リリカルな世界で苦労します   作:アカルト

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視察 2

 

「ん!?ほんにひわケンホさん!!」

 

「なのはちゃん、せめて口のもんを食べてから喋ろな」

 

はやての一言で目の前の彼女は顔を真っ赤にしながら急いで口の物を飲み込む

………胸を叩いてるが大丈夫か?すごく苦しそうなのだが………

 

「ぷはぁ、はぁはぁ……こ、こんにちはケントさん」

 

「あ、うん、こんにちは」

 

栗色の髪をした彼女、『高町なのは』は息を切らしながらな敬礼してくる

……パスタのソースが口のまわりに着いているのはスルーしよう

 

「なのはちゃんには言ってなかったっけ?今日視察が来るの」

 

「視察が来るとは聞いたけどそれがケントさんだなんて聞いてないよ!!」

 

あー、と言いながら叫ぶ彼女

今俺達がいるのは六課の食堂、丁度訓練も終わり、新人達とお昼をとっている時間だと言うのでお邪魔したのだが……ホントに邪魔だったか?

彼女の周りにいる新人達は俺を見て放心してるし……あ、オレンジがフォーク落とした

 

「えっと、えっと……前はキチンとしたお礼が言えなくてすみませんでした!!」

 

「あー、うん、別にいいよ」

 

クロノの結婚式で会った時も殆ど話してないからなー、俺からするとえらく丁寧に挨拶されたつもりなんだけど……彼女にとっては少し雑だったのか?

まぁ三年ぶりだし無理もないか

 

「それより後遺症とかが無くて良かった、無理だけはしないように」

 

「あっ、はい」

 

それにしてもあれだけの重傷人がなんでここまで回復する……さっき見えたビームだって打ち出せるのが奇跡な筈なのに……これが主人公補正か!!

 

「なんや~、診察はせえへんの?」

 

「もう必要ないだろ」

 

「てっきり私は『診察』とか言って問答無用でなのはちゃんの服を脱がせてそのままアー!!やと思っとったんやけど……」

 

「俺をどんな目で見てんだ」

 

「お~目眩がする目眩がする、医務室で診察してくれへん?」

 

「えっと……八神部隊長?」

 

気になったのかオレンジの子がはやてに声をかける、そりゃ気になるよな、いきなりサングラスかけたスーツ男がズラリと俺たちの後ろに現れたのだ

周りからの視線も凄い、元から女性の割合が多い為か殆どが怖がってるし……

 

「あ、紹介するな、この背の低いイケメン君は本局少将の『ケント・コルテット』君、

六課の後見人の一人で今日は視察や」

 

「えっ……ティアティア!!コルテットってもしかして!!」

 

「ご無礼申し訳ございませんでした!!あの……その」

 

興奮する青色を無視して敬礼するオレンジ、

それにつられて同じく敬礼する赤とピンク、

そして遅れて青

う~ん、それより赤と青……めんどくさいから名前でいいか?スバルとエリオの前にあるパスタのパスの量はなんだ!?ネリアと同等じゃねぇか……

 

「おばちゃーん、パスタ特盛三つ~」

 

「はいよ~」

 

「ネリア様いけません、このような場所の物を口にされては!!」

 

「それとコーラのLLを五つ~」

 

「ネリア様ーーーーー!!」

 

ネリア、お前は気楽でいいよな………そんでもってどれだけ食うんだお前……

 

「あとはね~、LLのシーフードピザと~」

 

もう考えないぞ俺は、それに『と~』とはなんだ?

 

「あ~まあそう硬くならんと、どうやケント君?ここで何か食べて行くか?」

 

「いけませぬ!!いけませぬぞケント様!!」

 

肯定しようとした矢先に現れる爺……一体どこから現れた?

 

「気配を断ち、無を共に共有化する事で人は人を超える事ができるのです!!」

 

なにそれ怖い

つまり気配遮断スキルが異常なのね、わかります

 

「いけませぬぞケント様!!このような場所での御飲食、それは爺が許しませぬ!!」

 

「いいじゃねーかこれぐらい」

 

「断じて認められませぬ!!それに関してはネリア様も「おかわり~」ネリア様!?」

 

爺、お前が話している間にネリアは完食したぞ……あの量を

あの体のどこに入るのか………

 

「凄いね~、あの子」

 

「凄いですね~」

 

お前らも十分凄いと思うぞスバル、エリオ

それ見るだけで食欲なくす、エリオなんてなんでその中にその量が入るんだ?

と、一人考えていたら肩を後ろから叩かれる……誰だ?

