忍術世界に芸術的爆炎を   作:飛翔するシカバネ

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芸術珍道中【二-二】

 

 

ごくごくごくごくっ……ぷはー

 

やはり、風呂上がりは牛乳だな。

 

前世持ちの俺としては珈琲牛乳と言いたいところだが、珈琲無いからな…

諦めるしかない。

 

瓶を片付け、ベンチに座る。

 

「で、どうする?ついてくるのもありだぜ。うん」

 

そして座っていた再不斬に話しかける。

 

「………」

 

ミヤビは今頃1人で温泉を満喫しているだろう。

 

最初は少年、白と一緒に入ってガールズトークしようとしていたみたいだが、男と発覚(気づいていたのは俺だけだったらしい)したので、とぼとぼと女湯へと向かっていった。

 

鬼鮫に見張るように言ったので特に問題は起きないだろう。

あと時間稼ぎも。

もしかしたら話せない内容かもしれんからな。

 

「俺たちは里を抜ける…がお前たちには着いていかない」

 

「そうか」

 

「驚かないのか?」

 

「いや、そうなんじゃないかと思ってな…」

 

理由は特に無いがそんな気がした。

本当にそう思っただけだった。

 

「じゃあ、また会った時にもう一度勧誘するかね」

 

「次も断るぞ」

 

「それは分からない。鬼も人の心を得るかもしれん」

 

「お前……」

 

 

「あー!!!デイダラ!牛乳飲んでる!私も買って!」

 

「はいはい」

 

ベンチから立ち上がり、牛乳を買いに向かう。

 

「私も1つ買いましょうか」

 

いつの間にか鬼鮫も上がってきたらしい。

 

ふと、後ろを振り返る。

 

ベンチに人はいなくなっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「まだまだいっぱいお喋りしたかったのになぁー」

 

ミヤビは文句を垂れる。

 

「なあに、俺は勧誘はするが去る者は追わねぇよ。それに何も収穫がない訳でも無い」

 

懐から巻物を取り出す。

 

巻物には7つの項と逆口寄せの術式が書いてある。

首切り包丁はここに登録させてもらった。

これで何時でも首切り包丁を持ってこれる。

 

そして生命探知の術式に再不斬と白を登録した。

生命が危うくなると巻物が自動的に開き、口寄せの術の術式が開く。

俺なら死んで数分なら蘇生が可能だ。

 

保険だな。

 

 

 

「次はどこに向かっているのですか?」

 

「近いのは火の国だが寄りはせずに隠れ里を探しながら動くかな」

 

「スカウトですか?」

 

「良いのがいたらな。音とか草とか地味に眠ってるかも知れないからな」

 

 

もう少し旅は3人のままだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鼻眼鏡が地面に落ちている。

 

 

『君のイメージがあくまでも神はいない。システムだという考えからだね』

 

鼻眼鏡が俺に話しかけてくる。

 

「それで俺に何をさせたいんだ?」

 

『そりゃ、転生さ。既に2人ほど転生してもらっている。君もその中に入って欲しいのさ』

 

「俺以外にもいるのか」

 

『そうだね。そして世界はNARUTOだ。転生した後は記憶とかはおいおい目覚めるよ。あと身体に引っ張られるけど自分でちゃんと行動できるから安心してね!』

 

「拒否権は無いんだろ」

 

『Exactly!どのキャラに転生するかは言えないけど、ヒントだけだすよ。そしたら転生するから、覚悟はいいかい』

 

「俺は出来てる。俺は今度こそ自身の意思で世界を生き抜く」

 

『そうか……では行きなさい。転生者よ…』

 

身体が浮遊感に襲われる。

 

意識が少しづつ薄まる。

 

『じゃあ、ヒントターイム!この台詞を言われるキャラです「お前…うざいよ」』

 

「やっぱり、出来てない!」

 

それ性別変わるじゃねぇーか!!!

 

俺の叫びは言葉にならず、意識が飛ばされる。

 

多分俺は春野サクラに転生すると思う。

 

 

 

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