でも内容がめちゃ薄いです
上手いこと書けるようになりたい…
四十七日目
今日も今日とて借金返済。本格的に冬の寒さが増してきて、それに比例するようにしてモンスター討伐の難易度も上がってきた。報酬金が高くなるのは一向に構わないけど、強いモンスターが多くなるのは困る。今日も一撃熊の討伐中に狼系のモンスターに襲われた。モンスターハンターじゃないんだから、乱入モンスターとか止めて欲しい。ネコのかかってこいスキルとか持ってないから。ギルドからは追加報酬が出たからいいけど、近くにどんなモンスターがいるかは教えてほしかった。
そういえば、新しく買った防具がかなり役に立ってくれている。一撃熊の攻撃は簡単に避けれるようになっているが、今回乱入してきた白狼というモンスターは初心者殺しより動きが速く、群れで行動する習性があるため、囲まれたらいろいろめんどくさい。左手が鎧で保護されているので、わざと左腕を噛ませて長剣で斬るという肉を切らせて骨を断つ戦法が有効なことがうれしかった。初心者殺し1匹であれば鬼ごっこ感覚で攻撃回避ができるけど、白狼の群れは初心者殺しよりも数も速さも違うので戦い方を変える必要があるのは面倒だった。
四十八日目
雪精討伐のため雪山に赴いたカズマ君が冬将軍という高額賞金首に遭遇して首を刎ねられたそうだ。自分で書いていて冷静にしすぎだとは思うけど、本人の口から伝えられたことで旨いこと頭がこんがらがってくれている。
まず、雪精というのは冬に発生する精霊の一種で、私が以前討伐したウィル・オー・ウィスプのように好戦的でなく、全くと言っていいほど戦闘能力のないモンスターだ。この世界では雪精を1匹討伐すれば春が半日早く訪れるとして有名だ。カズマ君が請けた依頼は雪精の討伐で、1匹10万エリスという値が付くらしい。戦闘力のないモンスターに結構な値段がついているのは、雪精を討伐していると現れる冬将軍の影響が強い。
冬将軍の詳しい情報は無かったが、偶然姿を見かけた絵師が描いたとされる絵を見る限りでは大体2mくらいの大きさの人型のモンスターで、白い鎧を身に纏っている。一瞬で首ちょんぱされた、見事な切り口だったというアクアのいらない情報提供から適当に推察すると、『日本版"山の翁"』というフレーズがしっくり来た。多分私の思い浮かべている"山の翁"は土下座しようが何しようが首を要求されると思うが。
アクアの蘇生魔法によって生き返ったカズマ君によると、死んだあとは私達転生者がまず見た景色、アクアと初めて会った真っ白な空間に似たところに意識を飛ばされるらしい。今回はアクアがゴリ押ししてくれたが、そこで対応してくれた女神エリスの言葉によると、私達日本人はすでに1度死んでからこちらに転生しているので天界規定というもので本来は生き返れないらしい。カズマ君に注意されるように念を押された。そこまで無茶なことはしてないと思うけどなぁ。
その後カズマ君に斬られたという首を見せてもらったが、血の跡が残っているだけで綺麗だった。身長の関係上、椅子に座っているカズマ君の膝に上って確認することになってしまい、終わってから気恥ずかしい気持ちに包まれた。
カズマ君たちは小一時間で120万エリス。つまり12匹の雪精を討伐してきたそうだ。雪精は大量にいたそうなので、そこにゲイ・ボルグを投げ込んだりしたらさぞ気持ちいいことだろう。やらないけど。
四十九日目
カズマ君は数日程休養を取るそうだ。まぁ、至極当然なことだと思う。この世界に来たときはチート転生という言葉に喜んでいて意識していなかったが、自分が死んだという現実から目を背けていたのだと思う。トラックが突っ込んできたときの恐怖と衝撃を忘れようとしていたのかもしれない。
とりあえず、昨日カズマ君に忠告されてしまったし、冬の間だけでも討伐は控えてみようと思う。最近あまり攻撃が当たらないからと言って油断していた面が私にもあるし。
というわけで今回の討伐対象は最近一撃熊の討伐中に乱入してきた白狼の残党。退治して欲しいという依頼がまだ張られていたので受けてみた。討伐を控えるとは書いたけど、止めるとは書いてないから問題なし。
白狼は以前も簡単に対処法なんかを書いてみたけど、今回はもう少し詳しく書けるといいなと思う。
白狼は名前の通り白い毛皮の狼で、基本的に10匹くらいの群れで行動するようだ。前の白狼は多分逸れたか小さい群れだと思う。見た目は完全に狼なんだけど、日本で狼を見る機会なんて全く無いから大きいのか小さのかなんて分からない。大体私の胸、成人男性の腰かそれより少し上あたりの大きさじゃないかな。狼の癖に大きいとか今になってむかつく…。
じゃなくて、白狼の攻撃は基本的に噛みつきと爪による裂傷系。意外と牙とか鋭いから鎧とかはしっかりした強度の物を着ていくのがおススメ。防御の仕方なんだけど、イヌ科ってこともあって、白狼の攻撃は最大の弱点でもある。腕を保護するように布を巻いて舌を掴めばもう何もできないらしい。やったことはないから断言はできないけど、昔マンガでそんなこと言ってきた気がする。と言っても、そのマンガでは水辺で、1匹の犬相手だったから狩ってたんだけど、白狼が生息するのは基本的に山奥、しかも冬に水に入るとか絶対にやりたくないだろうからさっきの豆知識は忘れて貰っても構わない。
多分白狼に限らず、犬ってみんなそうなんだろうけど、かなり賢い。私が剣を振ろうとしたら飛び退くんだもの。しかも後ろから攻撃してくる奴もいたりで若干苦戦した。ちょっとゴリ押し気味になったのが悔しい。飛び退いて避けられるのは振ってる途中に踏み込んで何とか届かせたけど、後ろから来るのはカウンター気味に殴り飛ばすくらいしか対処法が思いつかない。パーティーで狩るんだったら前衛何人かで円陣組んで背後を取られないようにカバーしあうのがいいんじゃないかな?魔法職はその中心で守って貰って隙をついて攻撃。腕に自信があってもソロで挑むのは控えた方がいいかも。
五十日目
ギルドでバイトを始めてみた。配膳が主な仕事だけど、私としては経理関連の仕事もやってみたいとは思っている。日本で学生をしていた時は一応経済関連の大学にいたし。まぁ、アルバイトが何を言おうと変わらないと思うので甘んじて仕事を受けようと思う。途中でセクハラしてきた冒険者は蹴り飛ばしておいた、何を欲情しているんだこんなお子様ボディーに。
最近は討伐ばかりしていたからこういう仕事は久しぶりだ。思えば学生の時にアルバイトって全くしてなかった気がする。中高とバイト禁止だったし、大学入ってからそんなに経たずにこの世界に来たし。こうして考えると人生初バイトか。速攻でセクハラされるのはどうなんだろうね。
1日の業務が終わると、同じ時間に終わった先輩にマッサージをしてもらえた。最近少し凝っていたので有難かったが、予想以上に上手くて少し変な声が出たのは聞き流して貰えなかった。しばらくこのネタでいじられるかもしれないと思うと仕事したくないと言いたくなる。短い期間だけバイトする予定だし、最終日までは頑張りたいと思う。