世界、星、宇宙を司る最強の神の歩む道 作:夜と月と星を愛する者
ぜぇんかぁいまでのあらすじぃ!
シンが受け入れ、親友がある世界に呼び出され、義兄妹が転生しました
以上!!
《オラリオ城壁》
オラリオの城壁にて、ナイフと刀がぶつかり合う甲高い金属音がまだ日が出てない中に響いていた
「はぁ!」
白髪赤眼の兎を連想させる冒険者。ベル・クラネルが稽古を頼んだ相手、『
「もっと、腰を低く構えろ。ナイフで戦うなら素早さが求められる。腰を低く構えてそこから足の筋肉を使いバネのように動けば初見で躱せる者は少なくなる」
「はい!…はぁぁ!!」
ベルの稽古はこれで大分経つ。そしてベルは目に見えるほど強くなっていっている。それに…
「よし、休憩だ」
「はぁはぁはぁ…ふぅ。どうでした?シンさん」
「まぁ、いい線いってるさ、だんだん強くなってきている」
「本当ですか?!」
「あぁ」
「よかった〜」
さて、少し気になっている事を聞くか、プライバシーに欠けるが
「なぁベル」
「はい?」
「お前さ……成長を促進させるスキルが顕現したんじゃないか?」
「ッ!!?」
当たりか
「いや、別に言いふらしたりする気はないさ。ただなそんなスキルが顕現したんならお前も精神的にストレスを抱えるんじゃないかとな」
「…気づいていたんですね」
「まぁな。お前の成長速度が余りにも早いからな」
「はい。神様には誰にも言うなと言われましたけど、シンさんなら信頼できます」
「嬉しいこと言ってくれるじゃない」
「あはは。最初は神様も隠そうとしたんですけど、紙に書かれたステータス欄に無理矢理消したような跡があったので、詰め寄ったら教えてくれました」
「ま、そりゃそうだわな。そんなスキル娯楽に飢えた神達からすると是が非でも欲しいしあわよくばそのスキルの発現方法を教えて貰って、自分の眷属に発現させるようにするわな」
まぁ話を聞く限りじゃベルの主神はいい神っぽいから安心だな
「はい。神様もそれを考えて僕に口止めをしました、でもシンさんなら信頼してますので大丈夫かなぁと、アハハ」
頰を少し染めて照れ臭そうに頭を掻くベル……こいつ本当は性別女でしたってことはないよな?……ないよな?
「そうか……ん?」
妙だな。こんな朝早くからここに来る人がいるとは。ま、気配からするとあの娘のようだが、なんの為にここに来るんだ?
「どうしました?」
「いやなに、珍しい客だなと」
「え?」
その時、城壁の階段から風を浴びて綺麗な金髪を揺らしながら城壁の上に来た女…『剣姫』アイズ・ヴァレンシュタインが上がって来た
「え?え?なんでここにヴァレンシュタインさんが?」
ベルが困惑しているとアイズはこっちに近寄ってきた、相変わらずの無表情だこって、若干頰が赤いがたぶん朝日の光を浴びてそう見えるだけだろう。うん
「おはよう。アイズ」
「うん。おはようシン」
ん?はて?いつから俺たちは呼び捨てで会話するようになったんだ?……考えても無駄か
「おはようございます。ヴァレンシュタインさん」
「…えっと、誰?」
可愛らしく首をコテンと傾けながらベルに言う。天然だな今までの仕草を考えると、もう一度、天然だ(確信)
「あ、そうでしたね。自己紹介を。僕はベル・クラネルと言います。まだまだ初心者の冒険者ですが、ヴァレンシュタインさんの事は耳に挟んでいます」
「ベル…ベル。可愛い名前。顔も」
お?逆ナンかな?いいぞもっとやれ。からかい甲斐のある。夢蝶がいないから、からかい欲求という俺と十六夜だけの欲求なんだが、最近はいじる相手がいないからな…お?案の定、顔を赤くしてやがるベルの奴、スマホないかな?写真撮って後でからかう。え?ない?なら脳内保存するまでよ
「え!?いやいやいや!ヴァレンシュタインさん!?」
「アイズ」
「え?」
「アイズって呼んで」
「え?でも…」
「むぅ」
アイズが頰を膨らませやがった、天然って恐ろしい、そこらの男だったらイチコロだぞ
「あ、はい、えっと…アイズ…さん」
「…うん。よろしくベル」
仲良き事は良き事かな
「それで、アイズは一体どうしてここに来たんだ?」
「あ、シン」
「ん?」
「私の事も鍛えてくれないかな?」
なるほど、そういう事か
「どうしてだ?」
「私は強くなりたい、でもだんだんステータスもあまり伸びなくなってきて、だからシンに頼めば強くなるんじゃないかと思って」
強くなりたいねぇ。そういえばアイズって誰かに似てるんだよなぁ。誰だっけ?………あぁ、喉まで出かかってるんだけどなぁ。わからん、出会った人?達が多すぎてわからん。後で【絶対記憶】ってスキルかサポートしてくれる系のスキルを造るか
「なるほどね。ま、そういう事なら別にいいが、前に聞いた、質問の答えは出たか?」
そう、俺は前に豊饒の女主人にてアイズに質問をした
「それは…わからない。目指すものとやるべき事はわかる。でもそれが本当にそうなのか、私が望んでいる事なのかわからない、わからなく…なってきた」
………フッ
「上出来だ」
「「え?」」
ベルまで驚きやがったが無視だ無視
「それでいいんだよ。お前はまるで何かに囚われてるような感じだった、絶対にやらなくちゃいけないこの命に代えてでもみたいな感じでな。でも今のお前はその呪縛から逃れようとしている。するべき事はわかった、でもそれが自分を犠牲にしてまでやらなくちゃいけないかと聞かれれば俺はNOと答える。お前が死んで悲しむ奴は沢山いる。お前のファミリアの奴らは特にな」
「悲しむ?」
「あぁ、悲しむ。ファミリアってのは家族って意味だ、家族が死んで悲しまない奴なんているか?いないだろ」
「家族…」
暗い顔をしたな。なるほど大方、家族、両親が死んだからこんなになったのか、小さい時はよく笑っていたんだろうな。少しづつ少しづつ、アイズに笑顔を取り戻さなくちゃな。俺の周りの奴らが暗くなるのはNGだ、え?死んで悲しませたお前が言うな?今生きてますが、何か?
