寮に到着し、中を見て回る吹雪。
彼女の所属することになった寮が掲げる旗の意味とは?
~鎮守府中庭~
この鎮守府は正門から入って最初に本館があり、その後ろに中庭、中庭を囲むように6棟の寮が建っている。
吹雪の寮は一番左に建っていた。
吹雪が寮の入り口の上を見ると看板がかかっており、
【Wings to patron】
と書かれていた。
吹雪「この旗の意味…なのかな?」
吹雪はそう呟くと中に入っていった。
~艦娘寮内~
吹雪「うわ~…凄いなぁ」
寮の中に入るとまずロビーがあった。
ロビーの中は掃除が行き届いていて綺麗で、嫌みにならない程度にきらびやかな装飾があしらわれていた。
ロビーには2階へ続く階段があり、おそらくその先に各々の部屋があるのだろうの思い、吹雪は階段をあがっていった。
2階に上がると左右に部屋のドアがいくつかある廊下と、3階へ続く階段と別れていた。
ドアにはプレートで入居者と思われる者の名前が書かれている。
吹雪はとりあえず一番近くにあったドアをノックしようと近づいた。
ドアには初霜、若葉と書かれていたが、ドアノブに″外出中″と書いた可愛らしい小さな看板がかけられていた。
次にその後ろにあるドアを見るとそこには扶桑、山城と書かれていた。
吹雪はそちらのドアをノックすると、和服を着た幸薄そうな黒い長髪の綺麗な女性が出てきた。
「あら?見ない子ね。新しく着任したの?」
吹雪「はい。欠陥駆逐艦吹雪です。これからこの寮の一員としてお世話になります」
吹雪は敬礼をしながらそう言う。
「そう。よろしくね吹雪ちゃん。私は欠陥戦艦の扶桑よ。この寮の寮長を任されてるの」
吹雪「そうなんですか!それじゃあ、この寮旗の意味を教えてもらっても良いですか?気になってて」
扶桑「いいわよ。この寮の正面玄関にの看板の文字は読んだかしら?」
吹雪「はい見ました。あの英語のことですよね?」
扶桑「ええそうよ。それのこと。あれは″守護する翼″という意味でね。この旗は例え何もなくとも世界を護る天使のように、大きな翼で全てを護って見せるという意志の表れなの。だから、この寮にはこの鎮守府の中でも特に護りたいという意志の強い艦娘が集まるの」
吹雪「そうだったんですか。ありがとうございます!」
扶桑「フフフ…いいのよ。それじゃあ、今から空き部屋に案内してもいいかしら?」
吹雪「はい!大丈夫です」
扶桑「そう。じゃあついてきてね」
~艦娘寮内空き部屋~
扶桑「今日からここが貴女の部屋よ。もし何かわからないことがあったら私は部屋にいるから聞きに来てね」
吹雪「はい!ありがとうございました」
扶桑はそういうと去っていった。
吹雪の寮室は一人で使うには広く、元々数人で使うように作られた寮室であろうことを理解できる。
吹雪「少し寂しい感じもするけど…綺麗だし、お布団フカフカだし、とりあえず過ごせそう…かな?」
吹雪(いろいろ不安はあるけど…扶桑さんもいい人で頼りになりそうだったし、きっと大丈夫だよね)
吹雪「さて、荷ほどきしなきゃね!」
吹雪は自分の荷物を整理し、明日にそなえて早々に眠りについた。
2話終了です。
今回も短かったですが、楽しかったでしょうか?
次回はオリ設定の説明も入りますので、分かりづらいことこの上ないでしょうがどうかお付き合いください。