遊戯王GX もう一人のHERO使い   作:ハイパーカイザー

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どうも、初めまして、ハイパーカイザーと申します。

遊戯王小説は初めてなので、間違っている部分がありましたら遠慮なく言ってください。

また、不定期更新の可能性が大きいので気長に次回を待っていてください。

それでは、始まります。


第1話 最初からクライマックス

デュエルモンスターズ

 

それは、政界、財界と並ぶ人類にとってなくてはならないカードゲームである。

 

このカードゲームをプレイする人々をデュエリストと呼ばれる。

 

そして、デュエリストを育成する学園、デュエル・アカデミアと呼ばれる場所がある。

 

今日はその入試実技試験日であり・・・・

 

???「「遅刻だああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」」

 

・・・・叫びながら爆走する二人にとっても、大事な日である。

 

???「ああもう!!なんでこんな時に限って電車が遅れるんだよ!?今日の星座占い微妙に上位だったってのにっ!!」

 

???「いいや、こいつは俺達を試す試練なんだ!これを乗り越えれば楽しいデュエルが始まるんだ!!!」

 

???「前向きだな、おい!?あと、なんかおかしい!!」

 

能天気なことを言いながら爆走する少年とツッコミを入れつつ遅れまいと同じくらいの速度で爆走する帽子をかぶった少年が街中を駆け抜けていく。

 

???「そういえばお前、さっきから俺と一緒に走ってるけど、どこに向かっているんだ?」

 

???「?デュエル・アカデミアの試験会場だ。」

 

???「え!?お前もデュエル・アカデミアに受験するのか?」

 

???「”も”、てことはお前もなのか?」

 

十代「ああ!俺は遊城 十代。一緒に合格しようぜ!えーと・・・」

 

英児「・・・・俺は、天宮 英児(あまみや えいじ)だ。英児でいいぜ。」

 

十代「よろしくな、英児。俺のことは十代って呼んでくれ!」

 

英児「ああ・・・って、十代!前!」

 

十代「え?って、うわっ!?」

 

???「おっと・・・」

 

自己紹介をしながら走っていた二人だったが、それにより十代は1人の青年にぶつかってしまう。その拍子に十代のデュエルディスクとデッキが落ちてしまう。

 

十代「わ、わりぃ・・・」

 

英児「何やってんだよ・・・」

 

十代は青年に謝りながらカードを拾い、英児もそれを手伝う。

 

???「君、デュエルをするのかい?」

 

十代「ああ。俺達、デュエル・アカデミアに受験するんだ。」

 

英児「ほら、十代。」

 

十代「ありがとな、英児。」

 

問いかけてきた青年に対し、カードを拾いながら答える十代。英児は拾ったカードを十代に渡す。

 

その間に、青年は腰にあるデッキケースから一枚のカードを取り出す。

 

十代「・・・あ、あなたは・・・」

 

英児「・・・!まさか・・・」

 

???「ラッキーカードだ。こいつが君の所に行きたがっている。」

 

そう言って青年は取り出したカードを十代に渡した。

 

十代「え?・・・あ、ありがとう。」

 

???「頑張れよ。」

 

そう言って立ち去ろうとする青年。

 

十代「あ・・・はい!あの・・・ありがとうございました!」

 

十代は立ち去る青年に向かってお礼を言い、頭を下げた。

 

それに対して青年は途中で振り返ってサムズアップし、そのままどこかへ去っていった。

 

十代が受け取ったのは・・・・「ハネクリボー」というカードだった。

 

英児「あれが・・・伝説の・・・!」

 

英児はその青年に釘付けだった。なぜなら、彼にとっても十代にとっても目標である人物だったからである。

 

と、その時

 

----クリクリ~♪

 

二人「「え?」」

 

二人はどこからか聞こえた声を探すが、それらしきものは見つからなかった。

 

十代「英児、お前も聞いたのか?」

 

英児「あ、ああ・・・・って、やべ!!遅れるぞ!?」

 

十代「え?・・・うあ、ヤバイ!?」

 

ふと、英児は腕時計を見ると時間が無いことに気づき、遅れて十代も気づいて二人揃って爆走を再開した。

 

十代は、「ハネクリボー」のカードを自分のデッキに入れながら・・・・

 

