と言うわけでね、インフィニット・ストラトス×機動戦士ガンダム外伝~ミッシング・リンク~、開演!
第1話 Prologue
・・・・・・・
「・・・・暗い、怖いよ。誰か、助けに来てよ。」
そんな少女達の響きは虚空へと突き抜けていく。
ある時、此の世界に新たに生を受けたものがいた。名はヴィンセント・グライスナー。彼はなぜか生前の記憶を持っており、自分が死んだ原因をはっきりと知っていた。親は科学者でPCの処理速度が落ちないように補助OSの研究にいそしんでいた。ヴィンセントはそんな忙しい家族のためにも学校では何でもこなし、家事もある程度は出来るようになっていた。そんなある日、彼等の道はバッサリと切られた。
其がISの発見だ。これによりハイスペックなOSが求められそれに彼等の親が作った補助OS、【HADES】と【ALICE】がお偉い方の目に留まった。もちろんその日の内にヴィンセントとその家族は更なる発展のためと言う名目で引き剥がされた。ヴィンセントは途方にくれた。いったいどうやって生きていけばいいのか・・・・・・。資金は持つのか・・・・。幸いにも前世は軍人だったためある程度の節約術は身に付けていた。そんなとき、彼を拾った人物がいた。
「ハロハロー!ISの産みの親の篠ノ之束さんだよー!」
「・・・・・!なぜ、あなたがここに・・・・・!!!」
そこにはISの産みの親、篠ノ之 束がいた。そして束は近くにあった椅子に座るよう促しヴィンセントは渋々座った。
「それで、なぜあなたとあろう方がここに?」
ヴィンセントは少しにらんで質問をかけた。束は椅子からたつと床に正座した。そして、
「其なんだけど・・・・・・・・・。
ヴィー君。ごめんなさい!」
「えっ!?」
束から出たのは謝罪と言う反応に困るものだった。束は床に座って深く頭を下げていた。ヴィンセントは怒ろうにも怒れず、ただ、泣き崩れた。こんなこと、あってたまるものか、一人身勝手に世界を変えた人が平然とここに来て土下座を噛ましてるなんて見たことがないシュールな光景であろう。
「自分、ISという存在を論外にされたとき、ついムキになってISという存在を認めてもらうためにあんなことをしでかしてしまったよ・・・・・。でも、そのせいで家族や親友と離ればなれになってむしろ此の世界を嫌うものが出てくることは考慮に入れてなかった。それはヴィー君も同じ筈。」
「ええ、・・・・・そうですよ!此の世界に生まれてきてから俺は此の世界が大嫌いだった!そして、ISが出てきてから家族は引き剥がされ!学校では虐められ!こんな世界でどういきろって言うんですか!」
ヴィンセントは親が失踪してから担任の先生に相談したところ後日、担任の先生にその事をいい振り撒かれ今やクラス中からの目の敵となっていた。度々殴られ、蹴られ、ヴィンセントの体は所々血濡れていた。だがヴィンセントはジオン公国の軍人として、またクロエの彼女として一歩も退かずに耐えてきた。
「・・・・・・・・・。」
束は黙ったままだった。それはつまり自分のやった所業に非を感じていた。そして彼女が重い口を開いた。
「・・・・・・・私の償いとしては足りないけど、一つだけなら方法がある。」
「方法・・・?」
「そう、ずいぶん前に壊滅させた研究所があるんだけど、また復活したらしくてね、ISと一体化するために肉体強化などの非人道的なする所なんだ。」
「それとこれとなんの関係があるんですか!」
「そこで、わたしは一つのオペレーションシステムの存在を知った。」
「オペレーションシステム・・・・・略するとOS・・・・・まさか!?」
「そう、非人道的な肉体強化に使われるOSがHADESとALICE。」
「くそっ!そういう事か!」
「そう、ヴィー君の親は非人道的行為に手を貸していたんだよ。」
「でも、政府の人は研究といって親から引き離されて今まで一人で生活してきた。それなのになぜ親がそんなことを・・・・・。」
ヴィンセントはそこで口が止まった。それはとある結論にたどり着いたからだ。
もう、親はいないのか・・・・・・!?
その思考がひたすら頭をかけめぐる。束は後ろを向いて頷く。
君が思っていることは・・・・・・正しいよ。と。
「そんな、もう・・・・一人なのか・・・・・!?」
「ヴィー君、つくづくごめん。一人にさせるようなことになってしまって・・・・・・。」
「ハハ・・・・・・・・・・、此の地球にもう俺のことをわかってくれる人は居ないんだな・・・・・・・。」
違うよ!ヴィンセント!
「!?」
「今、・・・・・微かに声がした!?」
「此の私でも微かに聞こえた!」
「しかもあの音色・・・・・あの声・・・・・・間違いない!」
独特の高い声・・・ヴィンセントは此の声を知っていた。前世でゲルググと相討ちになりながらも倒し、そしてその正体を知って絶叫したその少女。
「ヴィー君知ってるんだね?」
「あ、・・・・・・・ええ。知ってます。あの声は間違いなく自分が昔の頃に聞いた声です。」
「そう・・・・・じゃあ、これを受け取ってくれる?」
そう言って束はヴィンセントに一つの一つのペンダントを渡した。そしてそのペンダントの模様、ヴィンセントはいやというほど見てきた模様であった。
「・・・・・ジーク・・・・・ジオン。どうしてあなたが此の模様を知っているんですか・・・・?」
そう問いかけるヴィンセントの目には涙がたまっていた。
「それを話すのはまだ先になるよ・・・・・・・でも・・・・すぐにわかるよ・・・・・・。」
「そう・・・・ですか・・・其じゃあ、行ってきます。」
「うん、こんな形で別れるのは自分としても辛い。でも、こんな形でしか償っていけないから・・・・・。」
「これだけしてくれただけでも十分です。もし自分が帰ってこなかったらその時は・・・・・・
自分の身もろとも研究所を焼き払ってください・・・・・・・。これが束さんに対する最初のお願いで最後の償いです。」
「・・・・・!?・・・・分かった。」
そして少年はいつか聞いたことのある彼女のもとへ元軍人は往く。
To be continued.....
クッソ駄文ですがご容赦を。
「なんで?私がいるだけでもずいぶん作品の語彙力が賑やかになるよ♪マスター。」
お前の出番まだです。
「|ω・`)ショボーン」
感想お待ちしてます!
2/27 改修完了。
9/4 タイトルを改修
今後、どのキャラ視点での話が欲しい?
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クロエ
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ヴィンセント
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HADES三姉妹
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束&千冬
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囚われた鈴達