地獄の女神のヒロアカ   作:荊軻

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 遅くなりました。
 FGOが楽しいんです!





個性把握テスト 3

「緑谷くんはこのままだとマズいぞ…?」

 

「ったりめーだ、無個性のザコだぞ!」

 

「無個性!?彼が入試時に何を成したか知らんのか!?」

 

「は?」

 

 何を成したか、ねぇ…

 あの眼鏡君にそう言わせるとは、オールマイトとの修行はどうやら唯の修行じゃなさそうだね。

 私は原作の事を全然知らないからよく分からないけど、今の彼の様子を見たら何かしらあったことは間違いないようだね。

 

「さて、どうなるかな?(ボソッ」

 

「?、どうかしましたかティアさん」

 

「いや、何でも無いよ」

 

 

 === 緑谷 出久 side ===

 

 

 まずい…

 このままだと…僕が最下位。

 

 オールマイト…!!

 

(君はヒーローになれる)

 

 母さん…!!

 

(出久、超カッコいいよ)

 

 絶対になるんだ!!!

 

 出久はボールを握り、個性を……

 

「46m」

 

 使えなかった。

 

「な…、今確かに使おうって…」

 

「"個性"を消した。つくづくあの入試は…、合理性に欠くよ。おまえのような奴も入学出来てしまう」

 

「消した…!あのゴーグル…、そうか…!」

 

 視ただけで人の"個性"を抹消する"個性"!!

 

「抹消ヒーロー、イレイザーヘッド!!!」

 

 

 === 緑谷 出久 side out ===

 

 

 出久の言葉を聞いた皆の頭には、クエスチョンマークが浮かんでいた。

 

「イレイザー?俺…知らない」

 

「名前だけは見たことある!アングラ系のヒーローだよ!」

 

 あ~、イレイザーヘッドか。

 道理で見たことがあると思ったよ。

 

「ティアさんは相澤先生の事知っていますか?」

 

「知ってるというか、あの布は伯母さんの会社のだよ」

 

「マジで!?」

 

 響香ちゃん驚いてるね~

 伯母さんの会社(ところ)って警備システムとか防犯グッズにサイバーセキュリティだけじゃなくて、色々な道具作ったりしてるから、ヒーロー達からも武器やらサポートアイテムとかの注文きてるんだよね。

 

「ねぇちょっと、ヘカの伯母さんの会社ってどうゆうこと!?」

 

「その辺の説明は後々ね」

 

「あの方2回目投げるそうですわよ」

 

 ん~?

 相澤先生になんか言われて落ち込んでるように見えるけど、またなにかブツブツ言ってる。

 どうやらまだ諦めていない様子だね。

 

 出久は円の中に入り、2回目の投擲を行おうとして個性を……

 

「SMASH!!!」

 

 人差し指だけ使った。

 

『705.3m』

 

「やっとヒーローらしい記録出したよ」

 

「指が腫れているぞ。入試の件といい…、おかしな個性だ……」

 

 なるほど、爆発的なパワーを得るけれど使った部分がボロボロになる諸刃の剣以下の力。だれど、結果を得るための手段のコストを必要最低限にするため、人差し指を犠牲をすることで今回の試練を乗り越えた。

 いや~、彼は面白いね~

 このヒーロー科皆は彼を含めて全員面白いから飽きることがないよ。

 

「どーいうことだこら!ワケを言えデクてめぇ!!」

 

「うわあぁ!!!」

 

 そう思っていたらボンバーマンみたいな男子が緑谷君に突っ込んで行った。

 

「何?乱闘騒ぎ?」

 

「乱闘じゃなくて、最初にボールを投げた爆発の個性の男子が、今投げた奴に突っ掛かってるだけ」

 

 あー、あのボンバーヤンキー君か。

 

「でもあの二人、お知り合いのようですわよ」

 

 へ~

 私や百ちゃんみたいに幼馴染とかなのかな?

 あっ、ボンバーヤンキー君相澤先生に捕まった。

 

「俺はドライアイなんだ」

 

("個性"すごいのにもったいない!!)

 

「うわ~、目を使うのにドライアイは致命的だね」

 

「まるでティアさんの様ですわね」

 

「ん?なんでヘカが致命的なんだ百?」

 

 そうだぞ~、私の何処が致命的だというんだい百ちゃん。

 

「ティアさんは"個性"も強力で勉学も優秀ですけれど、物凄い位妹LOVEなシスコンなんですの」

 

「えっ、そうなのヘカ?」

 

「いやウチのピースが可愛いのは当たり前だもの~」

 

「マジか」

 

 仕方ないよ、たってピースは本当に可愛くて愛らしい可愛い私の妹だもの♪

 え?可愛いを2回目言ってる?

