ようこそ実力至上主義の教室へーIn this deceitful world, even bigger lieー   作:lOOSPH

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Monologue


Prologue

人と触れ合うのが苦手だ

 

人の目を見て話すのが苦手だ

 

人が集まっているところで過ごすのが苦手だ

 

いつからかそれらを苦手と思うようになったのか

それはもう覚えていない

 

私は本当は分かっている

人は一人では生きられないことを

 

どれだけ孤独を愛そうとしても

私は私だけで生きていく事など到底できはしない

 

だから私は

一つの決断にたどり着いた

 

それは偽りの仮面をかぶって

本当の自分を隠して生きること

 

その時だけ私は

私じゃなくなって

私になることができる

 

この真っ暗な寂しい世界の中で

生きていく事ができる

 

世界はきれいなことばかりじゃない

 

そんな当たり前のこと

誰もがわかっていながら

それでも心のどこかできれいな世界を望んでいる

 

ちょっとした矛盾

 

誰か・・・誰でもいいから教えてほしいことがあるの

 

みんなも私と同じように

誰かの前では偽りの仮面をかぶっているの?

 

それともみんなは分け隔てなく

本当の自分を見せているの?

 

人とのつながりを持たない私には

その答えを知る方法がない

 

だから今日も一人きり

 

私は一人で大丈夫

 

私は孤独で大丈夫

 

私は・・・

 

私は・・・心の底から

心を通わせることができる人が欲しい

 

そして今日も私は

一人静かに目を伏せ続ける

 

・1・

 

女子寮

 

とある部屋において

目覚ましの音が響き

 

一人の少女が

ゆっくりと体を起こしていく

 

少女は不意に窓の方を見る

 

特に何も言うべきところのない

済んだいい青空が映っているのがわかる

 

少女はとにかく身支度を整えるために

ベッドから出ていこうとすると、不意に聞こえる

 

それは鳥の鳴き声ではないが

同じようにすんできれいな音だ

 

少女は不意にその音に惹かれていき

 

ゆっくりとベランダの方に行き

カーテンを開けて窓からのぞき込んでいく

 

音はどうやら男子寮の方角から聞こえている

 

向こうで吹奏楽部が朝の練習でもしているのだろうか

 

そんなふうに考えていたが

少女は不思議とその音色に惹かれていた

 

自分が今抱えている問題がその音を聞いている限り

忘れさせてくれそうか感じがしていき、不思議と元気が出てきた

 

ずっと聞いていたい

 

少女は不意に思ったが

そうはやはり行かないようだ

 

その音色はしばらくして、止まってしまう

 

少女は残念に思ったが

だからと言ってずっと聞いていてはだめだと

自分をどうにか納得させていき

 

あらためてベランダとカーテンを閉めて

身支度を整えていき、準備を進めていくのであった

 

しかし

 

この時少女の周りで

あのような事が起ころうなどと

 

少女も当事者の方も

気が付いていなかったのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

        




「・・・・・・・・・・」

仮面をかぶった綾小路が
ゆっくりと笛を下ろしていく

「その笛、気に入ったんだね

 我」

その彼に話しかけるのは
人間的な雰囲気を持つ女子の綾小路

「寝覚めは良くなるけど

 ほかの奴も気づいちまうんじゃねえか?」

寝起きのようにやってきたのは
好戦的な雰囲気の綾小路

「それで?

 今日はどうすんだっけ?」

動物的な雰囲気の綾小路が話しかけていく

「確か今日はほかのクラスの指導者・・・・

 つまりリーダーのことを調べていくんだっけ、私?」

幼い雰囲気の綾小路が訪ねる

「そうだよ・・・・

 この前の中間テストで
 ほかのクラスのポイントもそれなりに伸びた・・・・

 このことから察するにおそらく
 それぞれのクラスにはそれだけの結果が残せる
 リーダー的人物がいるはずだと踏んでいてさ・・・・

 やっぱり王手をかけるには玉をとらないとだろ・・・・

 それで私とあたし、我で引き続き調べていこうと思う・・・・

 僕と俺、おいらは引き続きクラスの方を頼むよ・・・・」

と不気味な雰囲気の綾小路が呼びかけるが

「待ってくれ私!

 悪いけどさ、おいらと変わってくれねえか?」

「うん・・・・?」

好戦的な雰囲気の綾小路が挙手する

「一人、心当たりがあるんだ・・・・

 おいらに調べさせてもらえないか?」

「・・・・・・構わないよ・・・・

 おいらがそこまで言うなら変わってあげようじゃないか・・・・

 フフフフフフ・・・・

 やっぱりこの学校は退屈しないね・・・・」

こうして身支度を整えていく六人であった













・・・・・・・・・・
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