さて、ここで読者の皆さんには天宮 英児に関して少し、お話しましょう。

 

彼は、いわゆる憑依+トリッパーという存在である。この世界には三年ほど前に来てしまい、当時中学一年生であった。

 

が、彼自身はこのカードゲームはやりこんでいたが、アニメや漫画はそういうのがあるというだけ知っており、登場人物などのことはほとんど知らなかったのである。

 

彼自身もこの世界についた当初はとても困惑していたが、今ではさほど気にしてはいない。

 

理由としては、元の世界には未練があまり無かったということと、親が元の世界と同じだったためである。

 

さて、ここからは彼・・・天宮 英児の視点で物語を進めましょう。

 

 

【英児】

 

 

十代「お、やってるやってる!」

 

「間に合ったかな・・・?」

 

いろいろあったが、何とか試験会場にたどり着いた俺と十代。

 

デュエルフィールドでは、白い制服を着た男子が罠カード「破壊輪」を使い、決着をつけていた。どうやら受験番号は1番らしい。

 

十代「あの1番、見事なコンボだったな。」

 

???「そりゃそうさ。受験番号1番・・・つまり筆記試験第1位の三沢君だよ。」

 

十代「ふーん・・・受験番号はそういう意味か・・・」

 

「・・・って、知らなかったのかよっ。」

 

どうやら十代は受験番号の意味を知らずにここまできたらしい・・・受験の冊子にも書いてあったはずなんだけどな・・・・

 

???「合格は筆記の成績とデュエルの内容で決められるんだ・・・デュエルには何とか勝ったけど、受験番号119番の僕じゃ受かるかどうか・・・・」

 

十代「心配すんな!運がよければ合格するさ!俺だって110番だ!英児は何番だったんだ?」

 

「111番・・・お前より下ってどういうことなんだよ・・・・」

 

確かに筆記は難しかったけどさ・・・・十代に負けたのはちょっと悔しい感じがする。

 

119番「君達も受験生?」

 

十代「ああ。」

 

119番「でも、100番台のデュエルは一組目でとっくに終わってるよ?」

 

十代「・・・え゛?」

 

「なん・・・だと・・・」

 

おいおいおいおい・・・・・どーすんだこれ?

 

いやまて・・・電車の事故で遅れたって受付で説明したし、何よりぎりぎりで間に合ったんだ・・・チャンスぐらいはあるだろ。

 

十代「すっげぇ、つえーなお前。」

 

三沢「?・・・ああ。」

 

と、俺が混乱している間に受験番号1番・・・たしか、三沢だったな・・・が俺達の前の席に座っていた。

 

十代「今年の受験生で二番目くらいに強いかもな。」

 

119番・三沢「「!?」」

 

・・・・なんで十代はそういうことがサラッと言えるんだろうか・・・?

 

だがまぁ・・・・気持ちはわからなくは無いな。

 

『試験番号110。遊城 十代君。』

 

その時アナウンスが流れ、十代が呼ばれた。

 

十代「よし、俺の番だ!」

 

そう言って十代はデュエルフィールドに向かおうとする・・・前に三沢に話しかけられた。

 

三沢「君。」

 

十代「?」

 

三沢「なぜ、僕が二番なんだい?」

 

その問いかけに対して十代は・・・・

 

十代「一番は・・・俺だからさ。」

 

当たり前のように言い切り、デュエルフィールドに向かって行った。

 

119番「僕より筆記試験の順位が9番良いだけで何であんな自信が持てるんだろう?・・・うらやましい・・・」

 

「・・・さっきあいつと会ったばっかりでまだよくわかってないけど・・・はっきりとわかっていることが1つだけあるな・・・・」

 

三沢「・・・というと?」

 

「・・・・・あいつはどこまでも、前向きだって事だ。」

 

そうしている間にデュエルの準備が整ったようだ。

 

さて、あの自信がどんな結果になるのやら。

 

 

 

 

 

 

結果だけを言えば、十代は勝った。

 

相手のデッキはどうやら「古代の機械(アンティーク・ギア)」を中心としたパワーデッキだったようだが、十代がさっきもらったカード・・・「ハネクリボー」によってピンチをしのぎ、最終的に「E・HERO(エレメンタル・ヒーロー) フレイム・ウィングマン」とフィールド魔法「摩天楼 -スカイスクレイパー-」のコンボで「古代の機械巨人(アンティーク・ギアゴーレム)」を倒し、勝利した。

