IS ~MISSING LINK~   作:ふぇるみん

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GWなので超高速投稿。


あらすじ


全てを打ち明けたヴィンセントとクロエ、その事実を知った四人はこのあとの出来事や予定に関しても深く考えさせられる出来事になるのだった。






第28話 少女の回想

全てが寝静まった夜のこと・・・・・・ベッドから一人の少女が起き出してきた。その少女は何を思うのかベランダに出ると窓を閉めて夜の月を眺めた。

 

「・・・・・こうして二人きりになるのっていつぶりだろ・・・・・。」

 

『・・・・・・・・・・・。』

 

「ま、起きているわけがないよね・・・・・それでも、私のちょっとした独り言を聞いてて。」

 

起きてきた彼女、・・・・・クロエはベランダの壁にもたれ掛かると静かに独り言を呟き始めた。

 

「私達が初めて出会ったときは研究所のMSのテストパイロットの時だったね・・・・・・・。あの頃の私はまだトーリスのことを何も知らなくて振り回されたね・・・・。当然、徐々に薬も使ってグレイヴは私とトーリスを適合させようとした・・・・・・。」

 

『・・・・・・・・・・・・・・。』

 

クロエの呟きに彼・・・・・・・トーリスリッターは何も答えない、否、答えることがない。彼には音声を認識して簡易的な遠隔操作をすることができたり、システムAIの判断で自動的に動くことはできるが会話ができるような機能はない。故にクロエはトーリスに語りかけている形となっている。

 

「あなたをなにも知らなかった私にある日コックピットのなかにいるときに話しかけてくれたときは嬉しかったわ。苦しい日々を送っていく私にとって唯一のお友達だった。勿論フィルとも話はいっぱいした。でも、一番私の話を分かってくれるのはトーリス・・・・・あなた1人だったわ。おかげで今の自分がいる。ヴィンセントと結婚できて、子供も作ることができて、そして今はヴィンセントに甘えることができて・・・・・・。それもこれも全てトーリスのおかげでできたことだと思う。」

 

 

 

 

 

 

 

 

『・・・・・・・・・それは、違うよ。』ピコーン

 

「・・・・・・起きていたんだ。」

 

クロエが打ち明けた直後、のっそりとトーリスがベランダに体を着けた。クロエはそのもたれ掛かった身体に身を寄せた。

 

「・・・・・・・トーリス、一つ聞いてもいい?」

 

『・・・・・何?言ってみて、何でも相談にのってあげる。』

 

トーリスが優しく声をかける。・・・・・・・・声はISの待機形態から出ているのだが。だが、目はしっかり紅く染まってこちらを見ていた。

 

「それじゃ、お構い無く・・・・・・・此れから、ヴィンセントとどう付き合っていけばいいのかなって思ってね。これ以上ヴィンセントには迷惑はかけられないけれどヴィンセントを失いたくもない。・・・・・・ねぇ、トーリス。此れから私、どうやって生きていけばいいんだろ?」

 

『・・・・・それを見つけるのがクロちゃんの仕事でしょ?自分が一生側に着いていきたいと思うんだったら自分でその意思を伝えなさい。』

 

トーリスがたんたんとその言葉を並べる。クロエの顔にはすこしばかり涙が流れていた。

 

「そうだよね・・・・・・。自分から言わなきゃ・・・・何も始まらないもんね・・・!」

 

『私はクロちゃんを何時までも応援しています。だからいつか、必ずヴィンセントに自分の気持ちを打ち明けてください。』

 

「うん!わかった!相談にのってくれてありがとう!トーリス!」

 

『私はいつでもクロエの側にいます。』

 

「うん!其じゃ、寝るね♪お休み・・・・・♪」

 

『はい、お休みなさい。クロちゃん・・・・・・。』

 

そう言うとトーリスのツインアイから灯が消える。即ちメインエンジンを停止したのだ。そしてクロエもヴィンセントのベッドに潜りすやすやと眠り始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、誰も気づくことがなかった。否、気づくことができなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クロエの髪の毛がやや銀色かかっていることに・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『これでよかったのですか・・・・・・?束博士、フィル。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日、その日は休みだったのでヴィンセントとクロエはプルツーたちがいる保健室に向かった。

 

「ふあああ、なんかまだ眠いよぉ・・・・。」

 

「昨日は少し遅くまで起きてしまったみたいだからな・・・・・さすがに俺も眠い・・・。」

 

ヴィンセントが顔を擦って呟く、頭はかなりボサボサで何時ものヴィンセントには考えられない状態だった。だがクロエと二人っきりなのでそれは関係なかった。

 

「あはは、ヴィンセント髪型崩れてるよ。」

 

「別にいいだろ二人っきりなんだし・・・・。手も繋いでやってるだろ・・・・。」

 

「それでも髪型が整ったヴィンセントの方がもっと好きかな♪」

 

「・・・・・・あとで直しておく。そうこういっているうちについたがやけに静かだな・・・。」

 

「プルー!プルツー!いるのー?」

 

クロエがドアの前で呼ぶが返事が帰ってこない。不思議に思ったクロエはドアを開ける。するとそこには、

 

「・・・・・・・・逃げちゃったね♪」

 

「・・・・・・IS渡したのが不味かったか・・・。」

 

『いや、マスター、プルツー達のISからデータが送られてきている。』

 

「ん?トリス、どういうことd・・・・・・・おいおい、まじかよ・・・・・。」

 

「え?ヴィンセント、どうしたn・・・・・・嘘・・・・・・・・・でしょ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「アクシズに・・・・・・・・・・MSが・・・・・ある!?」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これは・・・・・・デュラハン!?どうしてここに・・・・・・行くしかないか・・・そうだ、たしかオブザーバーとして要請されていたな・・・・・これを利用するか。待ってろよ、デュラハン。」

 

「・・・・・副隊長、どうしたか?」

 

「いや、隊長、俺もお前のオブザーバーとしてそっちにいく。少し待っていてくれ。」

 

「なぜ!?行くのは私一人だけで十分なはず!」

 

「・・・・・・それにお前の暴走を監視する役目もある。」

 

「・・・・・・わかった。5分で済ませろ。」

 

「元軍属の俺なら1分で済む。」

 

「・・・・ふっ、つくづく気が合いそうだな。」

 

 

             To be continued.......




最後の二人組は誰なんでしょうかね?

次回予告

GWに入ったIS学園、久しぶりに揃った3人だがクロエがとうとう我慢できずに?

今後、どのキャラ視点での話が欲しい?

  • クロエ
  • ヴィンセント
  • HADES三姉妹
  • 束&千冬
  • 囚われた鈴達
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