強い提督と強い艦娘たちの楽しい生涯   作:樽タル

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3話です。

適性検査を受けに工廠にやってきた吹雪。
これから行う適性検査とはいったいなんなのか…
若干の不安を抱えながらも吹雪は工廠へむかう。

今回はオリ設定の説明が入りますのでいつも以上に読みにくいですが、ご容赦ください。


3話 適性検査

~工廠~

 

翌日、検査を受けることになっていた吹雪は工廠を訪れた。

昨日大淀に案内されているはずだが、その前に見た演習の様子が衝撃的でよく覚えていない。

だからであろう。

覗いた瞬間に唖然としたのは。

 

吹雪「ここ…工廠…だよね?」

 

大小様々な剣や槌や火砲に、鉄でできた翼のようなものや、少し形状の違う艤装。

見たことのない艤装(?)が盛り沢山あった。

そしてそれを整備するのは、サイズは普通でもビックリするほどムッキムキな妖精たち。

そしてそれらを指揮するピンクの髪の長い女性。

 

吹雪「私、道間違えてないよね?」

 

「ああ。工廠はここであってる」

 

吹雪「あ、司令官」

 

「今明石を呼んでくる。少し待ってろ」

 

吹雪「あ、はい」

 

司令官がそういってピンクの髪の女性の所へ行って話をしだした。

少しすると女性と司令官が一緒にこちらに向かってきた。

 

「貴女が今日検査を受ける吹雪ちゃんね。私、明石って言います。よろしくね」

 

吹雪「えと、昨日着任した吹雪です。今日はよろしくお願いします」

 

「明石、早速で悪いが検査を頼んだ。俺は訓練場の方にいってくる」

 

明石「まっかせてください!バッチリ検査しちゃいますよ!」

 

明石「さてと、それじゃあ吹雪ちゃん検査を始めるから奥に来てくれる?あ!検査って言ってもそんなに難しく考えないで気楽にね」

 

吹雪「はい!」

 

奥に案内されている間も吹雪は周りを見てみるが、ものの見事に知ってる装備がなかった。

 

吹雪(ここの人たちって何を使って戦ってるんだろう?)

 

そう考えていると明石がとあるドアを開けて中に入るよう促したので吹雪は中に入っていく。

そこには椅子が幾つかと、カプセルのような物がついたやたらと大きい機械が置いてあった。

 

明石「そこの椅子に座って。まずは幾つか質問させて貰うけど、あんまり考え込まないで答えてね。まずひとつ、ここの鎮守府の演習はもう見た?」

 

吹雪「はい。見ました」

 

明石「なら、それを見てどう思った?」

 

吹雪「単純に凄いなぁと思ったのと、失礼だと思うんですけど…その、本当に欠陥品なのかなって思っちゃいました」

 

明石「なるほど。それじゃあ次ね。吹雪ちゃんはどんな戦い方をしたい?例えば、砲雷撃戦とか白兵戦とか、長距離を保った狙撃とかね」

 

吹雪「私は守れる戦いをしたいです。それが場所でも、物でも、人でも、何かを守る戦い方をしたいんです」

 

明石「ふむふむ。具体的に守る方法は考えていたりする?例えば守る物が貨物船だったとして、相手を早く倒すことで間接的に守るのか、それとも貨物船そのものを守るのかとか」

 

吹雪「そういうのは考えてなかったです。自分が何かを守れることなんて、この先ずっとこないと思っていたので」

 

明石「なら、それはこれからね。それじゃあ、次はこの機械に入ってくれる?見た目はちょっとゴツいけど、スキャンするだけで危ないものじゃないから」

 

吹雪「は、はい(これに入るの!?)」

 

吹雪が恐る恐る機械のカプセルのような物に入るといかにもな感じのウィーンという音が鳴り出し、カプセルのドアが閉まる。

 

吹雪(これ、本当に大丈夫かな…)

 

吹雪は不安に思うも、既に入ってしまっているのでどうしようもない。

しばらくしてドアが開いたとき、そこには満足げな表情を浮かべる明石がいた。

 

