今回はアーシアを出せました。
ちょっと無理矢理感が感じてしまうかもです(^_^;)
ではどうぞ
早朝、俺は学校へ登校していた。昨日、陽乃と火織に叱られていた。特に陽乃の説明・・・とういより最早、弄ってきてるのでかなり堪える。お陰で疲れが取れなく眠い・・・暫く歩いているとイッセーに出会った。
夜空「イッセーおはよう。仕事の調子はどうだ?ふぁあ〜」
一誠「おはよう。凄く眠そうだな。何かあったのか?」
夜空「あぁ。昨日帰るの遅くて家族に説教されてたんだ。お陰で眠くて」
一誠「長時間、説教されたのか。お疲れさん仕事の方はなんとか。前回お客さんと意気投合してなんとか契約出来たんだ」
夜空「良かったな。一歩前進だな」
イッセーと色々雑談しながら登校していると、何処からとなく白いヴェールが風に飛ばされて来た。俺はヴェールを掴み取った。持ち主を探そうと周りを見渡すと、俺達の後から大きなトランクを持った1人の少女が駆け寄ってきた。
金髪美少女が走って来た。綺麗な長い金髪とグリーンの瞳。
俺とイッセーは思わず見入ってしまった。俺の前に立つと息を切らしていたのか呼吸を整え声をかけてきた。
?「あの・・・あなたが持っているそのヴェール風に飛ばされてしまい」
夜空「このヴェールかな?風に飛ばされないように気を付けてね」
そのまま、俺は少女にヴェールを渡した。
?「言葉が分かるんですか!はい!ありがとうございます」
一誠「結構な荷物だけど、旅行?」
?「いえ、私、この町の教会に今日赴任することになりまして」
教会に赴任か。見た感じ俺達と歳が変わらなさそうだけど、しっかりしてるな。
夜空「そうなんだ。俺達はこの町に住んでるんだ。これからよろしくな」
一誠「よろしくな」
?「はい。よろしくお願いします」
彼女はほっとしたような表情で言ってきた。
?「実は・・・私、この町に来てから困ってたんです。道に迷ったんですけど、言葉が通じなくて・・・やっと、言葉が通じる方が見つかって助かりました」
夜空「確かに他の人だと外国語は分かりにくいもんな。えっと、教会に行きたいんだんだよね?」
?「はい」
夜空「なら教会まで案内するよ。イッセーもどうだ?」
一誠「・・・俺は用事があるから途中で抜けさせて貰うな。ごめんな。最後まで連れてってあげれなくて」
?「いえいえ!とんでもないです。途中まで案内して貰えるだけでも。嬉しいものです。これも主のお導きのおかげですね!」
イッセーは少し躊躇ってたが途中まで一緒に行くことになった。俺達の言葉を聞いて彼女は涙を浮かべて微笑む。
この子可愛すぎでしょ」
?「ああぁ。可愛いなんて・・・」///
一誠「お前・・・声に出てるぞ」
夜空「マジか!またか・・・恥ずかしい・・・ごめん。思ってた事、気付かず声に出てた」
?「いえいえ。こんな私を可愛いと言ってくれて嬉しかったです」
夜空「・・・とりあえず案内するよ」
俺とイッセーは少女を町の方教会まで案内することにした。その道中イッセーはあんまり少女を見ないようにしていた。少女の胸にあるロザリオが目にはいって頭痛がしているのだろう。
教会へ向かう途中、公園の前を横切った時だった。子供が泣いていた。どうやら転んでしまったらしい。膝を擦りむいたようだ。少女はその子供の傍へ行った。俺とイッセーも少女の後を追った。
?「大丈夫?男の子ならこのくらいで泣いてはダメですよ」
そう言いながら少女は子供の頭を撫でてあげた後、自分の掌を子供の擦りむいた膝に当てる。すると、彼女の掌から淡い緑色の光が発せられ、光に照らされた膝の傷があっという間に消えていった。
一誠は小さな声で俺に聞いてきた。
