リリカルな世界で苦労します   作:アカルト

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夏の始め

「着替え持ったか?」

 

「持った~」

 

「洗面用具持ったか?」

 

「持った~」

 

「水着持ったか?」

 

「持った~」

 

「エロ本持ったか?」

 

「持った~……あ……」

 

取り合えず没収、こんなもんどこで使うつもりだ

返して~と懇願してくるネリアをよそになのはにパス、一瞬顔を赤らめた後にゴミ箱へと

血の涙を流すネリア、何よりヴィヴィオの教育に悪い

てかそんな物用意してる暇があったらさっさと行くぞ、待たせるのも嫌だし

 

一向にショックで動けないネリアの首根っこを掴んで引きずる、外に出たら汚れるからそろそろ立て

玄関にはヴィヴィオとフェイト、ヴィヴィオはそうでもないがフェイトはネリアを見て苦笑い、何故かそんな姿も可愛らしいと感じてしまう俺は変態なのだろうか……

 

「よいしょっと」

 

ワゴン車の荷台に大量の旅行鞄を乗せる、俺一人じゃなくて全員の分

……女の子の荷物って多いな、やっぱ色々入ってるのか?

バンッと荷物の扉を閉めて運転席へ、助手席にはネリアで後は後部座席

んじゃまぁ

 

「出発進行」

 

 

 

 

 

 

 

 

春が終わる

季節は夏の始め、ミッドの気温も上昇し始め、半袖の人が増え始めるこの時期

取り敢えず向かう場所は本局、乗せてもらうのは次元航空船

朝が早いので軽くあくび、もう八神家やその他諸々は着いているのだろうか、本局は近いからすぐだと思うけど……

 

後ろではヴィヴィオが足をばたつかせている、やっぱり六歳、無邪気である

 

着ている服は局員服ではなく全員私服、そこらは想像で

はやてが予定していた地球旅行、泊まる場所は六課で前回お世話になったコテージ、三泊四日

行きも帰りもクロノが飛ばすクラウディアに搭乗して地球に近づくいたら転移魔法、流石に97の管理外世界に止まってくれる旅客機はない

なので管理局が飛ばす船に乗せてもらう、最初はコルテットが出そうかと思ったのだが「そんな事までお世話になれへん」と周りの意見によってクロノに頼む事に、なに、コネを使えば一発

なのはもフェイトも長期休暇、ネリアは何かあった場合は通信を、俺は暇でヴィヴィオはまだ学校に行っていない

そんなわけで高町家は全員欠ける事なく集合完了ってわけだ

 

「それにしてもなのはさんの故郷でお姉様の育った世界か~、どんなとこだろ~ね」

 

「いい所だよ、すっごく」

 

まぁそうだろうな、少なくとも食文化はこっちよりも進んでる

別段特別な感じがしない、違うとわかっていても元いた俺の故郷と殆ど変わらないし

 

「海も綺麗だし空気も美味しいし、ネリアちゃん、ケーキとか好きだよね?」

 

「もうそりゃ」

 

「お父さんとお母さんに一杯作っておいてもらわないとな~」

 

そうしないとその日一日営業出来ないな、店にあるもん食い尽くされて

そんな感じで車を走らせる、後ろからは……つけて来ている車は二台ってとこか?

まぁ……これくらいはいいか

 

「お姉様はミッド出身で……地球?の学校に行ってたんだよね、文化の違いとか無かった?」

 

「……………」

 

「お姉様~」

 

「……えっ、な、何かなネリア!!」

 

「驚き過ぎだよ~、ボーとして大丈夫?」

 

「はうっ」

 

………ちなみにあの日からフェイトはずっとこんな感じ

あの日も帰るまで全く話せなかったし次の日から殆ど会ってない、仕事仕事仕事仕事

近づいたら離れられるしご飯の時もモジモジしてるし……避けられているというのが俺にとっては拷問

下心とか……丸見えだったのかな……それで嫌われたのかな……

 

……デュランダルに通信

 

「ネリア、代わりに出てくれないか?」

 

「りょーかい」

 

俺のポケットに手を伸ばしデュランダルを引き抜くネリア

端末を操作する……はやてか?

 

『おおっ、ネリアちゃんか、ケント君は……久々に働いてる様やな、運転か』

 

「免許取って一年経ってない新人ドライバーだけどね~」

 

誰にだって新人時代はある

 

『あとどれくらいで着く?私達は今本局に着いたんやけど」

 

「お兄様、あとどれくらいかだって」

 

「ん~、転送ポートに乗って二十分位かな、てかはやて、着くの早くね?」

 

『早く着くに越した事はないで~、今の所エリオ達が着いてるわ、スバルとティアナももうすぐ着くって』

 

「了解、じゃあ着いたら連絡する」

 

『分かった、じゃあ後でな』

 

通信が切れる

 

「ねぇねぇお兄様」

 

「ん?」

 

どうした?

