世界、星、宇宙を司る最強の神の歩む道   作:夜と月と星を愛する者

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次の話で前回聞いた、アルクかフランか読者さんの要望のキャラをどれか出します。……ま、まだ決まってないんですがね


豊饒の女主人での一悶着

白兎から逃げられて、少し凹みながらギルドに行くと

 

「だからエイナさん!フードを被った刀を使ってミノタウロスを一撃で倒す男の人ですって!」

 

「だからねベルくん、私はフードを被ってミノタウロスを刀で一撃で倒す男の人は知らないのよ」

 

「でも僕はちゃんと助けてもらったんです」

 

「うーん、わかった、私の方でも探してみるよ」

 

「わぁ!ありがとうございます。エイナさん!」

 

「ところでベルくん」

 

「はい?」

 

「いつまで身体中に血を浴びた状態でいるのかな?」

 

「…あ」

 

エイナと話してるさっき逃げた白兎(血塗れ)がいた、やてどうしようか、話しかけたらまた逃げられた、なんて事は起きて欲しくないしなぁ。ま、エイナもいるから大丈夫だろ

 

そして、俺は白兎の背後に立ち、白兎君の肩に手を置いて

 

「やぁ、また会ったな白兎」

 

「うわ!?………うわぁぁぁああぁぁ!!!?」

 

案の定悲鳴は上げたけど逃げはしなかった

 

「そんな大声をだすな。他の冒険者もいるんだから」

 

「あ、す、すいません」

 

「あれ?シンさんどうしたんですか?また誰も行ったことのない階層まで行って魔石を大量に持ってきて私たちギルド職員達を困らせに来たんですか?」

 

「いや、今日は気分転換がてらに5階層をブラブラしてただけだ、魔石もそんなにないしな」

 

「そうなんだ、珍しいね。……5階層?…もしかしてシンさんがベル君をミノタウロスから助けたの?」

 

「あぁ、助けたら逃げられたがな」

 

「もう、ベル君、ちゃんとシンさんにお礼を言いなさい!」

 

「は、はい!…あの、先ほどはミノタウロスから助けていただきありがとうございます!そして、貴方から逃げてすみませんでした!」

 

「気にするな」

 

「でも…」

 

「…それならいい店を紹介してくれないか?外で食事をした事があまりなくてな」

 

「あ、それならいい店を知ってます!」

 

「それなら好都合だ、暗くなってきたし案内してくれないか?」

 

「はい!」

 

白兎の満面の笑み

 

「それじゃあなエイナ。仕事頑張れよ」

 

「えぇ、……私もシンさんと食事したかったな」

 

本人は小さく言ったつもりだろうが、俺には一言一句聞こえてる

 

「そうだ、エイナ。仕事がない日でいいんだが、エイナの都合がよければその時に見つけた店で食事しないか?」

 

「ッ!…聞こえてたんだ、恥ずかしい……えぇ、その時は教えるわね」ニコッ

 

いい笑顔だ、そして俺たちはギルドを出ると、ベルに店に案内してもらう

 

「それじゃ案内してくれ」

 

「わかりました!そういえば貴方の名前ってシンさんって言うんですか?この前の戦争遊戯の…」

 

「あぁ、よくわかったな。今から行く店で代金を払ってやろう」

 

「え!?い、いいですよ。シンさんに奢ってもらうなんて」

 

「大丈夫だ、金はたんまりあるしな。お前が大食感でも余裕で払える」

 

まぁ、某ピンクの幽霊少女並みの胃袋をしてなければの話だがな

 

「それじゃあ僕が世話になりっぱなしじゃないですか…」

 

ありゃりゃ、目に見えて落ち込んでる。……そうだ

 

「それなら、俺の話し相手になってくれないか?」

 

「え?話し相手ですか?」

 

「あぁ、まだ男の友人が少なくてな話し相手がいなんだ、でたまにでいいんだが俺の話し相手になってくれないか?」

 

「まったく恩が返せない案だと思いますけど…こんな僕でよければ」

 

「それはよかった」

 

「あ、ここです」

 

どうやら話し込んでる内についていたようだ

 

「豊饒の女主人か…」

 

「それじゃあ入りましょう」

 

店に入ると接待をしていた銀髪の子がこちらに向かってきた

 

「ベルさん、来てくれたんですね」

 

「はい」

 

「後ろの方は?」

 

「この人はシn…」

 

白兎が口を滑らせようとしたんで口を塞ぐ

 

「白兎のまぁ、友人ってとこだ」

 

「プハァ!何するんですか」

 

俺は白兎がまた口を滑らさないように耳打ちをする

 

「いいか、白兎、俺はこん前の戦争遊戯でかなり目立っちまった、ここで俺がその人物です。っていったらどうなると思う?」

 

「は!…そうでした、すいませんシンさん」

 

「あの〜?どうしたんですか?」

 

「いや、大丈夫だ、それより後ろの人が君をじっと見てるけど大丈夫なのか?」

 

「え?…」

 

銀髪の子が後ろを見るとそこには厨房からジッと銀髪の子を見つめる強そうな女性がいた

 

「ミ、ミアお母さん!?」

 

「シル、さっさと客を席に座らせて注文とりな!」

 

「は、はい!」

 

おうおう、これまた凄い人が出て来たな。今は知らんが全盛期はそれなりに強かっただろうな

 

「えっと、こちらです」

 

銀髪の子改めシル君が席に案内する。そこは厨房からでも面と向かって話ができるカウンターだった

 

「もっと話がしたかったですけど…」

 

そう言ってシル君は接待に戻っていった、……あれ?注文取らなくていいの?そう考えていると

 

ドン!

