天使の隣に・・・   作:海乃枕

1 / 7
初投稿です。
初投稿ってことにしといてください

ちなみに本作のエンジェルの性格とか過去話とかはすべて作者の妄想に端を発した捏造です。

2018/1/13 あとがき追記


プロローグ
プロローグ


 唐突だが、俺天野(あまの) (かける)には幼馴染の女の子が三人いる。

 

 

 一人は直情的。よく言えば自分の気持ちに素直。かと思えばひねくれたところもあるめんどくさい奴

 

 一人は冷静でクール。誰よりもほかの二人を大切に思っている分、自分の意見を強く言い出せないときもあるめんどくさい奴

 

 一人は小悪魔的。ほかの二人よりも自分のアピールポイントを理解していて男を勘違いさせていくめんどくさい奴。

 

めんどくさい三人だが、俺にとってかけがえのない大切な存在だ。

 

 

 そんな三人の幼馴染は、アイドルユニットを組んでいる。

 

その名前は

 

 

  『魔王エンジェル』

 

 

これはそんな三人に振り回されながらも、楽しく過ごす日常風景だ。

 

 

 

 

 

 

 

「しょーくーん!何してるのー!早くしないと置いてっちゃうぞー!いひひっ」

 

 窓の外から幼馴染の一人朝比奈(あさひな)りんが俺のことを呼ぶ声がした。

こんなことを書いている場合ではない。今日は三人と初詣に行くのだ。

 

「はぁっ!?すぐ行くから待ってくれよ!」

 

「早くしないとホントに置いてくわよ!」

 

「じゃあ麗華(れいか)は一人で行くんだね。先行ってていいよ。私とりんは翔を待つから」

 

「なんでそうなるのよ!ともみぃ!私をしれっとハブらないでくれる!?りんだって置いてくって言ったじゃないのよ!?」

 

「やだなぁ、アタシがしょーくん置いてくわけないじゃん」

 

「りん!?裏切ったのね!?」

 

「アタシはいつだってしょーくんの味方だもーん」

 

「私は今回はりんの味方かな」

 

「あんた達はぁ!いつになったらっ!私のっ!味方になるのよっ!」

 

「アタシたちが麗華の味方じゃないときがあったっけ?」

 

「味方じゃなかったら一緒にアイドルなんてやってない」

 

「ぐぬぬ・・・」

 

 相変わらず仲がよろしいことで・・・

いつもの如くじゃれあってる間に支度を済ませて玄関で待ってる三人のとこに急ぐことにしよう。

 

「すまん待たせた。じゃあ行こうか」

 

「その前にアンタは言うことがあるんじゃないの?」

 

「ん?あぁ、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます」

 

「おめでとー!こちらこそよろしくねっ!しょーくん!」

 

「ご丁寧にどうも。今年もよろしく、翔」

 

「こちらこそ・・・ってそうじゃないでしょ!仮にも女子を寒い外に待たせたんだから「三人とも晴れ着とは気合入ってるな。よく似合ってるぞ」話を遮るなぁ!」

 

 麗華が赤、ともみが青、りんがピンクのそれぞれのイメージカラーに合った振袖を着て来ていた。

うん、新年早々いいものを見せてもらった。

 

「わぁい!新年早々しょーくんに褒められちゃった・・・いひひっ」

 

「ありがとう翔。早起きして着付けをした甲斐があったね、りん」

 

「あ、ありがとう・・・って違う!待ち合わせに遅れたら言うべきことがあるでしょ!」

 

「遅れたらって今が待ち合わせ時刻ちょうどだと思うんだけど・・・」

 

「~~~っ!」

 

「痛い痛い!無言で殴ってくるな!みぞおちはやめろ!アイドルがしていいものじゃない!遅れて悪かったって!あったかい飲み物あとで奢るから許して!」

 

「ストレートの紅茶で手を打ってあげるわ」

 

「アタシミルクティー!」

 

「じゃあ私はコーヒー。微糖で」

 

「これから神社行くのにお前ら甘酒とかじゃないのか・・・まぁいいけどさぁ」

 

「何よ文句ある?」

 

「いいえ、滅相もございません麗華様」

 

「アンタまでそういうのはやめろっていつも言ってるでしょ・・・」

 

「あっすまん」

 

 麗華は大財閥東豪寺(とうごうじ)財閥のご令嬢なのだが、俺たちと対等でありたいと思っているらしく俺たちにお嬢様扱いされるのをひどく嫌う節があるのを失念していた。

 

「罰として手を繋ぎなさいよ」

 

「はい?」

 

「はぐれたら大変でしょ!いいからポケットから手を出しなさいよ!」

 

「いやはぐれたらってまだ神社についてないし、人いないけど・・・」

 

「あっ麗華ずるい!アタシもぉ!」

 

 そう言ってりんが右腕に抱き付いてきた。いつものことながら腕に当たる柔らかい感触を思春期男子ゆえにどうしても意識してしまう

 

いつから俺の右隣がりんの定位置になっただろうか。と過去に思いを馳せていると

 

「早く左手出しなさいよ!」

 

 麗華がご立腹だ。まぁ両手の自由の代償に麗華の機嫌が直るなら安いものだと思うことにしよう

 

「ほれ、ご所望の左手だ。行こうぜ」

 

最初からすんなり出しなさいよ・・・バカ

 

「悪かったよ、早く行こうぜ。この後麗華の家で新年会やるんだろ?遅くなっちまうぞ?」

 

「アンタ・・・!聞こえてっ!~~~っ!ほら早くしなさいよ置いてくわよ!」

 

「麗華、早く歩いたら転ぶかもしれないし翔の腕がちぎれるかも」

 

「あの・・・ともみさん?何を心配なさっているんですか・・・?」

 

「そうだよ麗華!のんびり行ったって神社は逃げないんだからぁ」

 

「あんた達はぁ!・・・はぁ、怒っても仕方ないか、行くわよ初詣!」

 

 そう言った麗華たちの笑顔はいつものように人を魅了してきた昔から変わらない俺の大好きな笑顔だった。

何度、この彼女たちのまぶしい笑顔に救われただろうか。

 

願わくばこの毎日がずっと続きますように・・・なんて柄じゃないだろうか

 

「何突っ立ってんのよ翔!早く行くわよ!」

 

「アタシは別にこのままでもいいけどね。いひひっ」

 

「寒いから風邪ひいちゃうよ。ほら早く」

 

「すまん、ちょっと考え事してた。行こうか!」

 

 

 そう、これが俺たちのいつもの風景。幼馴染三人娘に振り回されながらも退屈しない、楽しい俺たちの日常だ

 

 




「てか、仮にもアイドルが男と一緒に歩いてていいのかよ。変装もしてないけど」

「まだ駆け出しも駆け出しの私たちに誰も気づかないわよ。人ごみの中だし」

「ん・・・?まぁ、お前らがそれでいいならいいのか・・・?」

「そういうことにしときなさい」

「アッハイ」





続くかは未定。続きを書いてほしいって声があれば書くかも。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。