「海~は~広い~な~大きい~な~」
もう十九年も前の世界の歌をただただ歌う
公開処刑ってこういう事を言うんだね……恥ずかしくて現実から逃げたくなる
てか、俺の部屋なのに入れないって可笑しくね?
立ち入り禁止って……もうないよ、本
三つだけだよ、なんでそんなにガサ入れするの?
『あ~、なんやねんこのロック!!固すぎるやろ!!』
『シャーリー、解析出来た?……え?難しすぎて解けない?』
『あ~もう、お兄様!!』
バンッとドアを開けて出てくるネリア
奥の方には右往左往しているお二人……どした?
「なんでネットのロックが固いの!?」
「普通だろ?あそこだけに皇帝特権使ったからな」
「ふざけないでよ~、一番怪しいじゃん!!」
「人のプライベート勝手に覗くなよ、お前の部屋の同人誌全部捨てたからな」
「保存用、鑑賞用と買い分けてあるのです」
「馬鹿じゃねぇのか?」
無駄遣いするなよ……
「で、捨てたのか?全部」
「いや~、お姉様とはやてさんが持って帰るって、何だか研究するらしいよ」
「何の研究だよ」
俺の好みとかか?……まさかな
『リイン!!このロックを解除する手伝いをして!!お願い!!』
『お兄ちゃん!!このロックの解除方法調べてくれる?』
よくわからんが周りを巻き込んでるな……まぁ、予備のパソコンで良かった
研究所潰しに使っているのはまた別だからな、あれは完全プライベート用……覗かれたら恥ずかしくて死ぬ、本はいいとして動画とか……
「それはそれとしてお兄様って……やっぱりシマパンやコスプレとか好きなんだね、バリアジャケットとか……後騎乗位と……金髪」
「兄妹で話す内容じゃねぇぞ、後金髪だけじななくて茶髪もある」
「短髪?」
「……………」
潰してやろうか?
「はぁ、妹キャラとかがなくて少しほっとした、結構怖かったもん」
「それはない、だからそれぐらいの境界線はつけてる」
妹に手を出すなんて……あり得ないぞ?
「まっ、二人とも今日は泊まっていくらしいよ、休暇も貰ってるみたいだし」
「六課の仕事はいいのか?」
「全部押し付けたって」
なんという……ワーカホリックだったんじゃないのか?二人とも……
「それに泊まるのは流石にさせないぞ、今こうしてコルテットの中にいる事自体俺の苦労があってこそなのに……泊まるとなればしんどいし……恥ずかしいから却下」
「媚薬はもうないからね~、全部没収されたし」
「次したら問答無用でぶっ飛ばすぞ」
「ごめんなさ~い」
まったく……
「ケント君、私たちはな、ケント君が欲求不満やと初めて知った」
「何時の間にそこにいたんだよはやて、てか欲求不満って」
「怒ってない、怒ってないねんで?逆に安心してるぐらいや」
「安心?」
俺がエロくて安心するって……普通引くだろ?
「今回のでケント君は少なくとも異性に興味があるって分かったからな、いつもの態度やったら本気で興味無しかと思っとったし」
「そこまで枯れてないぞ?流石に人間の本能として芽生えるだろ」
「やから安心してんねん、まだまだやりがいはあるしな」
やりがい?何言ってんだ?
てか今思い返すと俺、なんて事話してんだ……むっちゃ恥ずかしいじゃねぇか
フェイトは後ろで顔をこれでもかという程赤らめてるし……かわええなぁオイ
「ゴホン、本の内容は置いとくとして……あれ選んだのはどうしてなん?じっくり選んだ?それともよく見ずに買った?」
「なんでそんな事……」
「ええからええから」
目が笑ってないです
「………一応、選んだ」
「そうか~、いや~、だったら間違いはなかったねんな」
「何のだよ」
「こっちの話や~」
なんでいきなり機嫌良くなってんだよ……
『えっ、じゃあ出演者してた人達が私達に似てたのって……』
『まぐれじゃないかもですよ、まだまだチャンスはあります』
端の方でネリアとフェイトがゴニョゴニョしてるが……なぁ、もう部屋に入って……いいかな?