ガンオン・・・・・やべぇよ・・・・・。
ザクlll改面白いじゃねーかよぉ!wwwwwww
というわけであらすz ボカッ グボァ!
「全く、性懲りもなく・・・・・。クロエよ。私が今回のあらすじを勤めるわね。」
前回のあらすじ♪
ヴィンセントは親の遺したAIと私を助け出すために研究所に来たけどばれちゃってさあ大変。一方束博士のところには何やら不穏な動きが・・・・・。
さて、どうなっちゃうんだろうね!それじゃ、大変お待たせした第3話、どうぞ!
以下、彼女が残していった日記の一部である。
私はヴィンセントと一緒に逝って笑顔で最期を迎えたはずだった。だけど、私には意識がまだあった。そして、目を開けてみた。やはり見知らぬ天井だった。でも、臭いは覚えている。油臭かった。すると一人の人間がやって来た。
「目を覚ましたか。」
その人はいかにも偉いさんみたいな人で少し怖かったけど、取り敢えず、
「はい、あなたが助けてくれたんですか?」
と、答えてしまった。よくは覚えてないけどこの時は4歳だったと思ってる。その人は自分がなぜここにいるのかを教えてくれた。どうやら、親はいたけどあいえす?みたいなものを用いたテロに逢って私は軽い軽傷で済んだけど私の父と母は頭部を撃ち抜かれて即死したらしい。前の生涯でもコロニー落としの弊害で家族を失った私にとっては慣れたことだった。そして、その人はこういった。
「よかったら来ないか?」
と。私はずいぶん悩んだ。また、あんなことされるのか?と。でも、私には後ろ楯がもうなくて身寄りもない。ヴィンセントがいれば別だけどそんな偶然も起きるわけがない。渋々私はその提案を受けて彼の養子になった。
だが、それが間違いと気づくには少し遅すぎた。
異変に気づいたのは約半年前、何時ものように晩御飯を食べてると少しばかり頭痛がした。でも、其ほどまでには痛くないのでスルーした。翌日、彼に頭痛のことを教えるとなぜか彼の職場へ連れていかれて拘束された。
「な、何するの父さん!」
「ふふふ、君には素質があるようだ。強化人間の実験台となってもらおう。」
この一言を聞いた瞬間私は頭が真っ白になった。
また、同じことをされるのか、と。
既に何人ものの少女が受けさせられて、失敗して、処分と言う名の処刑をされたらしい。一人が脱走したが大して気にもせずいたらしい。私はすべての生涯を失ったにも等しかった。それから毎日大量の薬を飲まされて精神的にも物理的にも苦しかった。でも、いつかは自由になれると信じて毎日、毎日訓練を続けた。
にっきはここでおわっているようだ。
「今日も訓練かな・・・・・。」
私はいつものごとく起きると着替えて研究所の実験室に向かおうとしていた。でも、ナゼか今日はいつもいるはずの所長がいない。何があったのだろう・・・。すると、数人の男を引き連れて所長がやって来た。
「クロエ少尉、お前には今から強化人間の最終段階の手術を受けてもらうことになる。」
「そう・・・・・・・ですか・・・・。」
「お前も失敗したらどうなるか・・・・・・・分かってるな?」
「はい・・・・・・・既に存じています・・・・・。」
「そうか・・・・・・ならついてこい。」
「了解。」
そこで私の記憶と意識は飛んだ。
「クソッ!どうすればいい!ビームライフルとナギナタしかつかえないのが・・・・・。」
そう言ってヴィンセントは武装一覧を見ていた。するとそのなかに目を引くものがあった。
「ん?これは・・・・・遊撃ミサイル?」
ヴィンセントに追加されていたのは箱に内蔵された大型ミサイルみたいなものだった。
「くっ、此があるだけでもいけるか!」
ヴィンセントはロックオンを済ませるとミサイルを発射する。が。
バシューン
勢いよくやつに向かっていくと思われた大型ミサイルは何者かの狙撃によって破壊された。
「なっ!?」
「目標を確認・・・・・これより排除に移る・・・・。」
「この声・・・・間違いない!クロエか!」
「ふふ、そうだよ!少しばかり!洗脳はさせてもらったがな!」
「こいつ・・・・・!」
「ふはは!恨みたければ私を恨むがいい!こいつをやってからな!」
そう言って男は姿を消した。残ったのは水色の全身装甲に覆われたクロエの姿であった。ヴィンセントの駆る一年戦争時代の愛機、【高機動型ゲルググ改】とクロエが動かしていると見られる一年戦争時代の連邦軍の傑作機、【ジム・スナイパーlll】、両者が激突するときが今ここに来る。
「は~か~せ~!!」
「だからぺーちゃんそれ振り回さないで!軽く3回死ねるから!マジで!」
「だから殺ろうとしてるんだよ・・・・?」
「ぺーちゃんドSなの!?・・・・ってぺーちゃんの目が紅い!ダメなパターンや―!」
「ウフフ、今私は猛烈に束さんを愛していたいの・・・・・・死ぬほどにね!」
「ギャー!!剣はしまって!剣はしまって!」
「いーやーだ♪」
「クーちゃんも何とか言って!」
そう言ってクロエの方を見るとビームサーベルを持ったクロエの姿が目に焼き付いた。
「え、嘘だよね・・・?」
「ペイルさんからは甘やかしてはいけないと言うことを教わりました。だから博士、私は全力であなたを叩き斬ります!」
「だからね・・・・・ここに、立ってくれる?♪」
最早ペイルの目はまっかっか、口からも牙や紅い液体が滴り落ちていた。
後日、思いっきり説教されている二人の姿を誰かが目撃したとかないとか・・・・・・・・。
「クロエ!いい加減に目を覚ませ!お前がそんな簡単にやられるはずがない!」
「排除対象の・・・・・・聞く耳は持たない・・・・・・。」
「ちっ!成らば直に目を覚まさせるしかないか!」
ヴィンセントはナギナタを持つと脚部ブースターを吹かしてスナイパーlllに側面奇襲を行う。いっぽう、それに対し洗脳クロエスナイパーlllは颯爽とナギナタの予測機動を縫って90mmブルパップマシンガンで攻撃する。最早ヴィンセントが知るクロエではなかった。しかし、クロエの心情は違った。
(ゴメン、ヴィンセント、今はもう少し我慢しててね・・・・・そうしたらまた会えるよ・・・・。)
彼女は洗脳されているように見せかけて正気を持っていた。だが、敢えて洗脳されているように見せかけていることで、ヴィンセントの後ろで今か今かと銃を撃とうとしている所長を撃ち殺すタイミングを見計らっていたのだ。実のところ、クロエが飲まされた洗脳薬は幸いにも前世で大量に使われた狂化薬だったので完全に洗脳することなく意識が目覚めたのだ。そして、クロエも最近気づいたことなのだがクロエは自分にニュータイプとしての才能が芽生えてるのではないかと確信した。洗脳が解けたのもそれでうなずける。
運命の決着まで、時間はない。
To be continued......
次回予告
クロエが洗脳されきっていると信じているヴィンセントだが実は正気を持っていたクロエ。敢えて見せかけていることのクロエのその真意は!?
今後、どのキャラ視点での話が欲しい?
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クロエ
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ヴィンセント
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HADES三姉妹
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束&千冬
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囚われた鈴達