一誠「夜空、あれって・・・」
夜空「あぁ、神器だ。あれは回復系の神器だな」
子供「ありがとう!お姉ちゃん!」
ケガが治った子供は彼女にお礼を行って走って行った。
夜空「ありがとう、だってさ」
俺が子供の言ってた事をと、彼女は嬉しそうに微笑んだ。
一誠「その力って・・・」
?「はい。治癒の力です。神様からいただいた素敵なものなんですよ」
その表情は寂しげなものになっていた。神器の影響で何かがあったのだな。
夜空「そうか、優しい力だね」
俺がそう言うと彼女は微笑んだ。だけど、その微笑みはどこか寂しげにしてた。
暫くすると教会が見えてきた。イッセーは教会が見えた途端、少し苦しそうだった。
夜空「あそこが教会だよ。」
?「あ、あそこです!良かったぁ。本当に助かりました!ありがとうございます!」
場所が合っていたようだ。彼女は安堵しながらお礼を言う。
一誠「じゃあ、俺はここまでな。そろそろヤバいからな」
夜空「そうみたいだな。早く行ってやれ、時間がないんだろ」
?「わざわざここまで付き合って頂き、ありがとうございます。今度忙しいないときにでも教会に来てください。ぜひお礼しますので」
一誠「いつになるかは分からないけど、そのときな」
アーシア「分かりました。教会に来たとき、お礼をさせてください。あ、私、アーシア・アルジェントと言います!アーシアと呼んでください!」
そういえば、自己紹介してなかったな。
夜空「俺は霧夜夜空。夜空って読んでくれ」
一誠「俺は兵藤一誠。イッセーって呼んでくれ。じゃあ、アーシア。また会おうな」
夜空「イッセー。また後でな」
アーシアはペコリと頭を下げた。
夜空「そろそろ行こうか。そういえば、朝ご飯食べた?もし食べてなく、教会でも無いようなら近くに喫茶店があるからそこに寄って食べるかい?」
アーシア「いえ大丈夫ですよ。わざわざそこまでして頂かなくても(ぐー)・・・」///
夜空「何も食べてなかったんだね。それじゃ行こうか。」
俺とアーシアさんは近くの喫茶店に入った。カウンターにいるマスターに、アーシアさんはトーストとドリンク、俺は朝食べてるのでドリンクだけを頼んだ。暫くするとマスターが注文の品が来て、アーシアさんはゆっくりと食べていた。暫くして俺は失礼ながら、アーシアさんに寂しいそうな表情になっていた理由を聞いてしまった。アーシアさんは泣いてしまった。
アーシア「す、すみま・・・せ・・・急に・・・泣い・・・たりなんかして・・・」
夜空「こちらこそすまない。聞くべきでないのは分かっていたけど、アーシアさんは、あのとき微笑んだものの悲しい表情をしていた。余計なお世話かもしれないが、俺はアーシアさんの力になりたいと思ったんだ」
アーシア「・・・ありがとうございます。夜空さんは優しいのですね・・・聞いて貰えますか?」
夜空「俺でよければ」
アーシアは語ってくれた。
生まれてすぐ両親に捨てられ孤児院に育った。子供の頃から信仰深かったおかげで奇跡の力を手に入れ、[聖女]として崇められた。人々の怪我を癒し続けていたある日、偶然自分の近くに傷だらけの悪魔が現れたので助けた。それによって[魔女]の烙印を押され教会から追い出され、誰も自分の味方をしてくれなかった。行き場の無くなった自分を、とある組織が拾ってくれた。
俺は予想以上のハードな内容に始めは驚いた。聞いている内に怒りが湧いていた。こんな優しいアーシアさんを傷付けた全ての存在に対する怒りだ。
両親にしても、教会にしてもアホだろ!両親は知らんが教会の奴ら覚えてろ!いつか痛い目に合わせてやる!それと、今度あいつにあったら1発ぶん殴ってやる。3度目だぞ!いい加減しろ!
