ラージョー異世界物語   作:雀蜂@マスアタック

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貪食の恐王

ジョーは笑みを浮かべながら魔術師達に接近していく。魔術師達は迎撃するために詠唱を始めるが、ジョーはいつもの岩を抉り出す攻撃と同じように地面を蹴った。ジョーの蹴りで砂が大量に巻き上がり魔術師達に降りかかる。魔術師達は気にせず詠唱を続けようとするが、一部の魔術師達は口に砂が大量に入って思わず咳き込み詠唱が中断される。ジョーはその間に既に間合いをつめており、一番近くにいた魔術師を蹴り倒した。蹴られた魔術師の体が砂中に埋まる。しかし、ジョーはそんな事気にもとめずに別の魔術師に襲いかかる。ジョーはその魔術師の腹部に膝蹴りを入れ気絶させる。その瞬間詠唱を終えた魔術師達の魔術が雨あられの様に飛んでくる。しかしジョーは先程気絶させた魔術師を振り回し盾にした。気絶させられた挙げ句仲間の攻撃魔術をこれでもかと喰らった可哀想な魔術師は数十メートル吹き飛んだ後地面に激突した。

 

ジョー「流石にちょっと可哀想だったな。」

 

そう言った次の瞬間ジョーに再び魔術の雨あられが飛んできた。ジョーの砂かけで詠唱を中断させられた魔術師達の時間差攻撃だった。回避に徹するジョーだったが、全てかわせる筈もなく何発か直撃してしまう。砂煙が舞う。

 

魔術師「…。」

 

魔術師達は詠唱をしながら油断せずに砂煙を見ていた。すると砂煙の中から異常な量の砂が大量に飛んでくる。砂煙を凝視していた魔術師達は砂を目にいれてしまい思わず目を塞ぐ。それが隙となった。その瞬間砂煙からジョーが飛び出し、目を塞いでいる魔術師にタックルを喰らわせる。その魔術師はタックルの衝撃で吹き飛び少々後ろにいた別の魔術師に激突する。間髪入れずにジョーは龍属性ブレスを吐いて魔術師達を凪ぎ払った。

 

ジョー「ふぅー、こんなもんかな。」

 

未だ砂煙の舞っている周りを見ながらそう言うジョー。

 

魔術師「いや、まだ一人ここに残っている。」

 

そう言いながら一人の魔術師が砂煙から姿を表す。ジョー達を襲った魔術師達は傭兵の様に育てられた魔術騎士なので並の魔術師達よりも強い戦闘能力を持っている。しかし、ジョー位の強さの生物からすれば間違いなく格下の相手である。現に今魔術師達は今ジョーの目の前に立っている者以外は全滅していた。

 

ジョー「残りはお前だけか…何故わざわざ出てきた?遠くから魔術ぶっぱなすのが魔術師なんじゃねぇの?」

 

魔術師「お前は魔術師をなめているのか。」

 

ジョー「うん。だって弱いじゃんお前ら。」

 

魔術師「…殺す…!」

 

その直後魔術師は地面を蹴りジョーに向かっていった。身体強化魔術で魔術師は普段の数倍の身体能力て、闘っていた。しかし蹴りは避けられパンチは呆気なく受け止められてしまった。そんな魔術師にジョーはいかにも悪人がしそうな笑みを浮かべながら受け止めた拳をそのまま掴み自分から離れられないようにして首に向かって蹴りを放った。魔術師は咄嗟にもう片方の腕でガードするが、蹴りが腕に当たった瞬間腕の骨が砕ける。魔術師を激痛が襲うがそれに耐え、ジョーに蹴りを放った。直撃したが、全く効いていないのかジョーはケロリとしていた。ジョーが魔術師の腹部に蹴りを放った。魔術師の体は数メートル吹き飛ぶ。しかし魔術師は起き上がり、詠唱を始めた。

 

ジョー「へぇ…結構タフじゃねぇか。」

 

感心しているジョーを無視して魔術師は詠唱を続ける。

 

魔術師「火炎旋風《フレアトルネード》!!」

 

魔術師の放った竜巻状の火炎がジョーに迫る。

 

ジョー「終わりだ。まぁまぁ楽しかったぜ。」

 

ジョーはそう言った直後に龍属性ブレスを放つ。どす黒い色のエネルギーは火炎を消し飛ばした。

 

魔術師「…悪魔め…」

 

どす黒いエネルギーが魔術師を呑み込んだ。

 

ジョー「おーい、終わったぞー。」

 

ジョーはラー達のもとへ戻っていった。ラー達に闘いの内容を話すと、ラーは「殺してないだろうな。」と聞いてきたのでたぶん生きてるとジョーがぶっきらぼうに答えラーは溜め息をついていたスーラが涙目で「殺しちゃったの?」と聞いてきたので本当に殺してないと弁解した。

 

ラー「変な足止めをくらっちまったぜ。何で俺らが魔術騎士達に襲われなければならないんだ。」

 

ジョー「良いじゃねぇか。大して時間かかってねぇよ。」

 

そういってもラーはまだ何か言いたそうだったが無視して町へと急いだ。

 

 

 

                  続く

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