「お前が家族に対して何かしらの感情を持っているのはわかった、今はまだ無理でもいつか必ずお前を思ってくれる人お前が思う相手が現れる筈だ、その時までいや、その後も絶対に死ぬな。いいな?」
アイズに近寄って迫ると、アイズは
「う、うん。わかった」
えぇい!俺が近寄っただけで頰を染めて恥ずかしがるな。生娘かお前は!
「と、すまんな。嫌なことを思い出させただろうに」
「ううん。大丈夫、さっきの質問の答えは出たから」
「お、そうか、それは良かった」
「そういえば、シンのファミリアってどこにあるの?」
あぁ、そうか、俺のファミリアは別世界にあるからな。一応門に入らず外から見るとちょっとでかい屋敷のようなものが見えるだけだしな。にしてもうーん、いいのか?こいつらに教えて、ベルは兎も角、アイズはぽろっと話してしまいそうだからなぁ。……まぁいいか
「ま、そうだな。この稽古が終わったら教えてやるよ」
「うん」
「シンさんのファミリアかぁ、どんな人がいるんだろう」
……あ、やべ、ファミリアの団員、全員女だ、何処と無く危険な感じがする。主にアイズ関連で……
「ほんじゃやるぞ、ベルはそこで反復横跳びをやってろ」
「わかりました」
「さて、アイズ武器を取れ、軽く打ち合うぞ」
「わかった」
そして、アイズは腰に差していた剣『デスペレート』を抜き、構えた
「それじゃあ、行くよ!」
「おう、来な!」
俺はいつから戦闘狂になったんだ?楽しくて仕方ない
「はぁ、はぁ、はぁ」
アイズは大量に汗をかき、膝をついていた、結局アイズは俺に一撃も与えることなく、全部受け流され、1時間ほどその戦闘が繰り広げられた、ベルは途中から危ないと感じ下がっていた、そしてポカーンと見ていて、『僕、あんな風になれる気がしないよ』と言っていた、当たり前だアイズは兎も角、俺にたどり着きたいなら1000億年早い!
「さて、それじゃ今日の稽古は終わりだ、ベル、帰るぞ」
「はい!」
「はぁ、はぁ」
問題はアイズなんだよなぁ。軽くと言ったのに全力でくるから、立つのもやっとって感じじゃないか?仕方ない
「ほれ」
「え?」
俺はしゃがんでアイズに背を向けるようにしていた
「立つのもやっとってくらい、疲れたろ?ならおぶって行くから乗りな」
「……う、うん。あ、でも私、汗かいたから臭いかも」
「んなこと気にすんな。それにお前は臭くないぞ、いい匂いするしな」
「//」
たぶん顔を赤くしながらアイズは背に乗ってきた
「…シンさんってたらしですか?」
失礼な。俺はたらしじゃない……ないよな?
さて、着いたわけなんだけど
「うわぁ、大きな屋敷だね〜」
何故お前がいるんだ?ティオナよ
「え?だって見かけたから着いて来たの」
「さいですか、それじゃ門を開けるぞ」
俺が門に触れると門に青いラインが広がり、門が開いていく、そして俺が足を踏み入れると、俺の姿が消えた
「「「え!?」」」
「ハハハ、驚いたか、お前達もさっさと来な。忘れられない景色を見せてやるよ」
俺は声だけしかアイズ達には聞こえてないだろうが、まずはベルがそしてアイズがそして最後にティアナが入った、そして門が閉じた
「え?…うわぁぁ」
「ここ、は?」
「すごいすごい!こんな景色が見られるなんて!」
アイズ達はいくつもの島が浮かび、その真ん中に城があり、周りには麒麟や小型の龍、そして獣たち、妖精やなどの地上から来たもの達、空にはグリフォンやドラゴン、1つの島にある湖には大きな魚から小さな魚達が跳ねていた
「ようこそ、俺たちのファミリア、カオスファミリアへ。歓迎しよう。さぁこっちだ、来な」
そして、俺たちは島々に架けられた橋を渡って城に向かっていった