強い提督と強い艦娘たちの楽しい生涯   作:樽タル

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友人から言われて書き出したものです。

そこそこモチベーションもあるので、もうひとつの書き物である『超人が幻想入りしたようです』と同時に書いていきます。

ではプロローグです。

追伸、字の間違いがあったので修正しました。


プロローグ

~プロローグ~

 

それはいつ頃からだったか。

 

海からは自由が消えてしまった。

 

突如として現れた異形の化物、深海棲艦。

 

そしてそれらと戦う人とも艦とも言えぬ存在、艦娘。

 

艦娘は素質のあるものを提督として認め、付き従った。

 

この話は日本と言う国のとある提督とその提督に従う艦娘の記録である。

 

 

 

 

~電車内~

 

私は出来損ないだ。

前の鎮守府で建造された私は、建造されてすぐに異動となった。

私は……稀に建造される″欠陥品″らしい。

 

その内容はさまざまだが、私は駆逐艦でありながら速力が低く、雷撃能力を持っていなかった。

 

装備がどうとかではなく、そもそも雷撃できないのだ。

 

駆逐艦でありながらその長所の大部分を失い、練度の低い私に最早価値はなかった。

 

だから前の鎮守府の司令官は私を見限り、解体しようとした。

 

しかし司令官の秘書官の艦娘がそれを止め、私の異動を申し出てくれた。

 

秘書官いわく、″艦娘達の最後の砦″

司令官いわく、″欠陥品の廃棄場所″

 

守るために生まれながら守る力を持たない私にとって、どちらが本当でも関係なかった。

 

ただ、無駄で無意味で無価値なこの命を終わらせてくれるのなら。

 

 

電車から降りると移動先の鎮守府から迎えの人が来ていた。

彼女は大淀さんと言い、どの司令官にも最初からついている所謂任務娘だという。

 

大淀さんは私にいろいろ話してくれた。

そのほとんどが私の耳には、心には届かなかった。

 

でも、少しだけ耳に残ったことがある。

移動先の鎮守府にいる艦娘は全て″欠陥品″だということ。

 

私と同じで欠陥品の子たち。

その子たちとなら、少しはわかり会えるかな?

 

 

鎮守府に着いた私は、まず最初に執務室に通されて司令官に挨拶するものだと思っていたが、大淀さんは私を連れて海の方、砲撃音がしているからおそらく演習中であろう場所に向かいだした。

 

「あ、あの…大淀さん?」

 

私はつい大淀さんに声をかけるが、大淀さんは見せたいものがあると言って私の手をグイグイと引いていく。

 

諦めておとなしくついていった私が目にした光景はとても信じがたいものだった。

 

演習をするのは珍しくない。

しかし、その内容が異常だった。

 

長い刀を鋭く振るう者と剣と盾でそれを捌く者。

大きな槌を豪快に振る者と大きな剣を背負い飛び上がってそれを回避する者。

長大な単装砲のようなものを扱って砲撃する者と、身の丈を超える盾でそれを防ぐ者。

 

ここにいる子たちは皆欠陥品だと聞いていた。

だが、目の前の光景は普通の艦娘だと言われても納得できないような異常な光景だった。

 

「大淀さん…これは?」

 

思わずまた大淀さんに聞いた私に、大淀さんは笑顔で答えた。

 

大淀「ようこそ。欠陥品の楽園へ」

 

 

どうやら私はとんでもないところに異動してきたらしい。




はい。プロローグおしまいです。
東方よりこちらの方が書きやすかったのは何ででしょうね?

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