世界、星、宇宙を司る最強の神の歩む道   作:夜と月と星を愛する者

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この作品を読んでくれてる方々に聞きたいんですが、近々新しいキャラを出す気なんですけど、アルクェイド・ブリュンスタッドかフランドール・スカーレット、又は読者さんがこのキャラ、でどのキャラがいいですかね?


白兎との遭遇

リリの改宗の件をギルドに報告した後、俺たちは色々な事をした、ゴーレム達の材質を鉄からヒヒイロカネに変えたり、メイド達と会話して不満などがないかを聞いたり、レティシア達と遊んだり稽古したりリリのスキルがかなり使えることを知ったのでシン作のハンマー【ガイアの怒り】を渡して稽古させたらLvが2になったと思ったら3日ほどでLv3になったので修行を自主鍛錬にさせたり、浮島の1つに黄金の林檎を筆頭に女神の果実などの様々な果実を植えたりなどをしていた

 

因みにこの事を知った原初の神は

「いや、黄金の林檎はあかんだろ?誰を不老不死にする気だよ。いやまぁ、黄金の林檎も女神の果実も美味いけどさ」

と言っていたが、シンは言った、美味いならいいじゃないかと、女神の果実は神力で育つのでカオスやシンなどの神がこの世界にいると自然に育つようにしてあるそうだ

 

とまぁ、色々な事をしているうちに8日ほど経ち、今俺は1人でダンジョンに来ている。レティシアとヴァンピィはリリの稽古相手をしてもらっているので一緒にはいない。何を思ったのか俺は5階層を魔物を倒しながらウロウロしていた

 

「はて?俺はなんで5階層にいるんだっけ?…まぁいいか」

 

なんか、あれだなここにいれば面白い事が起きると俺の感がいってる

 

 

 

♦︎♦︎♦︎

 

ウロウロしている途中に白髪赤眼の兎を連想させる男の子が俺の横を通り過ぎていった……なんだろうさっきの子についていけば何か面白い事が起きる予感がする。思い立ったが吉日とも言うしついていくか

 

 

 

「確かこの先に進んでいったはずだが…」

 

 

「うわぁぁぁぁ!!」

 

突然、前方からミノタウロスに追われてるさっきの白髪の男の子が向かって来た、面倒臭いから白髪でいいや

 

「おいおい、なんでこの階層にミノタウロスがいるんだ?」

 

「あ、そこの人逃げてください!ミノタウロスが!うわっ!?」

 

こっちに向かってくる途中に躓いて転んだ

 

「ブモォォォ!!」

 

「うわぁぁ!?」

 

ミノタウロスが白髪に向けて武器を振るう前に俺が

 

シュ!

 

風を斬る音と同時にミノタウロスの動きが止まった

 

「……え?」

 

白髪が間抜けな声を上げた、それもそうだろう風を斬る音がしたと思ったらミノタウロスの動きが止まったのだから、そして

 

ズリ…

 

ミノタウロスが腰の辺りから半分になって上半身が地面に落ちたのだ、それと同時に白兎に血を浴びせながら

 

「…大丈夫か?白髪」

 

俺は天魔刀【神羅万象】を鞘に収めると白髪に手を差し出した

 

「……う」

 

「う?」

 

「うわぁぁぁぁ!!」

 

いきなり大声を上げたと思ったら白髪は脱兎の如く去っていった、見た目も相まってなんか合う。兎だけに

 

「…はて?なんか怖がらせるような事はしたかな?」

 

不思議だ…あ、そういえばこのマントをしてたな。白髪から見たら鼻と口だけした見えない男から手を差し伸べられたんだから逃げても…おかしくないのか?それに俺のせいで血を被ってしまったし

 

「さて、どうしたもんか…ん?こっちに誰か向かって来てるな。厄介ごとが起きる前にここから去るか」

 

こちらに猛スピードで向かってくる気配を感じたので俺はその場を後にする。今日の晩御飯はどうしようかなと考えながら

 

 

 

 

 

 

 

《アイズサイド》

私はとにかく急いでいた、私たちが取り逃がしたミノタウロスがこの5階層にまで上がってきたから

 

「ねぇ、アイズ」

 

隣を同じく走っていたアマゾネスのティオナが話しかけてきた

 

「どうしたの?」

 

「いや、それがさおかしくない?魔物と1匹も会わないことにさ

 

そう言われてみればそうだ、この階層だけ魔物と1匹も会っていない。下の階層では必ず出くわしていたのに

 

「…なんでだろ?」

 

「わかんない…ねぇ、アイズ。この先から血の匂いがするよ」

 

アマゾネスだからなのか、Lv5だからなのかわからないけどティオナは血の匂いを感じ取ったらしい

 

「まさか、誰かがミノタウロスに…?」

 

「この角を曲がった先だよ……これは?」

 

ティオナが止まったと思ったら何かありえないものを見たような顔をしている。私もそこを見てみると、そこには

 

「・・・・」

 

半分に斬られた物言わぬ亡骸となったミノタウロスがいた

 

「これは…どういうこと?」

 

ありえない。この階層は駆け出しの冒険者がよくいる階層だからミノタウロスを倒せるほどの実力を持つ冒険者がいるわけがないのだ、そして私はそれ以上に気になることがあった

 

「この太刀筋…」

 

ミノタウロスが斬られた箇所は凄く綺麗に斬られていた、私でも不可能なほどの綺麗な跡だった、…会ってみたい。これほどの綺麗に斬る人に会って、話をしてみたい。これほど綺麗に斬る人に教えてもらいたい、貴方のこれほどまでの強さを

 

「…ズ…アイズ?」

 

「!…どうしたの?」

 

「いや、それはこっちのセリフだよ?どうしたのさミノタウロスの死体を眺めてボーっとしてさ」

 

「…この太刀筋が、凄くて」

 

「これ?アイズが褒めるなんて珍しいね」

 

「私でもこんな太刀筋は無理」

 

「ッ!?…本当に?」

 

「うん」

 

ティオナが驚くのも無理はない。だってアイズは『剣姫』と呼ばれる第1級の冒険者なんだから、そのアイズが無理と断言するほどこのミノタウロスを倒した人は凄い人なんだから

 

「……じゃあ誰が?オッタル?」

 

「…わからない」

 

それだけがアイズをがっかりさせた、もう少し早く来てればその人と会えたかもしれないのにと考えずにはいられなかった

 

「とにかく、一旦団長達の所に戻ろう?」

 

「…そうだね」

 

いつか必ず会ってみたい。そう心に決めたアイズに近いうちに会うとは夢にも思ってないだろう。それは神の悪戯か、それともシンがつけてる運を上げる【天神の祈り】のせいか、それは誰もわからない




やっと本編が始まった

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