この槍使いに祝福を!   作:シンセイカツ

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遅くなって本当に申し訳ない。(待ってる人がいるのかは分からないけど)
Fate、アイマス、ペルソナといろんな小説を読み漁ってたら手を伸ばしそうになっていたので何とか自制して投稿です

今回はリハビリも兼ねているので結構短いです


影島奈々の記録(8)

三十日目

 

 ブラックファング討伐から早6日。私がアラクネとかオーガとかコカトリスとかの討伐をしている間に時間はとんでもなく早く過ぎてしまった。自分で書いてて何をしているのかと不安になる。いや、あとから来るかもしれない転生者の手助けになればいいなっていうのも日記を書く目的の一つだけど、それにしたって凶暴なモンスターに挑みすぎだね。こんなんだから街の冒険者にアマゾネス関連のあだ名を付けられるんだよ…。

 

 というか本当にアマゾネス・脳筋系の噂が増えすぎ!まだ知力の値を越してないから!まぁ急上昇する筋力の数値に危機感を覚えて魔術の勉強とかしてるからなんだけど。

 

 魔王軍の幹部の襲来というイベントはもはや私にとっては強いモンスターを狩りに行く口実にしかならなかった。コカトリスとかのモンスターの討伐にパーティーを巻き込んで危険に晒したくないしね。多分誘っても断られてたと思うけど。

 

 度重なる討伐系の依頼の達成でレベルがとんでもないことになりかけている。ブラックファングの時から冒険者カードをみていなかったから伸び幅とかは詳しくは分からないけど、レベルが20から28くらいになった。ブラックファングを入れても1匹につき2レベル上がってるのはどう考えてもおかしいと思う。最後の方とか上がりにくいはずなんだけどなぁ。とにかく格上の相手と連続戦闘するのは避けた方がいいことが分かったね。

 

 討伐依頼のほかに、いつだったかやった森の中を全力疾走。あれに似たことをしてゲイ・ボルグの性能とかを確かめたりもした。結局分かったのは投げたら手元に戻ってくることと、アニメやゲームと違って確実に対象の心臓に向けて飛んでくれることかな。この世界に熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)とかの防御系の宝具、もしくは原点集めてる人の能力の所有者でもない限りは確実に討ち取れるね。アクア曰く、死んでも身体が残ってたら生き返らせれるらしいけど、身体の傷とかを塞ぐのは時間がかかるらしい。これで魔王軍との全面戦争が起きて、かつ相手側に超優秀な回復役がいてもゴリ押せることが判明したね。もう魔王軍と戦うとかいう気が起きないくらいには平和に慣れたんだけど。

 

 レベルが上がったことでスキルを習得できるんだけど、硬化のルーンだけ習得してのこったポイントは温存することにした。そろそろ、クラスチェンジの時期についても考え始めないといけないかな?盾関連のスキルは習得するつもりは無いし、槍とか両手剣スキルは技を使ったら若干隙ができるらしいからいらないし、ルーンもある程度回収したしね。あとは役に立ちそうなスキルをいくらか見繕って別の職業になってしまうのもいいかもしれない。まぁ、なるとしてもランサーなんだけど。

 

 

三十一日目

 

 今日は非常に忙しい一日だった。朝一番から、街の近くに来ていたという魔王軍幹部のデュラハンが自ら乗り込んできたのだ。

 

 心底お怒りの様子だったので話を聞くと、1週間ほど前から毎日自分たちが拠点にしていた古城に爆裂魔法を1発だけ撃ち込んでいく不届き者がいるそうだ。度重なるいやがらせ行為についに堪忍袋の緒が炸裂したようで、こうして街まで異議を申し立てに来たらしい。

 

 爆裂魔法を撃ちこむなんでなんて奴だ、信じられないとめぐみんを見ると、冷や汗と共に目線を逸らされた。目線の先にいた魔法使いの女の子が不憫でならない。

 

 取り合えずパーティー内でも最年長(アクアは除く)な私にも監督不行届だったという罪はあるのでめぐみんと共に前に出て誠心誠意謝罪させてもらった。いや、人類の敵に何してるんだって言われるかもしれないけど、相手は魔王軍の幹部、駆け出し冒険者が多く住む街なんて一ひねりにされるのが目に見えるし、アンデッドってことを抜きにしても相手側に申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

 

 話を聞くところによると、上司の命令でこの地の周辺の調査を任されただけで特に侵攻するつもりはなかったそうだし、モンスターが怯えて隠れる程度の被害しか出していないんだから身に覚えのない爆撃とかされたら怒るわ。もし古城に住んでた人を殺してたら別だけどね。

 

 という訳で地面に頭を叩きつけるくらいの勢いで謝罪した。土下座の文化が広まってるか分からなかったから腰を90度に曲げて。

 

 私の全身全霊の謝罪を聞いてデュラハンは分かればいいんだよみたいな感じで爆裂魔法を撃ちこむなという忠告だけ残して帰ろうとしたが、ここでめぐみんの空気の読めない発言。多分紅魔族は1日に1回爆裂魔法を撃たなくても死なないと思うな!!

 

 というわけでデュラハンが怒ってしまいました。私の謝罪とは一体…。

 

 めぐみんに指をさして『死の宣告』というスキルを使用したところでダクネスが割り込んでめぐみんをかばってくれた。私も庇おうとしたけど、なんかすごい勢いで押しのけられた。

 

 予定とは違ったけど、この呪いをかけられた人間は1週間後に死ぬ。素直に言うことを聞かないからこうなったのだと高らかに笑うデュラハンにダクネスのド変態ぶりが発揮される。

 

 呪いを解いてほしくば俺の言うことを聞け、なんて欠片も言ってないのに呪いをかけられたってだけでそこまで考え突くダクネスの頭はほんとに沸いてると思う。自分が1週間後に死ぬかもしれないのにどこまでもシリアスな雰囲気にならないのはこのパーティーのいいところなのか悪いところなのか…。

 

 ダクネスにドン引きしたデュラハンはどもりながら古城に逃げ帰った。

 

 デュラハンの最後に言った言葉、呪いを解いてほしかったら自分の城に攻め入り、自分の前まで辿り着いて見せろという言葉に従おうとするカズマ君とめぐみんに着いて行こうと長剣を回収したところでアクアの浄化魔法が発動。ダクネスにかけられていた呪いを全浄化するという凄技を披露してくれた。キャーメガミサマー。私のやる気を返して。

 

 その後はもう日課の鬼ごっこで時間をつぶしただけ。めぐみんは今日のことで反省してくれたら嬉しいです。いやほんと。




作者「ここから1週間分の話を考えないと…なんか思いつかない?」
友人「自分で考えろ」
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