地獄の女神のヒロアカ   作:荊軻

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お使いついでの

 まったくもーお母さんめー

 

 何が、「雄英受験を頑張るついでに商店街にお使いお願いね~」だ。

 ピースと一緒に行って良いと言われたからいくけどさ。

 

 あ、原作での へカーティアは裸足だったけど私はちゃんと靴履いているよ。

 

「ねえティアお姉ちゃん何買うの?」

 

「ハンバーグって言っていたから豚の挽肉(ひきにく)買わないとね~」

 

「ハンバーグ!?やったー!」

 

「もちろん野菜もちゃんと入っているよ」

 

「うっ、野菜苦手」

 

「だ~め、ちゃんと野菜食べないと大きくなれないよ~」

 

「うぅ~、分かった、野菜ちゃんと食べる」

 

「よしよし、偉い偉い」

 

 あ~も~可愛いな~も~

 

 そんな幸せな時間を楽しんでいたら目的の商店街に着いてしまった。

 

「いらっしゃい。おや、ティアちゃんとピースちゃんじゃないか。相変わらずおかしな格好しているね」

 

「おばさんこんにちわ~」

 

「こんにちわ。そんなにおかしいですかこの服?」

 

 この服装前世の時から良いと思っているんだけどな~

 

「誰が見ても変わっているよ、その服は」

 

「え~、あたいは気に入ってるよ。だってティアお姉ちゃんが作ってくれて、パパとママも可愛いって言ってくれたよ」

 

「相も変わらず特殊な感性を持っているわね」

 

 何故か知らないけど皆から言われるな。うちの中学は私服OKだからいつもの服で行くと変だと言われる。解せぬ。

 

 そんなこんなでお使いの買い物を済ませて商店街を出ようとしたら、

 

「逃げろ!(ヴィラン)が出たぞ!」

 

 私はその声を聞くとすぐにピースを抱き、人が避難している所に瞬間移動した。

 

「また、面倒な時に来るね~、あいつら」

 

 そう思い、ピースが大丈夫かどうか確認するためにピースの方に眼を向けると

 

「ティアお姉ちゃん、怖い」

 

 怯えた顔を私に向けた。

 

 

 

 

 

 

        ブチッ

 

 

 

 

 

 ふ~ん

 

 へ~

 

 そうかそうか、(あいつら)面倒な時に現れて私とピースの時間を邪魔するだけじゃ無くて、妹を、私の可愛い可愛いピースを怖がらせるんだ~

 

 なるほどね~

 

 よ~し、お説教()しちゃお。

 

 

 

 === 緑谷 出久 side ===

 

 

 あいつ何で!!!?

 

 オールマイト!?

 逃げられたのか!?

 ・・・落とした・・・!?

 だとしたら・・・

 

「・・・・・・・・・!」

「僕の・・・せい・・・・・・・・!」

 

「ヒーロー何で棒立ちィ?」

 

「中学生が捕まってんだと」

 

 捕まってるって・・・

 あんな苦しいのを耐えているのか!!?

 

「(すごい・・・!)」

 

「つーかあの敵ヴィランさっきオールマイトが追いかけてたやつじゃね?」

 

「オールマイト!!?うそぉ!!?来てんの!?」

 

「何かちょっと前見たよ」

 

「じゃあ何してんだオールマイトは!!?」

 

 周りの人たちが話していることが聞こえてしまった。

 

「(僕のせいだ・・・!!彼は動けない!!)」

 

「(あいつは掴めない!有利な"個性"のヒーローを待つしかない!!)」

 

 頑張って・・・!!!ごめん!!

 ごめんなさい・・・!!

 すぐに救たすけが来てくれるから・・・

 

 誰か・・・ヒーローがすぐ・・・・・・

 

 

 その時、見た。

 見えてしまった。誰よりも強い爆豪勝己(かっちゃん)の救たすけを求める顔が見えた。

 気付いたら飛び出していた。

 

「馬鹿ヤロー!!止まれ!!止まれ!!!」

 

 何で出た

 何してんだ!?何で!!

 

「爆死だ」

 

「ひっ・・・」

 

 どうしようどうしよう

 こういう時は~~!!

 ノートの25Pページ!!

 

 そう思い、僕は背負っていたリュックサックを(ヴィラン)の顔に投げつけた。

 

「ぬ゙っ」

 

 (ヴィラン)がひるみ、出久はその隙に取り込まれそうになっている勝己に駆け寄った。

 

「かっちゃん!!」

 

「何で!!てめェが!!」

 

「足が勝手に!!何でって・・・わかんないけど!!!」

 

 色々理屈はあったと思う

 ただ、けどその時は

 

「君が救たすけを求める顔してた」

 

 かっちゃんに言うと、その声は聞こえてきた

 

「よく言った。あと私も敵そいつに一つ言わせてもらうよ」

 

「えっ?」

 

 声のした方に顔を向けると、そこには変わった格好をした女の子がいた。

 その女の子は人差し指をこちらに向けて

 

「『貴方は私の可愛い可愛い妹を怖がらせた』。それだけの理由で貴方を地獄へ堕とす」

 

 そう言い放った。

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