かくして、事務所で、色々と話し合い、文化祭の出し物の女装メイド喫茶で、衣装を使用することを許可され、文化祭でのライブの出演の了承をもらった。
唯、今はまだ亜美と真美の二人。
ほかのアイドルは個別の仕事で忙しい、なので、行けるかわからないそうだ。
でも、まだ何人かきてほしいなぁ、とは思っている。
「そうそう、冬乃、一つ知らせておきたいことがあるんだ」
「な、なんです?」
「前に、ローカルテレビであっただろ?」
「あぁ、俺が上半身裸になったテレビですね」
「いや、それで覚えられると困るんだが...まぁそれは置いといて、それがネット上でかなり流行って、それを聞きつけたテレビ番組のプロデューサーが、出演のオファーをしてきたんだ」
「え、オファーですか?」
「そうだ。全国放送のテレビ番組だ!番組名は「アイドル大運動会」だ!」
「え、全国テレビ!?しかもそんな有名なテレビに!?」
そう、アイドル大運動会は、前世の世界でも昔にあった有名なテレビ番組だ。そんなテレビ番組に俺が呼ばれるとは、前の影響力はすごかったんだろうな。
「どうだ?オファー受けるか?」
「はい!受けます!!!」
「わかった、向こうのプロデューサーにも連絡しておくよ」
「それより、文化祭の日程って、いつなんだ?」
「えーと、今週の土曜日ですね」
「となると今日が月曜だから5日後か...それまでにアイドル達の予定、なんとかするよ」
「はい、お願いします!!!」
そして俺は、事務所を後にし、家路に着いた。
@
「ただいまー」
俺は家に着き、いつも通り自部屋に行き、着替える。
その時、何を血迷ったか、俺は姉、春香の部屋へ行った。
「うわぁ...春香の部屋だ...」
そこは、アニメで見たような、春香の部屋そのものだった。
そして俺は、ここに何をしにきたと言うと...
「あ、この服きれそうだ...あ、これ可愛いな!」
何を血迷ったか、俺は春香の部屋へ行き、姉の服をとって、着替えるつもりだったらしい。
そして、服を物色していたところだった。
ガチャッ
春香の部屋のドアが開く。
「あ」
「え」
振り向くと、帰宅した春香と目が合う。
♪目と目が合う〜 瞬間好(ry)
「ちょ、姉ちゃん、これには深いわけが...」
このタイミングで姉が帰ってくるとはおもわず、慌ててあわわわと言う擬音がよく似合うほど慌てていた。
そんな状態に姉の春香が一言。
「へぇ〜、冬乃って女の子の可愛い服にも興味あったんだー!」
えっ。
「え?」
「ん?」
「怒らないの?」
「怒らないよ?寧ろ嬉しい!アイドルになったのに女の子の服が嫌いだったらアイドルじゃないし!」
えぇっ、そこまでですか...
その後、俺は姉に着せ替え人形にされたのは、言うまでもない。
@
次の日。
「あぁーーーー...」
「おはよう冬乃〜、って、おい冬乃!顔が死んでるぞ!!!」
「あぁ、ちょっと昨日姉に着せ替え人形にされてまして...」
「あぁ、そりゃ御愁傷様ですわ...チ-ン。」
奏多が手を合わせ合唱する。
「そういやライブ出る人は決まったか?」
「あぁ、まだ2人だけだな」
「まぁでもこれから先文化祭まで日にちは幸いにもまだあるし、それまでにどれだけ集まるかだな!」
「そうだな...」
そして、学校が終わった。
割愛しすぎだろ!!!と思うかもしれないが、実際そこまで何もなかったからだ。
そして俺は、事務所へと向かう。
@
「こんにちはー」
「お、冬乃か!」
「プロデューサー、ライブに出る人、他にも決まりました?」
「ああ、ある程度はな。」
「えっと、誰ですかー?」
「まず現状だと、確定なのが亜美、真美、そして冬乃の姉の春香、それとやよい、伊織だな。」
「いや、予想以上に多いんですけど!?」
「やよいと伊織は、楽しそうだから、と言う理由らしい。というか、文化祭が土曜日なせいで、基本的に皆休みだから、来やすいんだろう」
「まぁとりあえずだ。今の参加は、こんなところか。」
「参加予定とか、行きたいけどわからないって人はいないんです?」
「あ、そこなんだが、正直それも入れちゃうと、765プロアイドル総出になってしまうんだ...」
「総出ですか!?」
「そうなんだ。だから俺としても難しい...」
「わかりました、一応その考えも視野に入れておきます」
そして俺は、プロデューサーと他の話も交わし、家路に着いた。
@
「ただいまー」
「お帰り冬乃!」
出迎えてくれたのは春香だった。
「冬乃の学校の文化祭のライブ、私も参加するよ!」
「いやそれはプロデューサーから聞いた」
「なーんだ、驚くが見れると思ったのにな」
少し不満そうな顔をする。
そこもまた可愛い!!!
「でも、私以外にも出る子いるし、ひょっとしたら全員一緒に出れるかもしれないし、一緒に頑張ろうね!!」
「ああ!!!しっかりライブは成功させる!!!!」
そして各自、自分の部屋へと戻った。
@
自室へと戻った俺は、ベッドにダイブする。
「はぁ...学校でのライブか...」
学校での文化祭ライブ。しかも、ひょっとすれば全員総出の可能性もあると考えると、余計にプレッシャーを感じる。
「でも、こんなプレッシャー、本当のドームライブに比べりゃ小さい。絶対に成功させないと!」
そう、心で誓った。
「あ、でも女装メイド喫茶の方が緊張度やばいんだった」
完全に女装メイド喫茶のことを忘れていた自分であった。