明石「お疲れ様吹雪ちゃん。それで検査の結果だけど、吹雪ちゃんなら結構幅広い改装が出来るみたいね」

 

吹雪「幅広い改装?それって改二みたいな感じですか?」

 

明石「いいえ、ここの鎮守府の改装は他所の鎮守府の改装と大分変わってるから改二とは違うかな?」

 

吹雪「それは…欠陥品だから、ですか?」

 

明石「あ!誤解しないでね、欠陥品だからっていうよりは欠陥品だからこその改装なの」

 

吹雪「欠陥品だからこそ…?」

 

明石「うん。吹雪ちゃんはうちの艦娘達が、普通に考えたらおかしな行動をしている演習で見たでしょう?あれは全部艤装に特殊な改装を施してるからなの」

 

吹雪「え?じゃああの跳び跳ねたり大きな武器を持ってたりするのは全部……」

 

明石「そう。欠陥品だからこその改装って訳」

 

吹雪「それって危ないんじゃないですか?あそこまで大きな改装って艦娘の存在そのものが揺らいじゃうんじゃ…」

 

明石「普通の艦娘ならね。でも、欠陥品の艦娘だとそれが出来るようになるの」

 

吹雪「それはどうしてですか?」

 

明石「う~ん、少し難しい話になるんだけどね。元々、艦娘の改装っていうのは艦娘の練度が上がることで、そうね…器って言ったら分かりやすいかな?それが大きくなっていくの。それで、その大きくなった器の空いた分を埋めるように、艦娘のデータにそって改装を行うの。ここまでは大丈夫?」

 

吹雪「はい。大丈夫です」

 

明石「じゃあ続けるね。今話したのが普通の艦娘の改装。それで欠陥品の場合は能力がなくなってる分だけ、つまり欠陥の分が大きく空くことになるの。吹雪ちゃんの場合で言うなら、速力が遅くて雷撃が出来ない分、器に空きが出来るの。この鎮守府ではそこを上手く利用して改装するの」

 

吹雪「器に空きができるのはわかりましたけど、どうしてそれであそこまで違う改装が出来るんですか?艦娘は自分の艦の改装しか出来ないはずですよね?」

 

明石「それも空きが関係してるの。どうしても悪い意味に聞こえるからあんまりこの言い方はしたくないんだけど、欠陥品の艦娘は艦娘としてとても不安定な存在なの。だから本来ありえない改装をしたり、艦とは関係ない特殊な艤装を装備しても、元が不安定な存在だから関係ない装備を艦娘の艤装として誤認証できるの。言い方は悪いけどね。だから問題なくそれを艤装として扱えるってこと」

 

吹雪「う~ん。わかったような、わからないような」

 

明石「まぁ、これははっきりしないアバウトなところだからね。欠陥品だけが特殊な装備ができるってわかってれば問題ないわ」

 

吹雪「はい。わかりました」

 

明石「検査はこれでおしまい。お疲れ様。次は吹雪ちゃんの艤装だけど、吹雪ちゃんはどういう装備がいい?」

 

吹雪「う~ん。あまりはっきりと浮かんでこないです」

 

明石「そっか、それなら他の子達の演習や訓練を見てみると良いかもね。ここは個人から複数まで色んな演習をやってるから、演習場か訓練場に行けば誰かいると思うから。それを見学してたら、何かアイデアがでるかもね」

 

吹雪「はい。なるべく早く決めます」

 

明石「あはは!あんまり焦らなくてもいいよ。ここでは皆そうやって自分の戦い方を決めてきたから。吹雪ちゃんのペースでゆっくりね」

 

吹雪「はい。ありがとうございます!」

 

検査を終えた吹雪は早速演習場に向かっていった。

そこで目にするものは自分にどんな影響を与えるのか、吹雪はそれが楽しみで仕方がなかった。

 




3話終了です。
いつも以上に読みにくいですねー。
次回から少しの間艦娘のオリジナリティ(厨二病)溢れる装備説明が入ってきますので、磁界も読んでくれる方は要注意です。
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