そこで彼はある物を保存状態が非常に良く、輝く物を発掘する。
彼にとってはそれが大きな分岐点となった。
よう、俺。土谷将矢(つちたに まさや)趣味は発掘という年齢は17歳の男だ。
同年からは変わり者だと言われているが、発掘が好きなんだから仕方ない。
休日を使って一般開放されている発掘場に来ているって訳。この発掘場で歴史ある物は掘り尽くされたらしいけど、俺の勘ではまだ何かありそうな気がする。
「掘って掘って、また掘って・・・ん!?」
掘り進めているうちに何かコインのようなものを発掘した。ブラシで土や砂を払ってみると六角形の形をしたメダルのようなものだ。
「何かのメダル・・・?でも、レアな物が二つも手に入ったしここでやめよ」
発掘した物をキチンと見せなければ持ち帰ることは許されていない。二枚のメダルを見せると価値は薄いようだったのですぐに持ち帰る許可が出た。
その帰り道、メダルを弾きながら考えていた。
「このメダル・・・何に使うんだろうな?」
そんな風に弄びながら歩いていると目の前に突然、ニンジンのような物が突き刺さっていた。
「ニンジン・・・もしかして?」
「そう!呼ばれて飛び出た束さんだよ!」
そこにはウサ耳メカを頭に乗せ、不思議の国のアリスのような姿をした女性、篠ノ之束が立っていた。
「久々だねー、つーくん。ん?それ何?」
束が注目していたのは将矢が弄んでいたメダルだった。束は目の前に落ちていた一枚を拾い上げると興味津々に眺めている。
「束姉さん、解析できますかね?この二枚のメダル」
「うーん、出来なくはないよ。何かをモチーフ、まるでカブトムシとクワガタムシの幼虫みたいな絵柄だね?」
「一緒にいいですか?解析を見ても」
「いいよー!それじゃ早速!!」
「え、あ!ちょっ!!」
手を引っ張られ、ニンジンの内部に乗せられると、そのまま移動研究所へと連れ去られてしまった。
◇
そのまま解析を始めた結果、束姉さんもびっくりの結果がでたのだ。
「このメダル!情報サーキットだ!!それも人間と同じように考え、悩み、行動できてる!!」
大興奮状態の束はもはやハイテンションで解析をやめようとはしない。
そんな状態で気づくはずがなかった。束向かって試作品のISが荷物と一緒に雪崩てきたのだ。
「ふえ?アイエエエエエ!?」
「た、束姉さん!!大丈夫!?」
「痛たたたた・・・・掃除しなかったツケかな」
とりあえず助け起こすと簡単に整理を始める。書類か何かを踏んづけて将矢は数歩、片足でケンケンした後転んでしまった。
「痛つつつ・・・」
「つ、つーくん?なんで・・・?」
「へ?」
「何でISを起動させてるのさァァァ!?」
「ええええええ!?」
将矢はISを起動させてしまっていた。それに驚いていると別のコンピューターディスプレイもモニターの電源が入る。
『ミエルカヨ?ハナセナイカラ、ココデハナスカラナ?』
「え?え?何このメッセージ!?」
「え・・・あ?」
『オドロクノハ、ムリモナイ。オレ達ハオマエ達ガ、メダルトヨンデイル存在ダ』
「「!!!!!!!???」」
どうやらメダルの意志がディスプレイを使ってメッセージを伝えているようだ。
『ソコニイルニンゲンノオトコ、オレ達ニフレタコトデ、エイキョウヲウケタノカモナ』
『ISトヨブキカイ、オナジヨウニオレ達メダルノエイキョウ二ヨッテキドウシテシマッタノダロウ・・・ユエニ俺タチヲクミコマナケレバツカエン』
どうやら、メダルを組み込まなければ将矢はISを起動できないらしい。それを聞いて束はうーんと頭をひねらせていた。
『オレ達ノツカッテイタカラダハコンナヤツダ』
メインディスプレイに映されたのはカブトムシをモチーフに重量型な射撃戦を得意としてそうな小型ロボットと、それとは正反対にクワガタムシをモチーフに軽量型で格闘戦を得意としてそうな小型ロボットが映る。
「こ、これ!パーツの組み換えができるんだ!ほうほう・・ISに転用するとなれば・・」
束はものすごい勢いで開発を進めていく。それと同時にメダルをコア機能を兼ねたAIと起動キーして使えるように設計も忘れない。
「ふふん!メタルビートルとヘッドシザース、パーツを完成させてつーくんの専用機としてパーツ換装型にすれば問題なし!」
「あ、あの?束姉さん?」
「コアが必要ないからすぐに作れるね・・・っふふ」
「ダメだ。夢中になりすぎてて聞こえてない」
パーツと素体をあっという間に作り、機体を組み上げてしまった束。
「つーくん、このメダルを胸部に装着して」
「え?わ、わかりました」
メダルを開発された素体ISの胸部パーツに装着すると同時に粒子化していたパーツが装着されていく。
頭部・ミサイル 右腕・リボルバー 左腕・サブマシンガン 脚部オチツカーと命名されている。
「メタルビートル、完成だね!纏ってみて!!」
「は、はい」
将矢が機体に触れるとメタルビートルが全身に装着される。全身装甲に近く顔は覆われ、まるで一体化しているような感覚に震えが走る。
『そうだよ、これが一番俺らしいぜ!』
「うわ!?こ、声が!?」
『どうやら、お前の補助AIとして一緒に戦えるようだぜ!』
「お前のメダルは?」
『俺か?俺のメダルはカブトメダルだ。お前の名前はなんだよ?』
「俺は土谷将矢、よろしくな」
『おう!』
どうやらカブトメダルは熱血らしくすぐに友達になれた。補助AIとなったカブトメダルとの会話を一旦終えると束が声をかける。
「はーい、次はこっちね」
「了解です」
カブトメダルを外し、もう一枚のメダルを装着する。それと同時に束から指示があった。
「パーツ換装って声に出して」
「?パーツ換装」
その声を聞いた瞬間、今度はクワガタムシをモチーフにしたパーツに変わっていく。
頭部・アンテナ 右腕・チャンバラソード 左腕・ピコペコハンマー 脚部・タタッカーと表示される。
「おお、格闘戦用かぁ」
『そうだ。俺は格闘戦を得意としているクワガタメダルだ』
「クワガタメダルは冷静なのね」
『カブトが熱すぎるだけだ。それと俺はロクショウという名を持っている』
「ロクショウか、よろしくな」
「ああ、こちらこそな」
会話を終えると機体が解除され、腕時計のような形になった。
「ふむふむ、上々だね。あとは完成させるだけ」
「あの、俺はどうすれば?」
「あ、ごめんごめん。そこに束さんお手製のVR装置があるからそれで訓練を兼ね、ゲフンゲフン!遊んでて」
「いま訓練って言った!?」
「気のせい気のせい」
束は新しく開発した機体にスラフティンと名付けた。そして、将矢が遊んでいる最中、強力なパーツデータを組み入れている。
「神帝、獣王、大悪魔。そしてブラックシリーズ。このパーツたちはある一定のレベルが来たら解放するよ」
これが、将矢がIS学園に入学することになった経緯である。
はい、メダロットとのクロスオーバーです。
メダルが無ければオリ主である将矢くんはISを起動すらできません。
戦闘に関しても素人なのでAI(メダル)の補助でようやく戦えます。
神帝、獣王、大悪魔・・・メダロットを知っている方にはトラウマかと。
神帝・・・いっせいしゃげき・・・レーザー・・・うあああ!頭があああ!!