ヴィンセントをちょっとバカにされたクロエちゃんは怒って二人に一方的に勝負を仕掛けるがカッとなった事を後悔して放課後には涙を流しながらヴィンセントに抱きついていた。そんな二人の姿を千冬たちが遠き白い目で見ていた。
死神録はちーまちまかいてるぜ。
でもあと一ヶ月かかりそう・・・・・・。
「クロエ、朝だぞ~。」
「ムニャムニャ・・・・・あと少しだけ~。」
「起きろよ・・・・・・仕方無い。クー、起きてるか~?」
『御兄様、どうしました?』
「悪いがクロエをワールド・パージで起こしてくれないか?全然起きないんだが。」
『分かりました!御兄様、30分で起こしますね♪』
「ああ、頼む。」
『はい!では、・・・・・・・《ワールド・パーz「起きてるから!起きてるから寝かさないでよ~!」・・・・・・やっと起きましたか、クロエ。』
「何!?私が起きてること見越してやったの!?確信犯なの!?」
「別にワールド・パージで今日一日中縛り付けてもよかったんだが。」
「遠隔操作でトーリス呼んでこようか?」
「洒落にならないのでやめてくださいお願いします。」
『それしたらHADESもワールド・パージすることになりますがね・・・・・。』ボソッ
「よし、準備しよっか♪」テノヒラクルー
こんな朝である。
その日は特に何ともなく、放課後は三人はアリーナを使用許可を得て第一アリーナへと来ていた。そしてクロエとヴィンセントがお互いにISを展開し今か今かと何かを待っていた。
「それでは御兄様、クロエ、始めますね。」
「ああ、ちゃんとした戦闘データを束さんに届けなければな。」
「にしても束博士ってすごいよね、さっきトリスから聞いたんだけどペイルちゃんとトーリスちゃんの装甲に使われてるガンダリウム合金装甲の生成に成功したんだってさ♪」
「ブフゥ!!」
クロエの爆弾発言でヴィンセントが吹いた。クロエの話は実質本当のことであり、近日中に来ると束が言ってた。とクロエが補足した。
「御兄様、これってもしかして・・・・・。」
「ああ、もしかしなくともあの束さんだ。やることはひとつしかない。」
「だよね、たぶん同じこと考えてると思う。」
「「「今使ってる装甲とガンダリウム合金装甲を交換してなおかつ新武装の改修をするんだろうなぁ。。。。」」」
『よくわかったじゃないかヴィー君!!』
「博士・・・・・何解析を二日で済ませてるんすか・・・・・・。」
『クロちゃんに催促されたからね・・・・。流石に前みたいにクロちゃんを怒らせたらいけないと思って超スピードで解析を済ませちゃった。』
「またクロエか・・・・・お陰で胃薬の量が増えそうだ・・・・。」
「えへへ♪」
クロエは照れくさそうに頭をかくが左手のビームサーベルが反応してさっきの倍の大きさにまでふくれていた。
「それで・・・・いつ来るんですか束様?」
『うーん、そうだね・・・・・・・来週の日曜日って空いてる?』
「え、ええ。丁度休日ですけど・・・・・。」
『じゃあ、お昼頃にペイルちゃんにトーリスに乗って拉致りにいってもらうからISをもってまってt・・・・・ザザー。』
『はーかーせーーーー!!!!私はペイルちゃんではありません!!!ドゴァちゃんと・・・・・・!!ベシィRX-80・・・・ボカッ!【PALE RIDER】という名前があるんですからね!ズガァンズガガガガァン!!』
「あっはっは・・・・・・ペイちゃんはいつも通りでよかったよ♪」
『そ、そんな・・・・・おだてても何も出ませんからねっ!!/////』
「今度ギューッってしてあげる♪」
『是非トーリスでいかせてもらいます!!』
「うん!待ってるね♪」
それっきりで通信は切れた。ヴィンセントはクロエは改めてビームサーベルを手に取り、戦う準備を整えた。
「それじゃ・・・・・あの頃みたいになるまで教えてもらうからね♪ヴィンセント!」
「そうだな・・・・・。薬を使わなくてもできるってところを見せてみろ!」
「御兄様、クロエ、頑張ってください!それでは計測開始!」
「はああああああああ!!!!」
クロエが二刀流でダッシュ六連撃をヴィンセントに浴びせかける。ヴィンセントは軌道を読んで交わしていくが少しずつ追い詰められていた。
「ッチ、衰えを微塵も見せないその戦い方!まるで一年戦争でお前が記憶喪失寸前になるまで暴走していた戦い方とそっくりだ!」
