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「ふぅ、何とか………」
全治した腕を振るう……うん、良好
目の前には叩き潰されたガジェット達……まだまだいるな……遠くに
「ネリア~、大っきいの一発頼む」
『りょ~かい、それではネリア様の大魔法、とくとご覧あれ!!』
遠くでどデカイ魔力反応……相変わらず無茶苦茶だ
そんでもって技名が………
『いくよ~、エアーーーーー!!』
いつ慢心王になったんだよ
「プハー、ストレス解消には丁度いいね~、ガジェット潰し」
「一機一機凄い値段すんだけどな、完璧な複製させたから」
百体抜きした俺が言えた事じゃないけどさ
まぁ、あれからの話……と言うか……まぁなんだ、怪我は完治した
全治三週間を二週間で、この回復力はビックリだ、流石コルテットの医療技術
そんでもって今いる場所はコルテットの訓練場、モチーフは廃墟ビル
している事はネリアと一緒にガジェット潰し、数は五十だった、もう0だけど
「てかネリア、お前にストレスってあるのか?」
「学校で積み重なったストレスはそう簡単には晴れないよ~」
「学校での……ストレスね……」
あれ……だろうか、俺が経験した
サンドロスもいないしな……心を支えてくれる人間がいない
「勝手に私のファンクラブとか作るし毎日呼び出されて告白されるし……まいっちゃうよ」
「…………は?」
今何て言った……ファンクラブ?告白?
「う~ん、何か知らない内に作られてたんだよね~、告白は一日に二三回のペースでされるし……全部断ってるんだけどさ……」
「いやまて、そんなの始めて聞いたぞ?何で今まで言わなかった」
「聞かれなかったから?」
「そりゃそうだ」
そんな二次元の世界の事が起こるなんて初めて聞いたぞ……
「無視はしないのか?てかよく男子、お前に告白する勇気があるな」
「無視はしないよ?向こうだって私がコルテットだって分かった上で勇気を出して呼び出してるんだし、だからこっちもちゃんと返事を返すよ?」
「さいですか」
俺の時とは大違いじゃねーか……
「お兄様は長男だから余計に言い出せなかった……のかな?それに女の子を取られた男子達って怖そうだし……爺が過激だし」
「あ、うん、それは同意」
俺の一番近くにいるのは爺だけどネリアは違うからな……また別の奴がいるし……まぁ爺もなんだけどさ……
それにしても爺ってよく考えるとハイスペックだよな……この前飛んでたからどれ程の実力か、試しに護衛何人かと戦わせたら瞬殺してたし……これが鮫島家の実力か?
「爺は少し自重したほうがいいよ、あれじゃあ誰もよってこない」
「自重した方がいいのはお前もだけどな、まぁ爺も爺なりに俺を守ろうとしてくれてるんだよ」
「お兄様は優しすぎです」
「そうか?」
まっ、ネリアの悩みがそれならまだ良かった、俺と同じ苦しみを背負っているのならこれ以上苦しい事はないからな……
後は……ネリアのファンクラブをどうやって潰すか……
「お兄様、何か黒い」
「そうか?」
いつも通りだが?
まっ、人の妹に手を出すとどうなるか、少し教えてあげるだけであって
「シスコン」
「なっ!?」
それは違う!!俺の好みはもっと……その……何と言うか……あーもう!!
「お姉様みたいな?」
「ちょっ!?おまっ!?」
そりゃあフェイトみたいな女性は理想だけど……俺と彼女が釣り合わないし……
そもそもフェイトには好きな人がいるんだろ?彼女の事だからアタックすればすぐに落ちると思うし……はぁ、今更彼女に思いを寄せても手遅れなんだろうな……勢いで告白しても拒否られるのが見えてるし……
どうせ断るのは慣れてるだろうしな……学生時代に………
「はぁ……これだから」
「ん?何か言ったか?」
「いや~、何も」
はぁ、俺、一生独り身になるのかな……コルテットしか見てる奴と結婚する気はさらさらねーし
「まっ、お兄様が巨乳好きなのは知ってるんだけどね~」
「いやまて、それ何処で知った」
「お姉様やはやてさんと会うと絶対胸見てる、気づかれないように」
「おまっ、それは」
それは男の本能だ!!反射的に起きてしまうからしょうがないだろ!!
「しかも今認めたし、なんで知ったんだって」
「うっ」
こいつ……
「だったら私も狙われるな~、ホレホレ~」
「ちょっ、やめろ!!」
胸を押し上げて強調してくるネリア、それぐらいの境界線はついてるから安心しろ!!
「まっ、私もそれぐらいはわきまえてるよ、それでも兄妹じゃなかったら発情してるかも」
「おい、少し自重しろ」
キャーと言って逃げ出すネリア……ったく
……少しはお仕置きした方がいいかな?
「DASSルールで、ネリアと俺の一対一、始めて」
「えっ!?そんなの聞いてないよ!!」
「がんばって勝てよ~」
まっ、遠距離にされたら確実に負けるし、近距離で徹底的に攻めていこ