…………なあ」
「…っ!ギャーデターーーー!!!悪霊退散!!!」
…………まあ、取り敢えず胸ぐら掴んで睨んでやったら黙ったわけだが…、あれが紙…いや、髪違うな、神?これも違う気がするが、本人は神だと名乗ってきたので…取り敢えずは間をとって神(仮)と呼ぼう。
まあ、転生させてくれるらしい。
あと、一つ依頼されたのが、何でも転生してからはBETAとか言う化け物のその世界からの駆逐と言うものだったわけで、前世の知識ではアニメで見た程度だが人類が大分劣勢であったはずだ。
と言う訳で、手段がないのだが……。
まあ、それは腐った神…間違えた腐れ神…クズ神…腐ってカビの生えた神?
「お主容赦ないの…」
「あ?悪戯で俺の人生終わらせた奴が何言ってんの?」
「……申し訳ない」
つい口調が変わってしまったのは許してほしい、取り敢えずは色々と付けてくれるらしいから話を聞いた。
まあ、転生するにあたり、私に与えられたのは以下の通り。
私の転生後の名前はデスラー…アルベルト・デスラー
某宇宙戦艦の登場人物だ。
私の意識が目覚める……と言うより記憶を思い出すのは総統に就任する日
さらに、生まれ故郷の星や、信仰の対象の星は既に亡い。
地球の月よりも巨大な宇宙要塞が現在の国そのもの。
使える戦力は、自国…ガミラス帝国と言うらしいが、その全軍、ただし、戦力的には某宇宙戦艦の原作よりも遥かに少ない、その数は艦船約3000隻、しかし、この世界ではこれで100%の編成らしい。
ガミラスの損害らしい損害はないらしい。
強いて言えば、母星と信仰の対象の星が、まあ、何だ、BETAの所為で寿命が早まって捨てざるを得なかった事と、美女が奴らの腹に収まってしまった事くらいか。
それ以外の特典として、スパロボシリーズのエアロゲイターの機動兵器であるバグスと、同シリーズの地球の機体であるガーリオンシリーズの各種更に、ゲシュペンスト系列の機体を生産、運用できる点、他に、植民地惑星を幾つかで、更に、ガミラス側の指揮官などを好きに選んでいいと言われ、選ばせてくれた点かな。
選ぶ際にその人物の能力、性格なども分かりやすくしてくれていたので選びやすかった。
そして、取り敢えず地球人以外なら選んでいいらしかったから頑張って選んで見た訳だ。
おまけ特典か知ら無いが、神曰く「皆忠誠心最高で裏切りとかの可能性無くしといたから」らしい。
そして、記憶はここで途切れている。
「…と……デ…ラー…う……デスラー総統!!!」
私を呼ぶ声が聞こえ、目を開けると、そこには口髭を蓄えた壮年の男がいた。
私の腹心の部下であり右腕でもあり、軍で私の次の地位にいるタラン上級大将だ。
「デスラー総統!大丈夫ですか⁉︎」
「タラン…済まない、少し目眩がしただけでね……ところで、準備は万端かね?」
「は、デスラー総統の総統就任式は既に準備万端、皆心より総統が正式にガミラス帝国総統に就任するのを心待ちにしておりますぞ!私なんぞ既に総統とお呼びする位には待たされましたな!」
「そ、そうか…では行こうかタラン……」
「は!」
この日私は正式にガミラス帝国総統へと就任した。
この就任式から数年間、先ずは地球以外の場所のBETAを狩る事にし、地球を捜す傍ら、ガミラス帝国はBETAを確実に駆逐して行くのだった……。