「あの頃は薬で暴走していたけど・・・今は違う!このISを、ヴィンセントとクーを守るために使うって・・・・決めたんだからね!!半端な覚悟では勝てないってわかってるの!!」
「それは俺も同じだ!もう二度と・・・・・クーとクロエを失わないためにこの力を使うと決めたんだ!それっきりの覚悟でこれを使う資格がないのも承知!だから、クロエを倒す!」
ヴィンセントがナギナタを抜きクロエのスパイクシールドを破壊する。それと同時にヴィンセント脚部六連装ミサイルポッドを切り落とされ爆発が起きる。その爆煙で所々の装甲が剥がれ落ち生身の姿が露になる。ヴィンセントのVGライダーは方の装甲が、クロエのペイルライダーは左足の膝から下の装甲が剥がれていた。さらに悪いことに駆動系にも異常が出ておりこれが意味することは即ちこれ以上の戦闘をすると危険なので一旦修理が必要になると言うことであり、予想だにしない結果で計測は中断された。
「お疲れさまでした!御兄様♪」
「ああ、すこしばかりクロエとであった頃を思い出したよ・・・・・・。」
一年戦争時
「ソロモンの72柱のうちの牙を持つ魔神・・・・それがマルコシアスだ!」
ペポペポペポォ・・・・・。ドドドカーン!!
ヴィンセントがナギナタを胴体に突き刺し爆発が起きる。その衝撃でヴィンセントのゲルググは動かなくなり、蒼い機体も左手と両足が破損して自走できる状態ではなかった。ヴィンセントは拳銃をもって機体のコクピットに近づくと緊急解放ボタンを押して機体のハッチを爆破させた。ボンッという音と共にハッチが外れて中が露になった。
「ここは・・・・・・・どこ・・・・・・?私を・・・・・・一人にしないで・・・・・!」
中に乗っていたのは小さな・・・・・・小さな女の子だった。その真相を知ったヴィンセントは拳銃を持っていた手から拳銃が落ちた。そして
「なんだよこれ・・・・・・・・・・・何なんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
絶叫した。
「あの頃はまだクロエがちっちゃかったからな・・・・・・今もそうだが。・・・・・アダッ!」
「ヴィンセントはいつも一言多いんだから!と言うかヴィンセントもあの頃から身長変わってないじゃん!」ムスー
「クロエ・・・・・・・・言うな・・・・・。コンプレックスなんだ・・・・・・。」
「御兄様・・・・・今の姿も十分かっこよかったですよ!」
「クーが慰めてくれるだけでもものすごく嬉しいよ・・・・・・・。」
ヴィンセントはげんなりしていた。クロエも頬を膨らましてそっぽを向いていた。因みに計測結果は予想値を遥かに上回り速やかな改修が必要だと結論付けられた。そして帰路は何故かクロエがヴィンセントに持たれて頬っぺたをすりすりしていたという。
余談だが、
「一夏!中学までの腕はどうした!」
「うわわわわ!帰宅部皆勤賞だよ!」
「その腐れ魂叩き直してやる!!!」
「ISの技術を教えないのかー!!!」
武道場では悲鳴が響いていたという。
To be continued......
ちょっぴりクロエがまだ幼女でちっちゃかった頃の戦いとヴィンセントの過去が出ましたね。台詞はサイドストーリーズとGジェネジェネシスの台詞をイメージしたつもり。
そして相変わらずクロエはヴィンセントが大好きなご様子。UA10000行ったらその内二人きりの話を作るかも。
次回予告
クラス代表選抜戦(と銘打ったクロエの蹂躙パーティー)の前日にヴィンセントたちはISの改修をするためにトーリスに拉致って貰ってラボへ帰還する。そこで見た新武装とは・・・・・・?
今後、どのキャラ視点での話が欲しい?
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クロエ
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ヴィンセント
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HADES三姉妹
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束&千冬
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囚われた鈴達