ある日の朝、二人はだらだらしていた。
ラー「今日は定休日だし、久々にどこか行くかー?」
欠伸をしながらソファーから起き上がり質問する
ジョー「お、いいねぇ。久々の旅行か。」
さっきまで床に寝転がっていたジョーが勢いよく起き上がる。
ラー「旅行って程遠出はしないがな。日帰りでどっか行こうかって感じだ。」
と、ラーは呆れ混じりに言う。しかしジョーは聞こえていないのか既に準備を始めている。しかも鼻歌混じりに。
ラー「…ハァ…」
ラーは1つ大きな溜め息を出した後、自分も準備を始めた。
数分後…
ジョーは大きめのリュックサックいっぱいに物が入っているのに対し、ラーは肩にかけるタイプのポーチ1つだけだった。
ジョー「お前それしか持たなくていいのか?」
ジョーは不思議そうにラーに問い掛ける。ラーは呆れたような感じでジョーを見ながら答える。
ラー「日帰りって言ってんだろ。しかも俺らに移動用の馬車は必要ねぇし、日帰りだから着替えとかを大量に持っていく必要もない。財布とかだけで充分だ。逆にお前は何をどうしたらそんなデカイリュックがパンパンになるんだよ。」
ジョー「何でだろうな?俺はこれ持っていきたいと思ったものを片っ端から全部詰め込んだらこうなった。」
そう笑いながら答えるジョーにラーは再び大きな溜め息をついた。
ラー「もういい…準備が出来たんなら行くぞ。」
ジョー「ようし出発!」
二人は家を出て国の出入口に向かっていった。国を出て数分がたった頃…
ジョー「なぁラー、俺達は結局どこに向かってるんだ?」
ラー「え、お前決めずに準備してたの?」
二人の空間に沈黙が訪れる。
ラー「仕方ねぇ、地図は持ってきてるから今からでもいく場所を決めよう。」
そういい大陸地図を広げるラー。
ジョー「あ、じゃあ俺東大陸の…」
ラー「日帰りだっていってるだろ!」
ラーの髪が金色に染まりかけるが、途中で冷静になったのか元の黒色にすぐに戻った。
ラー「せめて中央大陸のどこかにしろよ。」
ジョー「あ、だったらよお王国セオンはどうだ?あそこの温泉がすげぇ人気らしいんだよ。」
ラーは温泉という単語にピクリと反応する。
ラー「成る程温泉か…よし、そこ行こう!」
ジョー「決まりだな。」
地図をしまうと二人は王国セオンに向けて走っていった。
王国セオン
ラー「きたぜ王国セオン!」
ジョー「温泉楽しみだなぁ」
ラーはやたらとテンションが上がっている。
ラー「ようしジョー!今回は温泉入りまくるぞ!この国のを全部制覇するくらい入りまくるぞ!」
ジョー「お前本当にテンション高いな。まぁ無理はないか、この国世界で二番目に人気のある温泉大国だもんな。よし、行くか。」
ラー「そうだな。何処に行こうか…色々あるなぁ。なぁジョーお前は何処に行きた…」
とか言っていたら既にジョーの姿は無かった。
ラー「あの野郎俺を置いていきやがった!許せねぇ!」
ラーは怒りながらジョーの匂いを追いかけていった。