 

119番「いいぞー!!110番!!」

 

隣で119番が騒いでいる。不利だった状況が逆転して勝ったのだから、すごいと思っているのだろう。

 

十代もはしゃいでいるのがわかる。

 

・・・と、少したってアナウンスが流れた。

 

『試験番号111。天宮 英児君。』

 

「・・・俺の番か。」

 

三沢「頑張れよ。」

 

「・・・ああ!」

 

三沢に見送られ、俺はデュエルフィールドへ向かった。

 

十代「へへっ、勝っちゃったぜ。」

 

フィールドに向かう途中、十代が駆け寄ってきてピースしながら言う。

 

「・・・見せてもらったぜ、お前のヒーローを。」

 

十代「頑張れよ、英児!」

 

「ああ・・・だから」

 

十代「?」

 

不思議そうにする十代に、俺は不適に笑う。

 

「今度は、俺のヒーローを見せてやるぜ。」

 

十代「え・・・?」

 

呆然とする十代をおいて、俺はデュエルフィールドへ向かったのだが・・・・

 

???「ぐぬぬぬ・・・・・!!」

 

対戦相手はさっき十代に負けていた人なのだが・・・どうも様子がおかしい。

 

???「負けられないノーネ・・・二度もドロップアウトボーイに負けるわけにはいかないノーネ・・・!!」

 

どうやら、十代に負けたのがよほど悔しかったらしい・・・とんでもないオーラが出てる気がする・・・(汗)

 

「・・・えーと・・・受験番号111番、天宮 英児です。」

 

クロノス「・・・ワターシは、クロノス・デ・メディチ。先ほどのデュエルは油断しまシータが、今度はそうはいかないノーネ!!」

 

すげぇ燃えてるな・・・プライドが高いのだろうか?

 

・・・・けど。

 

「へへっ、俺だって負ける気は無いぜ、先生。」

 

さて、互いのデュエルディスクの準備は完了した。後は始めるだけだ。

 

「・・・さあ、派手にいくぜ!!」

 

「「デュエル!!!」」

 

{英児 LP4000VSクロノス LP4000}

 

先生のデュエルディスク・・・・いや、形から言ってデュエルコートかな・・・・の液晶部分が点灯する。どうやら向こうが先攻らしい。

 

クロノス「ワタシのターン、ドロー!」

 

 

【クロノス】

 

 

さっきのドロップアウトボーイとのデュエルはスコーシ・・・・ほんのスコーシ油断してしまいましたが、今度こそ負けるわけにはいかないノーネ。

 

引いたカードは「強欲な壺」、まずはこれを発動させるノーネ。

 

「魔法カード、『強欲な壺』を発動!デッキからカードを2枚、ドローするノーネ!」

 

英児「いきなりか・・・!」

 

引いたカードは・・・・ホホホ!!今の手札と最高の組み合わせナノーネ!!

 

「さらに!フィールド魔法『歯車街(ギア・タウン)』を発動!」

 

周りが歯車を模った街へと変わっていく・・・ドロップアウトボーイが驚いてるノーネ。

 

英児「こいつは・・・?」

 

「カードを2枚伏せて、魔法カード『大嵐』を発動!すべての魔法・罠カードを破壊するノーネ!!」

 

英児「な!?」

 

強い風によって2枚の伏せカードと「歯車街」が吹き飛ばされていく。

 

「伏せていたカードは、『黄金の邪神像』。このカードがセットされた状態で破壊され墓地に送られた時、自分フィールド上に『邪神トークン』を1体、特殊召喚するノーネ!私がセットしていた『黄金の邪神像』は2枚。よって2体の『邪神トークン』を特殊召喚するノーネ!!」

 

[邪神トークン ATK1000/DEF1000]×2

 

英児「まさか、さっきと同じ・・・」

 

「さらに!破壊された『歯車街』の効果を発動!!」

 

英児「!?」

 

「このカードは、破壊され墓地に送られた時、自分の手札・デッキ・墓地から『アンティーク・ギア』と名のついたモンスターを1体、特殊召喚する事ができるノーネ!!ワタシはデッキから『古代の機械巨竜(アンティーク・ギアガジェルドラゴン)』を特殊召喚するノーネ!!」

 

[古代の機械巨竜 ATK3000/DEF2000]

 

英児「でけぇ・・・」

 

ヌフフフフ、恐れるのはこれからナノーネ。

 

「さらにワタシは『邪神トークン』2体を生贄に、『古代の機械巨人』を召喚するノーネ!!」

 

[古代の機械巨人 ATK3000/DEF3000]

 

英児「・・・・・」

 

ホホホホ!!あまりの恐怖に声も出なくなったノーネ。シカーシ、追い討ちが残っているノーネ!