 

目の前にかなりのボリュームがある肉が2つ置かれた

 

「あんたがベルだね?シルから話は聞いてるよ。なんでもあたいらを驚かせるほどの大食感なんだってね?」

 

注文からミアが話しかけてきた、なんかこんな威厳があるとついつい呼び捨てにしてしまう。あれか?俺も父親でもおかしくない年だからか?*シンは10億歳

 

「えぇ!?僕そんなに食べれないですよ!?」

 

白兎が接待をしているシル君に目を向けると

 

「……テヘ」

 

あざと可愛い顔をしてきた

 

「シルさーーん!!?」

 

俺にできることは

 

ポン

 

「シンさん?」

 

「頑張れ」

 

「……」ガクッ

 

白兎は崩れ落ちた

 

「さて、それじゃあ俺も食いますかねぇ」

 

「いいですよ。頑張りますよ!もっと料理持ってきてくださーい」

 

「おぉ、いい気概だ」

 

そして、俺たちは次々に出される料理を舌鼓を打ちながら食事を続けていった

 

 

 

キングクリムゾン!!

 

 

 

 

「ご予約のお客様ご来店にゃぁー!」

 

猫人の茶髪の子が大声を上げると店に団体が入ってきた、その中には戦争遊戯の時、俺に拍手してきた金髪の子がいた、でも何故だろうあの子に関わるとろくな事がない気がする。無視するに限るな。幸い俺はいつも通りマントを被っているからあいつらからは認識されないだろう。そういえば説明してなかったなマントはこんな感じだ

 

無隠のマント

・羽織ると気配を完全に消し、姿を見れないようにする。羽織った者が許可した者だけ気配も姿も見れる。ただし体に何かを被ったりしたら効果が薄れる

 

「さーて、ダンジョン遠征からの帰還も祝って祝いやー!飲め飲めー!」

 

赤い髪の女、多分ロキファミリアの主神女神ロキだろう。なんで女なんだ?と思ったがそういえばロキはメス馬になって子を産んでオーディンにスレイプニルを渡したんだったな。それなら女になってもおかしくないのか?

 

「あの人たちは誰なんでしょう?」

 

白兎はどうやらあいつらの事を知らないようだ

 

「あいつらはこのオラリオでもトップのロキファミリアだ、目をつけられたくなかったらあいつらとはあまり関わらん方がいいぞ」

 

「え?…つまり、あの人たちはかなり強いんですか?」

 

「だな、Lv5が4人、Lv6が3人、そしてLv3が1人って構成だな。ここに来てるのは」

 

「そんなに高いんですか!?…なんで目をつけられるとまずいんですか?」

 

「あそこの赤い髪の女が見えるだろ?あいつはロキファミリアの主神のロキで、気に入った子をファミリアに入れようとするんだ、付け回されるぞ」

 

「うわぁ、でも見たところ女性に対してじゃないんですか?今も金髪の綺麗な人に触ろうとして返り討ちにあいましたけど」

 

「確かにそうだ、ロキは女癖が悪い、だけど、絶対に女だけが対象じゃない。気に入った子なら男でも入れるだろうよ。特に白兎は危険だろうな」

 

「え?なんでですか?」

 

「お前は男だが、男らしくない顔つきだ、更にお前の白髪と赤い目が更にそれを際立たせる。体つきもどっちかと言うと女に近いしな」

 

「うぐ!?僕が気にしてるところを」

 

「なら、もっと鍛えればいいだろ?俺でよかったら鍛えてやるぞ?」

 

「ほんとですか!?お願いします!」

 

「あぁ、わかった。場所は…」

 

どうしようか?俺たちのファミリアでもいいが白兎が龍やグリフォンを見て卒倒する未来しか見えない

 

「どうしました?」

 

「なぁ、白兎。特訓するとこで最適なところはないか?できるなら人目があまりないとこがいいんだが」

 

「人目がないとこですか……あ、城壁なんてどうです?あそこは人目どころか下からじゃ見えませんし人が来るとは思えませんから」

 

なるほど、城壁かぁ、確かに昼はいるかもしれんが朝や夜はいないだろうな

 

「わかった、そこで特訓をするとしよう。白兎の武器はなんだ?」

 

「僕の武器はナイフです」

 

「ナイフかぁ……なら、敏捷と技術を上げるのを第一目標にするとしようか」

 

「わかりました」

 

「さて、飯も食ったし支払いをしてからでるか」

 

「あ、えっとお世話になります」

 

「気にするなって言っただろう?…シル君支払いを頼む」

 

「あ、もう帰るんですね」

 

