「HELLO! 皆さんこんにちわ、今日もレオラジの時間がやってきました。いやぁー何で僕ラジオの司会やってるんでしょうね。僕はただピザ屋のバイトをして、家に帰ったらXステーションXXをやるのが日課だったのに。
いや、バイトと掛け持ち出来て生活も潤うんで僕的にはとっても嬉しいんですけどね。
信じられないようで信じられる、HLでの1人間のお話なんて何でバカウケなんですか?これくらいの日常なら皆さん慣れてると思うのに。
なんて愚痴もそろそろに、おハガキを読もうと思います。
RN. 白さんから!
“こんにちは、気代の司会者レオナルドさん。”
はいこんにちわ、僕そこまで会話うまくないですけど。
“いつも兄と一緒に楽しく聞かせてもらってます、貴方の声を聞くととっても落ち着くし、ドライブの時に聞けたらその日1日が幸せになります。これからもこのHLを賑わせるラジオを続けてくださいね!”
との事です。いやぁ、RN.白さんからは毎週届きますね!こういったおハガキが来ると僕もなんとか頑張ろう、って思ったりします。
たまに読み上げるRN黒さんの妹さんなんだそうで。いいですね、仲のいい兄妹って。昔を思い出すようで僕の頬も緩んじゃうってものです。
あ、今ももちろん仲良いですよ、妹とは。妹の旦那さんともちゃんと喋れるようになりましたし。
RN.白さんも、恋して結婚して、お兄さんの黒さんを泣かせちゃってください。
さてさて、何だかしんみりほっこりするような雰囲気になったところで、次のおハガキ行きましょう!
RN. 度し難い酒女クズさんから!
って……酷い名前ですね。インパクトありすぎです。なんか心当たりありますけど。
“よぉ陰毛頭ァ!”
すみません、確定しました。知り合いです。今度こいつの痴態をラジオ放送で流したいと思います。
“テメェ一丁前にラジオ放送とかしてんじゃねぇよ!アレか?ファンから可愛い女の子選んで恋人にしようとかそういう頭してんのか?考える事もドーテーだなこの陰毛童貞!!”
すみません、読んでて不快なんでこれ破り捨てますね。ここから先はお昼に放送する内容でもなかったんで。
嫌ですねー、こうした冷やかしみたいなおハガキ。そもそも女の家に転がり込んでは酒とクスリでぶっ飛びながらその日暮らしするようなクズに、僕のこの立派なお仕事を馬鹿にされたくないですね。悔しかったら正社員にもなったらどうですか。たまには暴力以外で僕に勝ってみてくださいよ。
あ、すみません。愚痴が過ぎましたね。
さて、気を取り直して次のおハガキ。時間も迫ってますので、さっきの奴は読まなくてよかったかも知れませんね。
RN. 黒さん。 あれ、今日は珍しいですね。いつもは片方ずつ出してくるんですけど…こっそり出したのが重なっちゃったんでしょうか。
“こんにちは、レオ!”
はいこんにちわ、黒さんは僕のことを親しげに呼んでくれます。
“HLに来てからしばらく経って、アルバイトも慣れてきたよ。よく店が壊れちゃうんだけどね。それでもやっぱり此処は楽しいね。君みたいなとっても面白い司会者さんも居るし。今度、いつも妹と聞いてるお礼に贈り物をするよ!”
え、いいんですか? というかそういうのアリなんですか?
……アリみたいです。わざわざ今メモに書いてスタッフに確認しました。
じゃ、えっとすみません。僕からお願いがあります。
先程出てきたRN度し難い酒女クズに僕毎日昼飯奪われたり金スられたりしてるんで、ラジオ終わったあとだけでも落ち着いて昼飯食えるように、食べもの送ってください。お願いします。ご飯もなしに仕事に出るのは本当に辛いんで。
さて、放送終了五分前になりました。1日に届くおハガキって大体3通くらいなんですよ。なんで、とっても短い暇な時間を貰って放送するには丁度良くて。
たまに5,6通くるんですけど、それはおハガキが少ない日とか、無い日に回させてもらってます。
なので、多分読んでないおハガキはないとは思いますよ。
こんなに細々とした番組なのに、少しのファンが居てくれる、ってだけでも幸せ者ですね。
それじゃ、今日はこの辺りで。
お別れのナンバーは…これにしよう。
“Hello World”です!」