 

「カードを2枚セットして、ターンエンドナノーネ。」

 

伏せたカードは「聖なるバリア -ミラーフォース-」と、「魔法の筒(マジック・シリンダー)」。

 

先攻の1ターン目は攻撃は出来まセーンが、ワターシのフィールドには攻撃力3000のモンスターが2体・・・死角はないノーネ!!

 

英児「・・・・・へへっ。」

 

「ヌ?」

 

英児「いいねぇ・・・こういう状況こそ、デュエルの醍醐味ってもんだぜ。」

 

 

【英児】

 

いきなり攻撃力3000のモンスターが2体召喚されたことには驚いたが、まだまだわからないぜこのデュエル。

 

クロノス「フン!寝とぼけた事を言わずに、サレンダーしたほうがいいノーネ。」

 

「・・・・先生、1つ教えてやるぜ。」

 

クロノス「?」

 

「どんな状況だろうと、俺はサレンダーしないぜ。楽しいことは少しでも長引いたほうがいいからな。」

 

クロノス「な・・・!?」

 

「俺のターン、ドロー!!」

 

先生が驚いている間に、カードをドローする。そして手札は・・・・

 

「・・・・先生、最初に言っとくぜ。」

 

クロノス「な、なんナノーネ?」

 

「こっからは、最初からクライマックスだぜ!!まずは手札から『沼地の魔神王』の効果を発動!このカードを墓地に捨てることで、デッキから『融合』を手札に加える!さらに魔法カード『E-エマージェンシーコール』を発動!このカードの効果で俺は『E・HERO』と名のついたモンスターを1体手札に加える。『E・HERO オーシャン』を手札に加えるぜ!」

 

クロノス「ヒ、HERO・・・!?ま、まさか・・・」

 

「そう、俺も十代と同じ『HERO』デッキだ!いくぜ!『融合』発動!手札の『E・HERO オーシャン』と『E・HERO フォレストマン』を融合!」

 

『オーシャン』と『フォレストマン』が交じり合い、1人のヒーローとなってゆく。

 

「現れろ、地球の守護者!!『E・HERO ジ・アース』!!!」

 

[E・HERO ジ・アース ATK2500/DEF2000]

 

クロノス「『ジ・アース』?そんなモンスター聞いたことがないノーネ・・・」

 

「当たり前さ。『ジ・アース』は世界で1枚しかないカードだからな!」

 

クロノス「な、なんでスート!?」

 

「まだまだいくぜ!俺はさらに、魔法カード『ミラクル・フュージョン』を発動!このカードはフィールドか墓地の融合素材モンスターを除外して、『E・HERO』と名のついた融合モンスターを融合召喚する!俺は墓地の『オーシャン』と『フォレストマン』を除外!」

 

ふたたび『オーシャン』と『フォレストマン』が1つに交じり合っていく。

 

「現れろ、極寒のHERO!『E・HERO アブソルートZero』!!」

 

[E・HERO アブソルートZero ATK2500/DEF2000]

 

クロノス「お、同じ素材で違う『HERO』が出てきたノーネ!?」

 

「『アブソルートZero』は、『HERO』と名のついたモンスターと水属性モンスターで融合できるからな。さらに魔法カード『R-ライトジャスティス』を発動!このカードは、自分フィールド上に表側表示で存在する『E・HERO』と名のついたモンスターの数だけ、フィールド上の魔法・罠カードを破壊する!俺のフィールドには2体の『E・HERO』がいる。よって先生のフィールドにあるリバースカードを2枚、破壊させてもらうぜ!!」

 

クロノス「しまったノーネ!?」

 

