鈴戦と束(の無人IS(壮大なネタバレ))乱入。
装甲材(ELS)編(番外編)は夏合宿終了直後かな。
粗筋
対戦直前、五人は激励をしに鈴のピットへ向かう。一方、外では死を司る騎士が黄泉を羽織って目覚めようとしていた。
粗筋がショボい?気にするな!だってあらすじにトーリスいるじゃん!
両者は既にピットから出撃し、戦闘開始の合図を今か今かと待っていた。
「一夏、もう一度聞くけどあの時の約束・・・・・本当に覚えていないのね?」
「・・・・・お前が何を考えてるのかがさっぱりわからないんだが。」
「そう・・・・・・なら・・・・・・。」
「戦闘、開始!」
「ぼっこぼこにしてやるわ!!」
開始の合図と共に鈴は肩のアンロックユニットから固定兵装を出すと、一夏にロックオンをつけて三点射した。勿論両手には近接武器の双天牙月を持っている。最大加速からの固定兵装 龍砲、更に追撃の双天牙月、鈴は貰ったと確信した。予想通り一夏はまっすぐ突っ込んできて一発は被弾したが残りの2発は勘で避けられていた。だが体制は安定していない。チャンスだと思って鈴は思い切り回転斬りを噛ます。範囲の広い回転斬りは一夏の雪片弐型に阻まれ火花を散らす。そのまま反動で両者は距離をとらざるを得なかった。
「ふぅん、一夏いつの間にこんなに練習したのよ?一週間前の一夏だったらこれは避けられないと思ったんだけどね。」
「それはお前の予測に過ぎないだろ?第一もう公式で専用器の発表は行われているんだからそれ見て対策くらいはするさ。」
「調子に乗っていられるのも・・・・今のうちよっ!」
鈴は期待に急加速と急制動を繰り返して一夏を翻弄し始めた。さすがにこの行動は予想できなかったのか一夏は鈴をとらえるので精一杯だった。その隙を縫うように鈴は衝撃砲を連射していく。既に15発が発射され内7発は一夏のどこかの部位に被弾している。一夏も動きを見切って零落白夜を当てようとするが全て急加速に交わされるに終わった。
「そんだけ攻撃がからぶっていたらもうそろそろSEも切れるんじゃないの?」
鈴が慈悲にも似た声を掛ける。一夏は零落白夜をオフにして一度体制を立て直すと、
「よくわかってるじゃねぇか・・・。だけど、まだ手はある!」
「ふん、もう残されたエネルギーは少ないのに何が・・・・・っ!?」
鈴が目を開けるとそこには真正面に袈裟斬りしようとする一夏の姿が写った。鈴は瞬間加速を使い急速後退をかけた。だが一夏もそれに合わせるように追い付いてくる。そして一夏は鈴に一撃を与えた。しかも加速による多段ヒット。鈴のSEは大幅に削られ一夏のSEの残量よりも少なくなった。油断していた鈴は苦渋をなめた。
「くっ、まさかあんたがあれを覚えていたとはね・・・・。正直使っても使わなくても勝てるとは思っていた・・・・けどその方程式・・・・・答えを変えないといけないみたいね・・・・・。」
「へっへ、一度きりなら正面からでも使えるからな・・・・決めてやる!」
「そうこなくっちゃ!!一夏ァ!」
両機は共にスラスターに高熱を迸らせた。
「ふぅ、なんとか挙動は収まったみたいだな。」
「だね、結局あのHAちゃんの鼓動はなんだったんだろ・・・・。」
「今は気にする必要はないだろ。」
「そうですね。(元々私のISにはHADESは組み込まれていませんが。)」
「だね!そう言えば二人はどんな感じなんだろ?」
「観客席の方へ見に行ってみるか?」
「行きましょう!御兄様!」
「わかった。道は・・・・・こっちだな。」
三人は観客席へと通ずる通路ドアに向かった。ヴィンセントがドアノブを回そうとしたとき、異変は起こった。
「ドアが・・・・・開かない?」
「え?どういうこと?」
「御兄様!クロ様!ISが紅く!!」
「ん!?これは・・・・熱っ!」
「ISに・・・・何が起こっていると言うの!?」
クロエとヴィンセントのISが紅く光輝くなか二人は機械じみた声を聞いた。
『母機から受信・・・・・外部に敵機の存在を確認・・・・数33、内23機は所属不明・・・・・母機からの命令によりIS操縦者の意識に関係なく強制起動、起動と同時にHADESも始動、リミッターを暴走させ此の殲滅を開始します・・・。』
「「!?」」
「どうしました!?御兄様、クロ様!」
「ペイルライダーとトリスが・・・・何かに引っ張られている!!」
「こっちもだクロエ・・・・・。ペイルライダーとペイが何かに反応して・・・・・!」
ヴィンセントの声を遮るように二人にまばゆい光が襲った。光が収まるとそこにはISを纏った二人の姿があった。だが、何時もの二人の機体とは差異があった。まず外見は変わらないが排熱口が紅く灯され各部から排気煙が出ていた。ヘッドゴーグルも紅く染まっておりその姿は死神をも想像させるほどの威厳を持っていた。
「御兄様、クロ様!大丈夫ですか!?」
クーはヴィンセントと二人に声を掛ける。却ってきたのは、
「障害者、発見。抹殺スル。」ハッデェスッ!ペポペポペポォ
「任務完遂障害物ト認定、此ヲ破壊スル。」ピキーン
何時もの様子とは明らかに違うヴィンセントとクロエの声だった。そしてその二人の目からは・・・・
生気が見事に消えていた・・・・・・・。
一方、二人の方でも異常が起こっていた。一騎討ちをしている最中に突如頭上から弾丸の雨が飛来。二人は此を交わしたがすざまじい威力と物量で劣勢に追い込まれていた。生徒は避難中な為守りきらなければならない。
「何よこいつら!デブの癖にすばしっこいのよ!」
鈴は8mはあろうかと言う巨大なISに残存エネルギーで衝撃砲を連射して動きを止めようと画策した。だが相手の動きは止まらない。
「くっ、何か手段は!」
「ふふふ・・・・・・・ハハハハハハハハハッハ!!!そんなものでこのマンサに刃向かおうとしたのかい?はっ、無駄なことを!」
「皆を・・・・殺してやる!」
「任務了解・・・・・此より実行に移る。」
一夏と鈴の距離は一夏が無人機の対処に向かったためか距離が空いていた。
鈴は絶望を確信した。なぜならそこには・・・・・・
フルチャージを済ませた緑の小型ISの胸部装甲に移る光が見えたから・・・・・。
To be continued........
最後の三機はもうお分かりでしょうw
次回予告
突如現れた無人機含める33機のIS。しかもそのほとんどは鈴をねらって銃弾を撃っている。一方地下でもヴィンセントとクロエが謎の暴走を始める。果たして彼らを止めることができるのだろうか?
今後、どのキャラ視点での話が欲しい?
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クロエ
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ヴィンセント
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HADES三姉妹
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束&千冬
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囚われた鈴達