 

「今気づいたんだけどさ……男の子ってエリオ君とお兄様だけだよね」

 

「言うな」

 

それがリリカルなのはだ

 

「ある一種のハーレムだね」

 

「お前の想像の中だけだろうけどな」

 

大体ハーレムとかガチであり得ん、オリ主はよくしてるが

俺に彼女達を惚れさせる要素がどこにあるんだ、顔取ったらただの一般人Kだぞ?

 

「そろそろネリアはお兄様に春が来たという朗報を聞きたいのです、ね、『お姉様』」

 

「ひゃうっ」

 

何だかんだ言ってる内に転送ポートに到着する

こっから管理局に入る手続きをして……ポートに乗り込む

クロノに連絡は、まぁいいや

 

さっきの男の子にザフィーが入ってない?

あいつは……犬だ♂

 

 

 

 

 

 

 

「「お久しぶりですなのはさん」」

 

「久しぶり、スバル、ティアナ、お仕事頑張ってる?」

 

「「はい!!」」

 

転送ポートから本局へ、そっからドッグへ

艦長であるクロノはもう乗っているらしい、色々と大変だな

六課の主要メンバーは全員到着、後は出発を待つのみ

通りかかる局員は絶対に振り向く、何だってここ、凄くピンクだからな……男が俺とエリオしかいない

それにエリオはまだ十歳、実質上怨念の篭った目で見られるのは俺だ

 

「着いたら直ぐに海やからな~、綺麗らしいで~」

 

「いきなりだなはやて、てか疑問なんだが何で一日目から海?」

 

隣から話しかけてくるはやて

この際だから聞いておこう、何故着いたら直ぐに海なのか

昨日に連絡が来て計画の変更?がされた、転送ポートから直ぐにコテージで海と近いんだと

それでも……移動時間とかあるだろ

 

「ん~、そうなんやけどな~、明日が雨らしいねん、今日は快晴らしいし……そんなに待たれへんやろ?」

 

「俺は大丈夫だが」

 

ネリアとかがな……

 

「とにかく着いたら海や、私やって楽しみなんやから」

 

「まぁ、そうだろうな」

 

俺は男だからいつでもいいが

 

「それにホラ」

 

「ちょっ!!おま!!」

 

いきなり自分のスカートをめくり上げるはやて……ってお前!!

 

慌てて隠すが……ずっと上げたままのはやて

ニヤニヤしてる……青の星柄、これって……

 

「ん~、何を想像したんかな~、教えてや~、ケント君」

 

「お前……」

 

「ま、これでも結構エッチいと思うけどな~、はいお終い」

 

パサリとスカートを離す

あれは……水着だ

下に着て来たのか……それでも、エロかった

特にスカートを上げながらというのが、また……うん

 

「私もいきなりパンツを見せる様な痴女じゃないよ?

ケント君がベッドに押し倒してくれるんやったらまた別やけど」

 

「なっ!?」

 

おまっ!!

 

「女ばかりの夏コテージ、海にお風呂にイベント三昧

ケント君が誰かと間違い犯さへんか心配やわ~」

 

「は、はやて」

 

こいつ……

 

「性欲溜まったら私のとこに来てええで~」

 

「冗談も程々にしとけよ」

 

「てへぺろ」

 

お前もかよ

 

「まぁ冗談や、ホンマにそうなるかはケント君次第やけどな~」

 

「そんな事するほど人間辞めてない」

 

確かに魅力的だけど……そんな事をするほど俺はゲスくない

 

「そろそろ出発ですよ~」

 

「分かったリイン、じゃ、乗ろか」

 

「う、うん」

 

前を歩くはやてに続く

 

………色々と大変そうだ、今回は

 




vividとforceのフルカラー買って来ましたーーo(^▽^)o
いや~、まぁ一言で言うなれば……エリオ、爆発しろ!!
あんな模擬戦に参加できるエリオが羨ましいです(−_−;)
で、いつもは買わないんですが今回はコンプエースを購入しました!!
目的は付録のトランプ!!いや~、水着三昧で眼福眼福
その後トランプはスリーブに二重で保護しました、ちなみになのはの絵柄です
それ位するのですよ、永久保存版です(^O^)/

そして、Fate/zeroのソーシャルゲーム
イベントが過酷過ぎる……今は個人で四百位代です
セイバーさんが当たらない、いつもいつも旦那とアサシンばかりです(ーー;)

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