フィールドに「R-ライトジャスティス」の光が放たれ、先生のリバースカードを破壊していく。

 

・・・・「ミラーフォース」と「魔法の筒」だったのか、あぶねぇあぶねぇ。

 

クロノス「シ、シカーシ、シニョールのフィールドのモンスターの攻撃力はどちらも2500。ワターシのモンスターには敵わないノーネ!」

 

「・・・・言った筈だぜ先生、最初からクライマックスだってな!」

 

クロノス「!?」

 

「それに、十代がHEROにふさわしい戦う舞台を整えて勝ったように、俺はHERO達の絆であんたに勝って見せるぜ!!俺は『ジ・アース』の効果を発動!!」

 

すると、「ジ・アース」が赤く染まり始め、代わりに「アブソルートZero」が氷の粒子となっていく。

 

クロノス「な、何が起こってるノーネ!?」

 

「『ジ・アース』は、自分フィールド上の表側表示で存在する『E・HERO』と名のついたモンスターを1体生贄にすることで、『ジ・アース』の攻撃力はこのターンのエンドフェイズまで、生贄にしたモンスターの攻撃力分アップする!!『地球灼熱(ジ・アースマグマ)』!!」

 

「アブソルートZero」が完全に消え、「ジ・アース」が文字通りマグマのように赤く燃え上がる。

 

「『アブソルートZero』の攻撃力は2500。よって、その攻撃力は・・・・」

 

[E・HERO ジ・アース ATK5000/DEF2000]

 

クロノス「攻撃力5000!?デ、デズガ仮にワタシのモンスターのどちらかを倒しても、次のターンでそのモンスターを倒せるノーネ!!」

 

「・・・・いや、これで決まりだ。」

 

----ピシッ、パキッ

 

ふと、聞こえてきた音に先生は耳を傾ける。

 

クロノス「・・・・?な、何の音ナノーネ?」

 

「・・・先生のモンスターをよーく見てみな。」

 

クロノス「ワタシの・・・・・アアッ!!?」

 

先生が自分のモンスターを見て、悲鳴を上げる。

 

クロノス「ワタシの『古代の機械』達が・・・・凍っていくノーネ!!??」

 

そう、先生の場にいたモンスター達は徐々に凍りついていた。

 

クロノス「い、一体どうなっているノーネ!?」

 

「『アブソルートZero』の効果さ。『アブソルートZero』はフィールド上から離れた時、相手フィールド上のモンスターを・・・・全て破壊する!!」

 

クロノス「す、全て!?まるで『サンダーボルト』みたいな効果ナノーネ!?」

 

先生が驚いている間に先生のモンスター達は完全に凍り付いてしまう。

 

「・・・『氷河期(Ice Age)』!!」

 

俺の声と同時に、先生のモンスター達は粉々に砕け散った。これで先生の場はがら空きだ。

 

クロノス「ワ、ワタシの『古代の機械』が・・・・ぜん・・・めつ・・・」

 

「フィナーレだ!『ジ・アース』で先生にダイレクトアタック!!」

 

「ジ・アース」は、両手に真っ赤なビームサーベルを持ち、先生に向かって突っ込み、そのまま切り裂く!

 

「『地球灼熱斬(アース・マグナ・スラッシュ)』!!!」

 

クロノス「ノォォォォォォォォ!!!!!!」

 

{英児 LP4000VSクロノス LP0}

 

先生を吹き飛ばし、ライフが0になると同時に「ジ・アース」は消えていった。

 

「よっしゃぁ!!ブレイブなデュエルだったぜ!!」

 

クロノス「あ、ありえないノーネ・・・・二度も・・・ドロップアウトボーイに負ける・・・なんて・・・ガクリンチョ・・・・」

 

右腕を突き上げて、勝利を噛み締める俺。

 

ふと、観客席のほうに目を向けると、十代が大げさに手を振っている。

 

俺は笑顔でサムズアップした。

 

 

【???】

 

 

先ほどの坊やも、実技最高責任者であるクロノス先生を倒したけれども、今の坊や・・・英児と呼ばれていたわね・・・は、ワンターンキルをやってのけた。

 

「うふふ・・・楽しくなりそうね・・・」

 

私は笑顔でサムズアップをしている坊やを見て、これからの学園生活に思いを馳せた。

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