アーシア「きっと、私の祈りが足りなかったんです。だからこそ、主はこうして試練を与えてくれたんだと思います。今を頑張れば、いつかきっと報われる時が来ると私は信じてます。そうすれば、友達だってきっと・・・」
夜空「俺と友達にならないか?」
アーシア「えっ?」
泣いていたアーシアさんに俺はそう言うと、顔を上げポカンとした表情で声を出した
夜空「アーシアさんは自分の心に従ってその悪魔を助けた。それのどこが悪い。その優しさは純粋な気持ちで助けたんだ。アーシアさんは今も間違い無く[聖女]だよ。俺は[聖女]でも[魔女]でもない、優しいアーシアさん自身として、友達になりたいと心の底から思う」
アーシアは涙を流しながら言った。
アーシア「・・・いいのですか?・・・私は教会を追放された[魔女]なんですよ」
夜空「そんなのは関係ない。さっきも言ったけど[聖女]のアーシアでも[魔女]のアーシアでもない。俺は、今ここにいるアーシア・アルジェント自身と、友達になりたいんだ」
俺の言葉に、アーシアさんは泣きながらだがクスっと小さく笑ってくれた。
アーシア「はい、こんな私でよければ友達になってください」
アーシアさんは手を差し出した。俺は差し出された手を握り締める。だけど手は少し震えていた。やっぱり不安なんだなと思った。いきなり友達になろう宣言したんだ。
俺は席を立ちアーシアさんの側に近寄った。そのまま俺はアーシアさんを抱きしめた。アーシアさんは顔を赤くしながら呆然としていた。
夜空「アーシアさん、まだ不安や寂しさが残ってるかもしれない。でも俺は君の味方だよ。だから少しでいい、俺を信じてくれないかな?」
アーシアさんは、何か気持ちが吹っ切れたのか、俺の胸で泣き叫んでいた。俺はアーシアさんが泣き止むまで抱きしめていた。周りはお客さんはいない。マスターは気を利かせてくれたのか、店の外に出ていた。
十数分は経ったかな。アーシアさんは泣きやんで、安心した様な顔で寝ていた。静まったのを見計らったかのようにマスターが店に戻ってきた。俺はマスターさんにお代を出し感謝して、アーシアさんを背中に乗せて店をあとにした。
少し離れた広場にベンチがあったので、アーシアをベンチに下ろし頭を膝の上に置いてアーシアさんが起きるのを静かに待った。
お昼になる少し前、アーシアさんは起きた。暫くすると恥ずかしいのか少し顔を赤くしていた。だけど、どこか満足したか、寂しそうな表情はもう何処にも見えない。俺も一安心した。
昼前なのでアーシアさんお腹が空いたらしくお腹を鳴らしていた。恥ずかしそうに。俺とアーシアさんはもう一度喫茶店に向かった。アーシアさんはマスターに謝罪と感謝をして席につき注文をとった。
昼食を終えると、アーシアさんの目的地だった教会に向かった。暫く歩いていると教会に到着した。
アーシア「今日はホントにありがとうございました。今日は幸せな気持ちになれました。いつかお礼をさせて下さいね」
夜空「いいよ。俺も今のアーシアさんを見て幸せですよ。もう昼だが流石に学園行かないと不味いから今日はこれで解散だ」
アーシア「ごめんなさい!私のせいで・・・」
夜空「アーシアのせいじゃないよ。俺がやりたくてやったんだ。だから何も悪くないよ。今日もうお別れだけど何か困った事や助けて欲しい事があったら呼んでくれ。駆けつけるからな」
アーシア「ふふ、はい。その時はよろしくお願いします」
夜空「じゃまたな。いつかまた来るよ」
アーシア「はい!また会いましょう」
アーシアさんは笑顔で見送ってくれた。
俺は授業が始まる少し前に学園に到着した。職員室に行き先生に遅刻報告と謝罪をして教室に入った。すぐに授業が始まるので準備して授業を受けた。授業を終えるとイッセーが来て、その後どうなったか聞いてきた。アーシアの過去を伏せて、一通り伝えた。
その後、授業が終わり、放課後になると、俺は家へ帰宅した。家には誰もいなかった。多分買い物に出ているのだろう。俺は部屋に入りベッドに横たわりそのまま眠ってしまった。
夕日が暮れる頃、俺は目を覚ました。頭を掻きながらリビングに向かった。リビングに入った先には仁王立ちした陽乃と火織がそこにいた。はい、説教されました。途中、深雪も加わってきたよ。もうやめて・・・俺のライフはもう0だ・・・オーバーキルだよ・・・家に帰って来た家族はこの光景を見て笑っている者もいれば苦笑いしてる者もいた。説教は、夕飯出来るまでずっと続いていたとか。
いかがでしたでしょうか?色々可笑しいところはありますが、作者は満足しています。
また説教・・・
今回長くなってしまいました。もしかしたら次回も長いかも・・・
気に入ってくれましたら感想お待ちしてます
(。・ω・)ノでは