今回から中学生編です。
あっ、言い忘れてたけどプロローグの時は高1の冬です。
第2話~彼の周りはどのように変わったか~
麗華、ともみ、りんの三人と出会って、二度目の春が訪れ中学の入学式の日が来ていた。
桜が舞う中、俺が学校に向かって歩いていると見覚えのある顔が俺に話しかけてきた。
「よっ翔。中学でもよろしくな!」
「おはよう天野。まぁまさか初日から遅刻なんてことはないな。お前の事は心配していなかったが、叶瀬もよく起きれたものだ」
「おい、浅見ぃ、お前俺を何だと思ってんだぁ?」
「不良予備軍」
「んだとぉ!?俺のどこがだよ!」
「そのすぐ怒りっぽいところや普段の言動だ。少しは顧みたらどうだ」
「ほとんど言いがかりじゃねぇか!翔ぅ!お前は俺の事わかってくれてるよなぁ?」
「まぁまぁ真一、そう怒るなって。人はいつでも更生できるから・・・」
「翔までそんなかよぉ!?」
「冗談だって、そんなにムキになるなよ彰。俺はお前の事いいやつだって知ってるから。まぁ真一はどう思ってるかわからんけど」
彼女たちに心をほぐしてもらった俺は彼女たちの他にも、かつての冬馬と同じくらい仲がいい男友達ができていた。
名を
真一は典型的な委員長タイプで転校してきて右も左もわからなかった俺に親切にしてくれたことがきっかけで仲良くなった。
一方彰はというと、わかりやすく言うとチャラい感じの男だが根はいいやつだ。
コイツとはなかなかに数奇な巡り合わせをしている。
実は彰も転校してきた口で俺より早く転校してきたのだが、なんと俺が転校する前同じ学校に通っていたのだ。
そんな彼とは当時の冬馬ほどではないが仲良くしていたこともあり、すぐに打ち解けることができた。
ちなみに真一は彰のチャラチャラした言動が気に食わないのかことあるごとに突っかかっていく。
そして俺がそれをなだめるのが日常になっていた。
そんなバカ話をしていると中学校が目の前に見えてきていた。
「なぁ、先にクラス分け見るのかそれとも体育館とか行くのかどっちだ?」
「なんだ叶瀬。そんなことも確認していなかったのか?」
「おい、浅見。今の俺じゃねぇぞ。翔だぞ」
「何っ、天野、まさかお前まで叶瀬のような不良予備軍に・・・嘆かわしい、やはり友人は選ぶべきだな。今からでも遅くはない。今すぐに「説教ならあとで聞いてやるから俺の質問に答えてくれよ」む?そうか、先にクラス分けを確認し教室で待機だと事前資料には書いてあったぞ。これからはちゃんと配られた資料には目を通すべきだ。今回は俺が隣にいたからいいもののだな・・・」
「彰ぁ、俺たちのクラス確認してくれたかぁ?」
「おう、全員同じクラス、3組だったぜ。教室は2階にあるらしい」
どうやら俺たち男三人衆は同じクラスになれたらしい。仲のいい奴がいるなら一安心だ
「しょーくん!おっはよぉ~!何組だったぁ?」
「おはようりん、彰の言ってることを信じるなら俺たち三人は3組だ」
「ありゃりゃ、アタシたちはクラス別れちゃったんだよねぇ」
「あらま。誰がどのクラスになったのさ?」
「アタシは1組、2組がともみ、3組は麗華だね」
「おい、天野聞いているのか!」
「ん?あぁ聞いてる聞いてる、麗華が一緒のクラスでにぎやかになりそうだなって話だろ?」
「む?東豪寺が同じクラスか、頭が痛いな・・・」
「あら?私が同じクラスじゃご不満かしら?」
「当たり前だ。貴様はわが道を突き進みすぎなのだ。少しは周りと合わせることをだな・・・」
まぁ確かにそうかもしれない
「翔?アンタどう思ってんのよ?浅見と同じように思ってるわけ?」
「ん?いや、まぁ、もうちょい素直になるべきというか、もう少し普段から発言をオブラートに包んだ方が良い気はするんだけども・・・」
「へぇ?アンタそんな風に思ってたわけだ?」
「当然だろ。いつもフォローしてる俺とかともみの身にもなってみろよ」
「はぁ!?別にフォローしてくれなんて誰も頼んでないわよ!別にそれで私が困ったってアンタが困るわけじゃないでしょ!?」
「んだとぉ!?せっかく人が好意で助けてやってるってのによ!」
「あわわわ、しょーくんも麗華も落ち着いてぇ、入学式の日からケンカなんかしたって何もいいことないよぉ・・・」
「おいおい、お前ら急にかっかし過ぎだって。急にどうしたんだよ・・・」
「今まで我慢してきたがもうダメだ!これからは一切フォローしてやんねぇからな!」
「いいわよ別に!これからは私のフォローしなくて済むわよ良かったわね!」
「あぁこっちも清々するよ!二度と助けてやんねぇからな!」
俺と麗華はそれ以来口を利かなくなってから1ヶ月が立ち、気が付けばゴールデンウィーク間近になっていた
りんとともみ、彰は仲直りするように言ってきたがお互いに後に引けなくなっていたのもあり、ギクシャクしたまま連休に入るのかと思っていたのだがそんな時、家に黒塗りの高級車が訪ねてきた
かと思えば中からメイド服着たお姉さんが降りてきて
「あなたが天野翔さんですね?」
「そうですけど、あなたは?」
「あぁ、自己紹介が遅れました。わたくし東豪寺家でメイドをやらせていただいております
「はぁ。で、東豪寺家のメイドさんが俺に何の用です?」
「ゴールデンウィークの間、東豪寺家でお手伝いをしていただきたいのです。平たく言えば執事のアルバイトをいたしませんか?」
・・・は?
初の2話構成になりました
2話構成になるはず・・・
感想くれたら次回の投稿は今回より早くなるはずです()