デスラー総統(中身別人)が宇宙要塞使ってBETAの駆逐に乗り出すようです。 作:名無之助
ガミラス帝国の本体である地球の月より巨大な移動要塞は、広大な宇宙を遊弋しながら、新たな母星となる惑星を探索したり、BETAの駆逐をし、その軍事力も着実に強化させ版図を拡大していた。
現在までにガミラスが確認した惑星国家は、その悉くがBETAにより蹂躙されており、比較的ましだったザルツ星、バース星も、BETAにより政府機能はほぼ崩壊、ガミラスが接触した際には、両惑星とも大佐や中佐クラスの軍人が政府の代役を担わされているような状態だった。
その両惑星も、現在はガミラス帝国の領土として、BETAは駆逐され復興の最中にあった。
そんな状況のガミラス帝国だが、探索のために複数の艦隊をいくつかの方面へ派遣していた。
その内の一つ、第1121独立空間機甲旅団・指揮官ヴァルケ・シュルツ准将からの報告がガミラス帝国本体である移動要塞に届けられる。
【デスラー紀元101年8月14日・発・ガミラス帝国宇宙軍銀河方面探索部隊群第1121独立空間機甲旅団司令・ヴァルケ・シュルツ准将
宛・ガミラス帝国宇宙軍総司令部、デスラー紀元101年8月10日、BETAによる侵攻を受けている有人星系を発見、偵察及び調査開始、言語、歴史、科学技術の概要、分析開始、言語は解析を同13日に完了、現地の状況の観測状況から緊急介入の必要有りと認め、介入許可を申請する。
ー以下添付データ各種ー】
この報告はすぐにデスラー総統に届けられる。
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皆さんこんにちはこんにちは、デスラーです。
報告書のデータを確認したら…これ、ずっと探してた前世の故郷地球でした…しかも発見者の名前…因果かねぇ……
「総統、現地はかなり逼迫しているようですが…いかが致しますか?」
ヒス副総統が聞いてくる。
答えはもう分かっているだろうに……
「介入を許可したまえ、あと、データで見る限りこれまでの星系とは異なり、だいぶ増殖して進化もしているようだから、ドメル大将の第7空間機甲師団と第11機動要塞(見た目2199の第二バレラス)を増援として派遣したまえ……それに、この移動ガミラス帝星(ガミラス帝国本体の移動要塞の名前)の進路をその星系に設定するように」
「分かりました。ではそのように手配いたします。ところで総統、こちら本日分の御公務でございます。確認してください」
そして置かれたスケジュール表……会食はまだいい…視察と書類仕事と会議が分単位でスケジュールされているのを見て、私は無の境地で今日も仕事を頑張る。
かわいい
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ところ変わり太陽系第三惑星地球
地球時間8月14日夕方
京都嵐山補給基地
そこに、訓練を切り上げた即成教育の衛士たちが配備され、今正に出撃の時を迎えようとしていた。
「お前たちはこの基地の守備が任務となる。ひよっこのお前たちが前線に出ても正規部隊の足手纏いになるだけだ。分かったら別名あるまで待機」
「「了解」」
隊長の厳しい言葉に、何処か沈痛な声で衛士である少女たちは返事をする。
「彼の仇を討ちたかったのに…待機なんて」
「でも確かにアタシらじゃ足手纏いだからなぁ…」
「でも、あんな言い方…」
少女たちが話していると、別の少女が駆け寄ってきて、BETAの先頭群が基地の目と鼻の先まで迫っている事を伝えてきた。
そして、外に出た少女たちの目の前で撤退中の友軍部隊がレーザー級に撃墜される。
その光景に息を呑む少女たちだが、少女たちに感傷に浸る暇などなく、直ぐに出撃命令が発せられ、戦術機に乗り込み彼女らは出撃した。
時を同じく、地球衛星軌道を監視する国連のステーションがあるものを観測し、国連軍や各国の機関が大混乱に陥った。
緑色の大型宇宙戦艦や巡洋艦、駆逐艦、揚陸艦など、地球人類が見たことのない各種宇宙艦艇が無数に出現したのだから仕方がない。
そして件の艦隊から国連のステーションや地球各国に対し、メッセージが送信されると同時に、艦隊から多数の機動兵器を搭載した揚陸艦が降下を開始した。
メッセージ内容は以下の通り
【こちらはガミラス帝国宇宙軍銀河方面探索部隊群第1121独立空間機甲旅団、我々に敵対意思はない。これより我々は対BETA戦に於いて、貴惑星の状況を鑑み、救援作戦を開始する】
各国は混乱し、一部のものは歓喜した。