応募大変ありがとうございました。
他のキャラクターも以前に説明した通り、できる限り出演していただくつもりです。
リアルアートさんの説明によると、先に見学をしているグループがそろそろここに戻ってくるそうだ。
そうしたらリアルアートさんが各施設を案内してくれるとのこと。
すいません!
訓練中の在校生の方とかいらっしゃいますか?
リアルアートさんは携帯端末を操作すると、ふむふむと頷いた。
『体育館γで……新三年生の有志がトレーニングをしていますね。優秀な生徒ですから……刺激になるかと。』
なるほど。緑谷、よかったな。
『なかなか
わかんねぇ。
どんな先輩なんだ、そりゃ。
『もうしばらくお待ち下さい。お飲み物をお出ししましょう。』
スゲー!
いや、さ。
出されたカフェラテにラテアートっていうヤツが。
うん。
オールマイトのラテアートとか初めて見たわ。
写真撮っとこ。
『あぁっ!飲むのがもったいない!』
いや、飲めよ緑谷。気持ちはわからんでもないが。
『あのー。君たち、ヒーロー科ってことはさぁ……。』
ん?重石君か。
あぁ、実技試験の話?
俺はまぁ、そこそこやれたよ。
んー、ヴィランポイントで62点取ったから……40体は倒してるなぁ。
バールで。
『バールで?!』
ん?みんな驚いてるな。
いや、緑谷。お前は知ってるだろ。
あぁ、数に驚いたのか。
リアルアート?その、アート・アートって相づちはなんなんすか。
『僕は個性を使いすぎて力尽きちゃってさぁ。10体もいかなかったなぁ。』
なるほど。
『伊吹ちゃんはぁ、25ぐらいよねぇ~。撃破数。』
『乱戦で後半はあまり稼げなかったです。』
へー。でも結構倒してるなぁ。
ふむ、レスキューポイントと合わせたときの合格ラインってどれくらいなんだろな?
緑谷から聞いた話だと、60ポイントで合格したらしいけど。
『俺は、ぜんぜんだったなぁ。対ロボットだけで判断されたら向かねぇよ。』
人使君は対人向きの個性なのかね。
いやいや、言い出すまで聞かないよ?マナー的にな。
『僕も、0ポイント一体しか倒せないで終わっちゃって。』
ははは。緑谷君。いろんな意味でみんなビックリしてるぞ。
いやだから、アーティスティックって相づちはなんなんすか。
『えぇっ!?でもそれだと、0ポイントだから……0だよねっ!ポイントが!』
重石君、リアクション激しいね。
ジョジアカの読者だからかね。
いや、合格通知で言ってたんだけど、レスキューポイントって隠しポイントが有ったんよ。
他の受験生を助けるとかの行動を試験官が評価するっていう、ね。
だから、さ。緑谷はちょっと特殊だけどさ、仮想ヴィランを倒さなくても合格できた可能性は有ったんじゃないかな?
あらら?心操くん?
『そうか、ヒーロー的な行動を判定していたのか。』
んー、まぁ俺なんか助けるっていうより、苦戦してるヤツの相手を倒す分には、横やりって認識されないかなーってセコい計算が有ったんよ。
それでもレスキューポイント入ってたからなー。
だから、難しい話だな、あの試験の是非は。
ショックだったかもしんないけどさ。
でも、よ。編入を狙って行動していくのは前向きでいいんじゃねぇの?
ほら、生きている限りチャンスは有るわけだし。
ん?緑谷、どうした?
『藤宮くんが
うるせーよ。自分でも薄々はそう思ったっつーの。
『なぁ、ところで不死身の個性ってどうなってるんだ?』
あー、やはり気になるかね心操くん。
『あ~、私も聞きたいわぁ。そのお話ぃ。』
綾吊さんのお母さんは何て言うか、いちいち色っぽいな。
あー、どこから話したもんかな。
ん?戻ってきたのかな、お先の人達。
『仲がいいのね。私も妹や弟がいるから、気持ちはわかるの。ケロ。』
ケロ?
『あ、あのお兄ちゃんはお兄ちゃんじゃなくて、その……。』
『ははは、そりゃ同い年だからな。でも、俺にとって
『俺も、蛙吹さんが妹のように思えるよ。お兄ちゃんって呼んでいいぜ!』
『
『冗談じゃないんだけどなぁ。』
『お兄ちゃんって呼んであげてもいいよっ!お兄ちゃん、何かおごって!可愛い妹に!』
『葉隠ちゃん。それは何だかアブナイ会話な気がするわ、ケロ。』
『じゃあ
『悪いが葉隠さん。俺が面倒見るのは庵だけだ。っていうかトオル同盟を勝手に作るな。』
『ワチャワチャ楽しいトークだねぇ。まぁみんな同じ新入生なわけだから、仲良くなったのはいいことかな?帰る前にカフェでもっと親睦を深めてもいいかもねぇ。青春だねえ。キュンキュンだねぇ。』
何だ何だ?
こっちのメンバーの比じゃない濃いノリの会話が聞こえてきたぞ。
えっと、男性2名、女性3名か。
『リアルアート、お待たせぇ。新入生の見学、無事終わったよぉ。和気あいあいのワキワキアイアイって感じだよぉ。』
あぁ、何か独特の喋り方してるこの女の人が引率の先生か。
髪の毛が何か、あれだな?
スポンジっぽいな。
ウィッグ?いや、個性か?
『スポンジ・ガール!この事務所をリアルアートと共同経営している吸水ヒーローだよっ!』
知っておるのか緑谷!って言うまでもなく解説ご苦労。
えーっと、スポンジガールを除くと……。
おっきい目と口がカエルっぽい女の子。ケロって言ってたな。
声もちょっと低めで印象的だわ。
おおっ、でけぇなっ!2メートル以上あるぞっ!
尖った口先からのぞく舌。出っ張った目。
カメレオン感がすげぇ少年だっ!
え、と、服が浮いてる!?
Tシャツにホットパンツと、靴?
透明人間な女の子かー。
あと、白い長い髪の女の子。
丸いサングラスに白い杖。
目が不自由なのか。ハンデ有るのに入学したって凄いな。あ、でもそこら辺をどーにかできる個性なのかな。
これで全員……じゃねぇよ!
白い髪の女の子と手を握ってる少年いるよっ!
影薄くて見落とすとこだったよ!
透明人間がめだってて、普通の少年見逃すとこだったよ!
……なんつうか、特徴ねぇなぁ。
さて、じゃあ俺たちの番、と。
『あ……?あ、あっ!!!』
え、なになになにっ!
何で白い髪の子が俺の方を見て? ん?見えてる、のか?
いやとにかく、俺の方に顔向けて、なにゆえいきなりそんなに怯えてんの!?
『きっさまーっ!!!
ちょ、待ちたまえよフツメン君!
殴りかかってこられても、その、困るっ!
こーゆー普通のトラブルも引き寄せるっけ?俺!?
キャラクターの本文での詳細は次回となりますが、前書きにも書いた通りに、B組の生徒が決定いたしました。
ジャギィさんより染隠麗音。
カワウソ太郎さんから和水庵。
他にもカワウソ太郎さんからもうひとり、罷理通。
妹思いの設定を、親戚の庵を妹のように可愛がると改変いたしました。普通科です。
百人目さんから、洗井海面。
スポンジガールというヒーローネームをこちらで設定して、雄英の教師として採用いたしました。
採用したキャラクターは、独自展開でいろいろ頑張ってもらうつもりです。
本当にありがとうございました。
なお、キャラクター募集は継続して受け付けます。
メッセージか、活動報告の感想まで。