無限賭博祿デンドロ   作:カージ

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(〇―〇)<出し忘れていた【伝説賭博師】の設定まとめ。

伝説賭博師(レジェンド・ギャンブラー)
カルディナ固有の職業である、賭博師系の超級職。
転職条件は
・賭博師系上級職のカンスト
・ギャンブルにおいて、合計100億リルの黒字を出す

ほぼLUC極振りの超級職。少しだが、DEXも上昇する。



(=ΦωΦ=)<戦闘能力ほぼなしなんだよね。

(ФωФ)<代わりに、運は良くなる。補正なしで、低レベルであるにも関わらず、ロットンのLUCは四桁あったからな。



2018/1/10 ラウンド数を10から5に減らしました。(多すぎたため)

同日 後書きの説明を変え忘れてたので直しました。ご指摘感謝です。


賭け準備

◻賭博都市ヘルマイネ

 

カルディナでは金が全てだ、という人もいる。そう言われるほどに、この国ではどんなものでもお金と交換することができる。それこそ、命でさえも。

賭博都市ヘルマイネは、そんなカルディナでも特に特殊な場所である。この町には各国の様々な組織が出資した、大小様々なカジノが有る。カジノを無くすことを公約に掲げた市長候補が次の朝には消えてしまうほどカジノが力を持っている町なのである。その中のひとつ、カルディナの商人が出資しているそのカジノでは月に一度のイベントが開かれていた。【賭博師(ギャンブラー)】ロック・カモンキトンもまた、そのイベントの参加者の一人として、そこにいた。

そして、ついにイベントの開始時間が訪れた。

 

『これより、月一イベントを開催いたします。参加者の方はロビーにお集まりください』

 

アナウンスが流れると同時に、このイベントの参加者達が集まりだす。既にロビーで待機していたロックは、備え付けのバーでミルクティーを飲みながら、周囲の参加者たちを色眼鏡を通して観ていた。参加人数は64人。このカジノの規模から考えると、そこそこ多い。

 

『では、まず第一回戦を行います。参加証の裏をご覧ください』

 

そこで、ロックは参加証の裏を確認する。すると、そこには“6”を意味する文字が浮かび上がった。

 

『参加証に記載された数字毎にボックスへ移動してください。同ボックス内の他のプレイヤーが一回戦で競う相手となります』

 

ボックスの数は全部で16。つまり、1ボックスあたりに4人が入ることになる。

 

『ではまず、一回戦で行うゲームを発表します』

 

瞬間、店内が暗転した。ドラムロールと共に、スポットライトが店中を駆け巡る。そしてロビーに設置されたステージの上で、バニーガールが大きなボードを掲げて立っていた。ボードには、『嘘つき丁半』と書かれていた。

 

『まず、プレイヤーの皆さんの手元には参加料金出会った10000リルに相当する100枚の100リルチップがあるハズです。このゲームの目的は、このチップをできるだけ増やすことになります。ちなみにこのイベントで手に入るチップは換金対象外となっていますのでお気をつけ下さい』

 

そこで一息つき、司会者が続ける。

 

『まず、ルールの説明でございます。基本的なルールは丁半博打と同じもの。予めチップを賭け、サイコロの出目の合計が奇数か偶数か当てるものになります。当たれば、賭けたチップは倍になって戻ってきますが、外れれば戻ってきません。こちらは、お手元にございます専用コインにて行っていただきます』

 

ボックスの各プレイヤーの席には、1つの穴と、奇の文字と偶の文字が書かれたコインが、それぞれ10枚ずつ置かれていた。

 

『ただし、3つの特別ルールがございます。1つ目は、出目が確定した後、嘘の報告ができるということ。具体的には、偶数のコインを選択していたのに、奇数が出てしまった時などに『自分は奇数を選んだ』と宣言したりもできるということ。当然デメリットもございます。2つ目は、アタックの宣言です。誰かが嘘をついていると感じたときに、その誰かに対し行うことで成立します。アタックされたプレイヤーは、自分が本当に選択したコインを嘘偽りなく報告しなければなりません。ここで、アタックに成功ーーアタック対象が嘘をついていた場合、そのときの賭け金と自分の賭け金の合計分を相手の持ちチップから奪うことが可能です。逆に失敗した場合は同じ条件のチップが相手にわたります』

 

そのルールでは、誰もアタックせずに千日手で終わりかねない。そんなことを、ロックは考えていた。

 

『そして、最後の特別ルール。5回のゲームで誰もチップが0にならなければ、そのボックスのプレイヤーは、全員が失格になります。そして、持ちチップが0になったプレイヤーが出た時点でゲームは終了。持ちチップの数が最も多い二人が次のステージへ進むことができます』

 

そこで、突然スポットライトが移動し始めた。

 

『ここで、改めて今回の優勝賞品を発表致します』

 

再び流れるドラムロール。スポットライトの止まった場所にあるのは、事前に告知されていたものと同じ、1つの小さなアイテムだ。

 

『このマジックアイテムは、リルを対価に様々なアイテムを召喚することができるアイテムです。遺跡から稀に出土する以外の取得方法が不明となっております、激レアアイテムです! 』

 

リルを対価にアイテムを召喚する激レアマジックアイテム。そう、ガチャである。何を隠そう、ロックはガチャも大好きであった。学生時代はアプリゲームでガチャをたくさん引くためにバイト代の半分以上を課金につぎ込んでいた程である。ましてやこのマジックアイテム、ユニークアイテムが排出されることもある。しかも、『運が良ければ』レアアイテムを簡単にゲットできるのだ。欲しがらない理由はない。同じような理由で、参加している他のプレイヤーの中には、レベル500(カンスト済み)のプレイヤーまでいるほどだ。全員が、ギラギラと欲望にまみれた目でガチャを見つめる。

 

『では、これより第一回戦を始めます! 』

 

戦いの火蓋が、上がった。




(ФωФ)<一端区切ってギャンブルは次回から。

(〇―〇)<ちなみに、次回のギャンブル『嘘つき丁半』は、『たとえ灰になっても』というマンガに登場するゲェムがもとになってます。

(ФωФ)<今回のルールを分かりやすく言えば、
『奇数か偶数を当てれば賭け金二倍』
『嘘ついてもいいよ』
『嘘がバレるとペナルティがあるよ』
『正直者を嘘つき呼ばわりしてもペナルティがあるよ』
『ペナルティは二人の賭け金の合計だよ』
『5回以内に誰かの持ち金を0にしないと、全員が失格だよ』
って感じかな?

(〇―〇)<詳しくは、『たとえ灰になっても』で!

(ФωФ)<おい。

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