携帯を紛失してしまい、しばらく音沙汰のない状態でしたが、これからまた頑張っていきます。
第二訓練場に到着した吹雪。
吹雪は不安に思いながらも第二訓練場の様子を伺う……。、
~第二訓練場~
第二訓練場に着いた吹雪は遠くで口論している3人の艦娘を見つけた。
3人は同じ制服を着ていて、姉妹艦であることが遠目でもわかった。
吹雪「何を言い争ってるんだろう?」
近付くにつれて徐々に声が聞き取れるようになってきた。
艦娘1「…から……ぱり………なきゃ!」
艦娘2「…さん……戦ばかり…………ですか!」
艦娘3「それ…………ちゃん……かへった……」
3人もまた、前にあった時雨と夕立同様に変わった装備をつけていた。
1人目の人は、足の艤装のふくらはぎ部分が少し大きくなってるし、腰にも不思議な形の艤装がついている。右手には黒い色の剣を持っていて、腰には同じく黒で短い鎌のような物がついている。正直、どう使うのか予想できないかな?
2人目の人は、足と腰にツインテールの人と似たような艤装をつけてるけど、何より持ってる刀が異常過ぎる。凄く長い。刀身だけで私の2倍近くあるよ……あんな長いのちゃんと振れるのかな?
3人目の人も、足と腰に他の二人と似たような形の艤装をつけてる。腰と太ももの所に拳銃……かな?がついてて、とても深海棲艦と戦える装備に見えないかな。
吹雪が色々と考えているうちに声の届く所まで来たので、恐る恐る3人に声をかけると3人は口論をやめ、こちらを向いた。
艦娘1「あれ、新しい子?」
吹雪「は、はい。欠陥駆逐艦の吹雪です」
艦娘2「あ、見苦しい所見せちゃいましたね」
吹雪「いえ、そんなことないです!見てて仲がいいんだなって思ってました」
艦娘2「そう。ならよかったです」
艦娘3「吹雪ちゃんは~、何でここに来たの?見学?」
吹雪「そうです。まだ二つ目ですけど…」
艦娘1「そっか。来たばっかりだからまだ戦い方がはっきりしてないんだね。あ、そうそう。私は川内。よろしくね!」
艦娘2「神通です。よろしくお願いしますね」
艦娘3「那珂ちゃんだよ~!よっろしく!」
吹雪「はい!よろしくお願いします!それでその……よろしければ皆さんの戦い方を教えてくれませんか?」
川内「うん。いいよ!私の戦法は、基本的に昼間は足の艤装と腰につけてるスラスターで高速移動しながら、この片刃剣…ナイトクイーンって名前なんだけど、この剣で速度のまま連続して切り抜けるって感じかな?それで夜戦のときは剣を背中にマウントして、敵に静かに忍び寄ってこの鎌、ナイトサーバントで一瞬のうちに首を切り落とすんだ。簡単でしょ?」
神通「それが出来るのは姉さんだけですよ?私の艤装は姉さんと似ていて、姉さんほど最高速度は速くはないですが、すぐに最高速度まで速度をあげられて、その速度で急接近してからこの長い刀。空断(からだち)で一刀両断し、即座に離脱してまた急接近して、って戦法をとってます。勿論仲間を間違って切ってしまわないように訓練してますよ?」
那珂「次は那珂ちゃんだね!那珂ちゃんは腰と太ももに、二挺ずつついてる銃を使って戦うんだけどぉ、腰についてるのが弾数は少ないけど威力の高い銃、太ももについてるが弾数が多くて威力の低い銃なんだ。腰についてるのがブルーティアーズ、太ももについてるがレッドレインって言うんだぁ。ブルーティアーズは戦艦の主砲と同じ位の威力があるから、敵の弱点とか頭に当てるのが基本的な使い方で、レッドレインが軽巡の主砲よりちょっと威力が高い位だから、敵を牽制しながら隙を作る物かな?でもぉ、那珂ちゃん凄いからぁブルーティアーズは滅多に使わないんだよね」
川内「んー。口で言うのも難しいから、実際に使ってるの見せてあげようか?」
神通「いいですね。それじゃあいつものルールでやりますか。」
那珂「えー、那珂ちゃんもう疲れたんだけどな~」
川内「じゃあ、少し離れててくれる?」
川内が吹雪にそう言うと吹雪は少し離れていく。
それを見た3人は互いに距離を離す。
川内「じゃあいくよ!」
川内はコインを取りだしそれを3人の中心に投げた。
コインが落ちると同時に、3人は動き出した。
最初に動いたのは神通で、遠くにいる吹雪でも視認するのがやっとな速度で那珂に急接近する。
那珂「えぇ!いきなり!?」
那珂はそう言いながら神通の一刀を身を反らして回避し、神通に向かってレッドレインの引き金を引く。
神通は即座に反応し、それを回避すると同時に距離をとる。
那珂から距離をとった神通に川内が右から左へ剣を振り抜く。神通はそれを刀で防御した。
防御された剣を速度に任せてそのまま振り抜き、さらに速度上げながら今度は那珂に向かって左からの切り払いをする川内。
那珂はそれを後ろへ飛び込むように転がって回避し、受け身をとって立ち上がると同時に神通に牽制の射撃を3発、川内に反撃の射撃を4発撃つ。
神通は刀の長さを意にも解していないような刀捌きで刀を振り回して弾を弾きながら那珂に急接近する。川内は飛び上がるようにして弾を回避した。
神通が再び那珂に斬りかかる。那珂は今度は避けず、左手のレッドレインで受け止め、即座に右手のレッドレインをしまってブルーティアーズを早打ちの要領で抜きながら撃つ。
それを回避してまた距離を離そうとした神通だが、川内が上から強襲してきた。
弾を避けるために飛び上がったときに神通の動きを予測して飛んでおり、二人に斬りかかる。
神通は腰のスラスターを巧みに使って後ろへ高速移動し、那珂は後ろに転がるようにして避けてレッドレインを神通へ、ブルーティアーズを川内へ向けて構えた。
3人はそのまま動きを停止する。
川内「こんなところかな?」
川内が構えを解くと、神通と那珂も構えを解いた。
神通「どうでしたか?吹雪ちゃん?」
吹雪「え~っと、その、何が何だか……?」
那珂「速く動き過ぎたんじゃない?吹雪ちゃん捉えきれてないよ?」
川内「んー?これでも落としたんだけどなぁ~」
神通「まぁ最初は仕方ないですね。まだ次の所へ?」
吹雪「あ、はい。次の所も見てみます」
那珂「うん!それじゃあ気を付けてね~!」
吹雪「はい!失礼します!」
吹雪は3人に頭を下げて、第二訓練場を後にした。
吹雪「やっぱりあれがここでは普通なのかな?私……あんなにできるかな?」
やはり不安を抱えながら地図を開き、次の場所へと向かった。
5話終了です。
長くいてしまいましたがようやくですね。
次はもう少しマシな速度で更新出来るように努力しますね。