 そりゃ大事な事だからね。

 

 

 =========

 

 

 時間が経ちテストの全項目が終了した。

 

「んじゃ、パパっと結果発表」

 

 1 紺珠ヘカーティア

 2 八百万百

 3 轟焦凍

 4 爆豪勝己

 5 飯田天哉

 6 常闇踏陰

 7 障子目蔵

 8 尾白猿夫

 9 切島鋭児郎

 10 芦戸三奈

 11 麗日お茶子

 12 口田甲司

 13 砂藤力道

 14 蛙吹梅雨

 15 瀬呂範太

 16 上鳴電気

 17 耳郎響香

 18 葉隠透

 19 峰田実

 20 緑谷出久

 

「ちなみに除籍はウソ、君らの最大限を引き出す合理的虚偽」

 

「はーーー!!!!??」

 

「あんなのウソに決まってるじゃない、ちょっと考えればわかりますわ」

 

 その言葉を聞いたヘカーティアはすかさず百にこう言った。

 

「いやいや百ちゃんそれは違うよ」

 

「何が違うんですの?ティアさん」

 

「相澤先生が最初に言ったこと、思い出してみなよ」

 

「先生が最初に言ったこと……」

 

 ヘカーティアにそう言われ百はテストが始まった時の相澤先生の言葉を思い返してみた。

 

『トータル成績最下位の者は見込み無し(・・・・・)と判断し、除籍処分』

 

「もしかして見込み無し(・・・・・)と判断したら順位関係なく……」

 

「その通り。ただ今回は誰一人として除籍にならなかったとおう事は……」

 

「皆見込み有りと判断されたということかヘカ?」

 

「その通りだよ響香ちゃん」

 

「なるほど、ヒーローは成るべくして成るという理由ですか」

 

「こりゃ3年間気が抜けないね」

 

「それは響香ちゃんに同意だね」

 

 さて、テストも終わったことだし着替えるか!

 

 

 =========

 

 

「私葉隠透って言うの!凄かったね紺珠さん!」

 

「私は蛙吹梅雨。梅雨ちゃんって呼んで」

 

「改めて私は芦戸三奈!よろしくね!」

 

「俺は切島鋭児郎、よろしくな」

 

「俺は上鳴電気」

 

「轟焦凍だ。よろしく。」

 

 うわ~、ガンガン来るな皆。

 

「私の名前は紺珠ヘカーティア。主にヘカとかティアって呼ばれているよ。好きなように呼んでね」

 

「じゃあさっそく紺珠さ…」

 

 ~~♪~~♪~~♪

 

 あっ、私の携帯だ。誰からの電話かな?

 ちなみに着メロはネクロファンタジアにしてある。

 

「あっ、グランお祖父ちゃんからだ」

 

 また珍しい、お祖父ちゃんは仕事であまり電話を掛けないのに。メイリアお祖母ちゃんから来るけど

 

「なんだ?電話か?」

 

「うん、ちょっとごめんね」

 

 ピッ

 

「Bonjour grand arrière grand père?《

もしもし、グランお祖父ちゃん?》」

 

 電話でよく分からないけど周りがザワついてきたな。

 

『Bonjour Tia, Félicitations à l'entrée de l'école secondaire Yu Ueh《やあティア、雄英高校入学おめでとう》』

 

 なんだ、唯の祝辞の為の電話か。

 

「Oh, merci. Il est rare que vous m'appeliez de cela《ああ、ありがとう。珍しいねそっちから電話してくるなんて》」

 

『Haha, il n'y a pas de familles célébrant l'entrée du lycée de sa petite-fille《ハハハ、そりゃ孫娘の高校入学を祝わない家族はいないよ》』

 

 ま~嬉しいこと言ってくれちゃって。

 

『Alors maintenant, je suis au Japon.《それで今、日本に居るんだ》』

 

 へ~

 日本に居るのか。

 

 

 

 …………ん!?

 

 

 

「Le Japon!? Pas moyen que ce soit à la maison!?《日本!?まさか家に居るの!?》」

 

『C'est ça. Parce qu'Anya et Mary préparent le dîner, rentrez tôt Tier《そのまさかだよ。アーニャとメイリアが夕飯の準備をしているから、早く帰ってきなよティア》』

 

 ブツッ

 

 切れた。

 こっちはまだ混乱してるの切れた。

 取り敢えず早く帰ろう。

 

「ごめん皆!急用が出来たからもう帰るね。バイバイまた明日!」

 

 あーもー、来るなら私に連絡したっていいじゃないのもー!

 

 

 === ヘカーティアが帰った後の教室 ===

 

 

「……紺珠の奴、何語を喋ってたんだ?」

 

「あれはフランス語ですわ」

 

(フランス語!?)

 

 百以外の頭の中にはビックリマークが多く並んだ。

 

 

 

 

 




 主人公の母方の祖父母はフランスに住んでいるのでフランス語にしました。

 話は変わりますがFGO民の皆さんはギル祭楽しんでますか?
 私の知り合いはガチャでミドキャス三体出してます。
 因みに私は王様が来ました!!現在はレベマ済みです!!



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