 

「ニャ、ニャーオ」

 

「………………。」

 

ネコミミとネコ手?をつけたフェイトがいました

なにこれ可愛い、そしてなにこれカオス

 

 

 

 

 

 

 

 

「う、う、恥ずかしかったよ………」

 

「大丈夫大丈夫、時間はまだまだあるって」

 

さっきのネコミミが余程恥ずかしかったのか……フェイトがネリアに抱きつきながら顔を真っ赤にしてふいている

あれって……練習だったのか?好きな人用の

てかネリア、やはり色々とお前がフェイトに与える知識がズレてるのはヤッパリそうだよな?どこでネコミミが出て来た……

 

「次はこれ!!」

 

「メ、メイド服!?」

 

「そうそう、これでシマパンを着て誘惑すれば大丈夫だよ!!」

 

それはおかしいぞネリア、確かにシマパンは宝だ、人類が作り出した宝具だとは思うがそんな事されれば確実に喰われるぞ、フェイトが

てかフェイトの好きな人ってシマパンが好きなのか?………仲良くなれそうだ

 

「なのはちゃん、ヴィータは?」

 

「ヴィータちゃんとシグナムさんは本局の方で仕事があるらしいから今日はいないよ」

 

「あちゃー、リインも今日はメンテの日やからな~、なかなかみんなに紹介でけへん」

 

リインのメンテってシャーリーだったか?

覗くのは……よくないな、メンテの時は全裸だったと思うし

 

ちなみに新人達は食べ終わったらここから抜け出して行った、やはり相当なプレッシャーがあるのだろう……エリオとキャロは話しで聞いた事があるぐらいで実際に顔を合わせた事はなかったし

 

「まぁ、まだまだ一年あるんだし、そう、急がなくても」

 

「でもわたしとケント君が知り合ってからもう十年やで十年!!それやのに家族を殆ど紹介できてへんのって……」

 

まぁな……実際キチンとした?会話が成立したのはシャマル先生とだけ、シグナムは一言二言だけだしザフィーラ、ヴィータ、リインフォースⅡに関しては顔わからないからな、撃墜事件の時にヴィータはチラッと見たがそれももう八年前、覚えている筈がない

 

「それにしても……まさかケントさんが六課の後見人だったなんて……」

 

「ホンマ、今回もケント君に救ってもろた、ケント君がおらんかったら六課作られへんかったからな~」

 

「そうなの!?」

 

「そうなの~」

 

なのはが驚きの声をあげる……隊長ならそれぐらいは教えておいてやれよ部隊長……

 

「はぁ~、私も胸があったらな~」

 

「だ、だからネリア、胸を揉むのはやめ…はうっ」

 

「おっ、ここかここか~」

 

隣から聞こえてくる会話は取り敢えず無視しよう、おい護衛、何見てんだ

 

「で、お昼どうするつもりなん?厨房貸し切って」

 

「知らん、またなんか呼んでるんじゃないか?」

 

「星は?」

 

「三つ」

 

俺の受け答えにはやては胸を踊らせて待つ

あの後爺が「インスタントなんてあり得ない!!」とか言ってなんか連絡取ってたんだよな……多分だけど………

 

「へいお待ち!!」

 

「今度は寿司か……」

 

「なんやこの大トロ、すっごい輝いてるんやけど……てかなんで金箔が乗っ取るん?」

 

「一貫一万円じゃぜ」

 

「へっ?」

 

職人からの受け答えで六課メンバーが放心する

てかネリア、それはなんだ………六課用巨大炊飯器が置かれているのは何故だ……どう考えても体積はお前の方が小さいだろう……

それにまだ食うのかお前、ガチで太らないのが謎だ……

 

「この後どうするん?医務室行くんやったら準備は大丈夫やけど?」

 

「シーツの換えもOKですよはやてちゃん」

 

なぜいるシャマル、ここで無理矢理出番を増やしに来たか……てかシーツの換えって……

 

「わたしが趣味で集めた大人用の『ピー』も豊富ですよ」

 

「流石シャマル、準備がいいな~」

 

ここはツッコンだ方がいいのだろうか……てかシャマル先生の意外な趣味が発覚した

 

「はぁ……午後からはあの訓練場を見て来るよ……あれもコルテットの技術なんだろ?」

 

「医務室には行かんの?」

 

「行かない、自分の体は大事な人の為に取っておけ」

 

「ケント君やったら大歓迎やで?」

 

「チェスト」

 

「はう」

 

軽くチョップする、もっと体を大事にしなさい

 

「訓練見に来るんですか?」

 

「やる事ないしな」

 

「みんな見所ありますよ~、よ~し、頑張ろう!!」

 

「やけに気合入ってますね」

 

「みんなまだまだ伸びますから、一年後には一流のエースです」

 

なるほどね

 

「うおぉぉぉぉぉぉ、フェイトさんのメイド姿だとぉぉぉぉぉ!!」

 

「撮れ!!この光景をおさめるのだぁぁぁぁ!!」

 

「ふぇ!?ふぇ!?」

 

取り敢えず数少ない男性局員よ、少し黙ろうか

あとフェイトさん、何故ここで実行する……

 

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