「はい、神様が心配してると思うので」

 

「そうですか、…えーと、ヒーフーミー……お値段はーーーーヴァリスです」

 

聞かれた値段の通り俺は胸ポケットに手を入れそこから出したように見せ収納空間からヴァリスが詰まった小袋を渡した

 

「はい………値段ピッタリですね。またのご来店をお待ちしております」

 

「よし帰るぞ」

 

「はい」

 

そして俺達が出口に向かおうとしていると

 

ドン バシャア

 

体の左側が何かにあたり、左肩から酒を浴びてしまった

 

「んあ?どけ、邪魔だ」

 

しかも当たったことに関して謝りもしないか、この狼人はいや謝りもできないなら駄犬がちょうどいいか

 

「あ、あの大丈夫ですか?」

 

「あぁ、大丈夫だ、直ぐに乾く、それじゃ行こうか」

 

俺が歩み始めると、白兎も俺に追いついて来た、しかし

 

「おい、てめぇ、無視してんじゃねえぞ!」

 

まーた、駄犬か、なんでここまで突っかかって来るんだ?…顔が赤い、酔ってるのか

 

「酔っ払いとは話したくないからな」

 

俺が一瞥してそう言うと駄犬は

 

「んだと!?」

 

こんな挑発でもない言葉にキレるとは相当短気なようだな

 

「やめー、ベート、ここは酒の席やで喧嘩する場所やないで」

 

「黙ってろ!これは俺とこいつの問題だ!」

 

そっちが突っかかって来たのに俺まで入っているとはこれいかに

 

「帰らせてもらっていいかな?」

 

「てめー、まだ話は終わってねぇぞ!それとも逃げる弱虫か?」

 

「やれやれ、安い挑発だな。付き合ってられんな」

 

俺がまた歩みだすと

 

バシン!

 

駄犬が蹴りを放って来たので脚を手で捕まえる

 

「なんの真似だ?」

 

「「「「!!?」」」」

 

店内中が騒然となった、それもそうだろう酔っているとはいえLv5の蹴りをフードで顔を隠した謎の男がなんでもないように受け止めたのだから

 

「てめぇ、離しやがれ!」

 

離せと言われたので離す

 

「いちいちムカつくんだよ!」

 

蹴り、殴り、酔っているとはいえ中々の正確だ、でも当たらない。この程度オーディンの槍さばきの何百何千の一の速さでしかない

 

「くそが!なんであたらねぇ!!」

 

「遅いし、正確さに欠ける。ただそれだけだ、力任せにやっていたら弱い者や同格の者には有効だろうが、それ以上に強いものから見たら簡単に捌ける。あとここは店の中だ備品を壊してないとはいえそんなに暴れるな」

 

「うるせぇ!」

 

「やれやれ聞く耳も持たないか……待たせてる者がいるんだ、眠ってろ」

 

俺は軽く動き、駄犬の背後に立って

 

「ガハ!?……」

 

当て身

 

その場に倒れ伏す駄犬

 

「さて、行くぞ白兎」

 

「え?あれ、え?」

 

白兎が困惑している間に俺は先に進む。すると

 

「待って」

 

また、背後から待ったがかかった

 

「今度は何だ?」

 

振り向くと、金髪の子がいた…にしてもこの子、精霊の気配がするな。精霊との人の子か、かなり低い確率なのによく生まれたもんだ

 

「ねぇ、あなた今日ミノタウロスを倒さなかった?」

 

「ん?倒したが、それがどうした?」

 

「…そう、ねぇ、聞きたいことがあるのだけど」

 

「……手短に頼む」

 

「わかった、あなたは何でそんなに強いの?」

 

いきなり、何でそんなに強いのか…か、

 

「努力と才能だ、ただそれだけだ」

 

「…努力と…才能…ねぇ、あなたから見て私は才能あるのかな?」

 

何言ってんのやら、そんなの

 

「ある」

 

「!!…そう、よかった、でもどうやったら強くなれるの?」

 

「…そうだな。まずは自分とよく向き合ってみろ。君は何をしたいのか、何を成し遂げたいのか、君が目指すのは何か…それを知れば君はまた強くなる……帰るぞ白兎」

 

俺は自分の剣を見ながら深く考え込んでる金髪の子に背を向けると店を出た

 

「…ふぅ、カオスめ厄介ごとの星の元にも生れさせやがったな」

 

「待ってくだい」

 

物思いに耽っていると、白兎が走って来た

 

「遅いぞ、それじゃ帰るか」

 

「はい!」

 

その後、ベルか入っているファミリアの近くまで送っていき、帰るとまた、吸血鬼(犬)2人と小人(犬)が匂いを嗅いで来て酒臭いと言われて屋敷の裏にある露天風呂に入っているとレティシア達が入って来て背中を洗ってもらった、お礼に3人にも背中を洗ってやった、一悶着あったがいつもどおりの平和な我が屋敷だった




ベート好きなみなさんには申し訳ありません!別にこの作品のベートはかませ犬のポジションじゃありませんのでご安心を、てか作者である俺がベート好きですから、もちろん他のキャラも好きですけど
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