ラージョー異世界物語   作:雀蜂@マスアタック

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温泉入ろうぜ

ここは王国セオン、世界第二位の温泉大国である。そこに来たラーとジョーは今、はぐれていた。

 

ラー「あの野郎マジで何処行きやがった!」

 

体の中身がラージャンであるラーはその嗅覚でジョーの匂いをたどりジョーを探す。そしてとある旅館にたどり着いた。

 

ラー「ここに入ったのかあの野郎…財布持ってねぇくせに…」

 

その頃ジョーは既に受付を済ませ、温泉に入っていた。ジョーは財布は持ってきていなかったが実は金そのものはこっそり持ってきていた。

 

ジョー「あいつ俺をみつけられるかなー?まぁあいつよりも俺の方が鼻がいいしいざとなったら俺が見つければいいか。」

 

と、ジョーは結構楽観的に考えていた。その頃ラーは旅館の近くの細い路地で盗人に囲まれていた。

 

盗人のリーダー「だからよぉ、俺らに目をつけられたのが運の尽きだと思って金目の物を置いてってくれや。」

 

ラー「…なぁ」

 

盗人のリーダー「あぁ?」

 

ラー「お前らって結構名が知れてるのか?」

 

盗人のリーダー「あぁ?当たり前だろうが。」

 

その言葉を聞いた瞬間ラーは笑みを浮かべる。

 

ラー「じゃあブッ飛ばしても問題ないよな?犯罪者だもんな。」

 

その言葉の直後にラーのパンチが盗人のリーダーにつきささり数メートル吹っ飛んで倒れる。吹っ飛んだ場所が人が特に多く行き交う場所だったのでいきなり吹っ飛んできた盗人のリーダーに注目が集まる。そしてすぐにその吹っ飛んできた人物がとある盗人集団のリーダーだと人々は気付いた。そして盗人のリーダーが吹っ飛んできた所から無傷のラーがしれっと出てきたので周囲の人々は何をどうすればいいのかという表情をしている。何故かというと実はこの盗人のリーダーは懸賞金5000zの賞金首になるほどの名の知れた悪人なのだ。(1zは約百円)強力な魔物の討伐報酬に比べれば劣るが、人間にしてはかなり高い部類に入る程の大物。それをラーはパンチ一発で沈めた。ラーの事を知らない者がその光景を見たらあいつは何者だと思ってしまうのも当然だろう。人々は自分が見た光景に唖然としながらラーを見た。ブッ飛ばした張本人であるラーはただ絡んできたチンピラみたいなのが犯罪者だと分かったので、それならブッ飛ばして憲兵に突きだせばいいだろうと思ってやった事をなので、今自分がブッ飛ばした男がどういう存在か分かっていなかったので、泡吹いて倒れている盗人のリーダーを無視してラーはジョーが入っていった旅館の中に入っていった。後に自分がブッ飛ばした奴が5000zの賞金首だと知ったとき、彼はあの時に憲兵に突きだしていればと、丸一日悔やんでいたという。

旅館内部、ジョーは露天風呂で疲れを癒しまくっていた。

 

ジョー「いやー、思いの外絶景だなぁ。秋真っ盛りの時に来れば最高だったんだろうけど今真冬だもんなぁ。草木が見えねぇくらい雪積もってやがるぜ。まぁでもこれはこれでいいな。」

 

ラー「何のんびり温泉に浸かりながら景色の感想言ってやがる。」

 

ジョーが後ろを振り返ると金色の髪を逆立てて、鬼の様な形相になっているラーがいた。

 

ジョー「おーようやく来たか。遅かったじゃねぇか。」

 

悪びれる様子もなくジョーが能天気にラーに話しかける。

 

ジョー「いやー外が寒いと温泉の温かさがよくわかるぜ。ハッハッハッ。」

 

そう言いながら笑うジョー。いまだに金色の髪を逆立てているラーは辺りを見渡しジョー以外誰もいないことに気がついた。

 

ラー「そういやお前以外誰もいないようだが。」

 

ジョー「他の奴等は冬の外に裸で出たくねぇって露天に来ねぇんだよ。」

 

それを聞いたラーは悪い笑みを浮かべる。

 

ラー「へー。それってお前以外誰も来ないって事だよな。」

 

ジョー「そうだな。」

 

ラー「お前さっきさ寒いほど温泉の温かさがよくわかるって言ったよな。」

 

ジョー「おう言ったぞ。だってそうだろ?ていうかお前も俺のそば突っ立ってないで入ったらどうだ?」

 

ラー「あぁ入るぜ。その前にお前にもっと温泉の温かさを分かりやすくしてやるよ。」

 

ラーの怒りは静まっていなかったから。ラーはジョーの腕を掴み、積雪量が凄いことになっている森へ向かって思いきり投げた。投げ飛ばされたジョーはの体は雪の中に完全に埋まる。

 

ジョー「ギャアァァァァァァ!!!冷てぇぇぇぇぇぇ!!!!」

 

ジョーが叫びながら雪から這い出る。ラーは温泉に入りながらその光景を見て爆笑していた。

 

ラー「ハッハッハッ。ほら早く戻ってこいよ。こんな真冬に素っ裸じゃ風邪引くぜ?」

 

ジョー「誰のせいだと思ってんだこの野郎!」

 

 

二人の温泉巡りはまだ始まったばかり。まだまだ続く

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