IS ~MISSING LINK~   作:ふぇるみん

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どうも、ELSせっちゃんだぜ!


今回は軌道修正もかねて字数多目かなあ。

「全く・・・・。」

うp主と束に感謝するんだぞ~。

「やーだ!」ベェェェェェェダ

えええええぇぇ・・・・・・・。




あらすじ

模擬戦を行ったラウラとクロエ、激しい戦闘の末勝者はクロエの方に上がるのだった。





第38話 迷コンビ結成

其はとても静かに始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・んにゅ?」

 

「・・・・起きたか、クロエ。」

 

「おはよう・・・・・お兄ちゃん(ヴィンス)。」

 

クロエはまるで昨日のことを覚えていなかったかのようにぼんやりと眼を開けると直ぐ様ヴィンセントのベッドに潜り込んだ。ヴィンセントはこの光景に手馴れているのかゆっくりと優しく撫でていた。

 

「昨日はお疲れさま、クロエ。」

 

「ううん、まだ私には未熟なところがたくさんあるって自覚することができた・・・・それだけでも十分よ。」

 

「(あれでまだ未熟なのか・・・・・。さぞかしペイルライダー乗ってたときには過酷な訓練させられていたんだろうな。)」

 

あの模擬戦で弱点を見いだしたクロエは次に活かすためにどうするかを考え始めていた。しかし彼女もあの戦いで第二のパートナーであるエルちゃんと共鳴?紛いなことをしたために疲労が蓄積していた。幸いにも次の日は休日だったためヴィンセントはこのままクロエを寝かせておこうと考えた。あの一言のあとからクロエは喋りかけてこない。ひょっとすると・・・・・ヴィンセントはクロエが潜り込んでいる方を見た。

 

「・・・・・・お兄ちゃん・・・・・・。」zzz

 

幸せに眠っているクロエの姿があった。ヴィンセントは暫く寝かせてあげることにした。休日用の私服に着替えて眠っているクロエを起こさないように部屋の外に出た。

 

「さて・・・・・これからどうしたものか・・・・。・・・・・最近はクーに構ってやれる時間がなかったし、今日は久しぶりにクーと遊んでやるか。」

 

今日の行動方針を決めたヴィンセントはクーが使っている部屋に向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おはようございます、箒さん。」

 

「おはようクー。今日も早いな。」

 

箒がいつも早起きしてクーに起こされる光景は日常茶飯事だ。クーは既に着替えを済ませておりいつでも朝食にいく準備は万端なようだ。箒は其を確認するとすぐにベッドから出て準備を整えた。準備を終えて食堂に向かおうとドアにてをかけようとした箒だったが、ドアにてを触れた瞬間、反対側からドアのノック音がしたので恐る恐るドアを開いてみた。すると、

 

「おはよう、箒ちゃん。」

 

「ん、ヴィンセントじゃないか。おはよう。今日はクロエは居ないんだな?」

 

箒がとなりにいつもしがみついているはずのクロエがいないことに気づき聞いてみた。対するヴィンセントの答えは、

 

「ああ、クロエは昨日の模擬戦で疲れてしまったみたいでな?わざわざ起こすわけにもいかないから起こさないようにここに来たって訳さ。ところでクーはいるか?」

 

「お兄様ぁ!」

 

早速のキャラ崩壊である。(メタ)後ろにいたクーが勢いよくヴィンセントに飛び込んでいく。ヴィンセントは其を冷静に受け止めることで対処する。

 

「暫く構ってやれないですまなかったな。」

 

「いいんですよお兄様、私はお兄様と一緒にいられるだけで幸せですから!」

 

そう言ってクーは満面の笑みを見せた。ヴィンセントはその顔を見てほっとする。暫く構ってやれなかった影響で嫉妬してたりしたらどうしようか悩んでいたからだ。そしてそんな中箒が、

 

「そうだ、ヴィンセント、序でに朝食を一緒に食べるか?クーと話したいことだってあるだろうし。」

 

「其はありがたいな。是非一緒させてもらうよ。」

 

箒の提案にヴィンセントは快く其を了承した。ちなみにその時にはクーの顔が若干にやついていたらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・んにゅ・・・・・あれ?エルちゃん、トリス~、お兄ちゃん何処に行ったか知らない?」

 

ヴィンスが部屋を出てから数分後、クロエは何を思ったか眼を覚ました。だが、何時もとなりにいるはずのお兄ちゃんがいないことに気づきどうしようか悩んでいた。最悪今日は休日なのでこのままゆっくりしておくという手もあるがクロエはそれでもやっぱりお兄ちゃんのそばにいたいと思っていた。

 

「(一応ドアを出るところまでは見ましたけどねぇ・・・・。)」

 

「普通にエールスの中で熟睡でしたので・・・・・。」

 

「う~ん・・・・・・。とりあえず探しにいってみる?」

 

「(りょーかい!)」

 

一先ず探すことにしたクロエは着替えと支度を済ませると部屋を出て鍵をかけた。

 

「あ!トリス、もしものことに備えてメインエンジンだけは起動させておいてね。」

 

「了解しました。」

 

ISとMS間を移動できるトリスにそう伝えるとお兄ちゃん(ヴィンス)を見つけ出すべく行動を開始するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、着いたはいいが・・・・・人が多いな・・・・。休日だから皆部屋でやるべきことをやってると思ったんだが・・・・・。」

 

「思いすぎなのではないか?IS学園とはいっても一般の高校にISの知識を加えたような物だから其ほどやることは変わらないと思うが・・・・。」

 

「ん?知らないのか?」

 

「・・・・あ、あれのことですねお兄様?」

 

「・・・・・あれ?」

 

「なんだ、知らなかったのか。とりあえず要点をかいつまんで行くと連携を深めるために二人一組で今回は行うことになったんだ。皆最適なパートナーを見つけるためにデータベースから探してると思ったんだが・・・・・。」

 

ヴィンスが言うことはもっともである。二人一組で参加となる今回のトーナメントは連携を深めるためのトーナメントなので全員がパートナー探しに没頭していると踏んでいたヴィンセントだが予想は見事に裏切られ食堂には大勢の生徒がいた。その中には、

 

「およ?鈴(アイナ)じゃないか。」

 

「なによ()って!?()って!?・・・・・・まあ良いわ、三人で揃って朝食?」

 

「ああ、そうだが?」

 

「それに私も一緒していいかしら?」

 

「別に、俺は構わないぞ。」

 

「わ、私もだ。」

 

「お兄様が了承するなら私も快く了承しますね。」

 

こうして一人増えた一行は手頃なテーブル席を押さえると朝食を買いに向かった。ちなみに鈴は既に朝食を買っていたので座席の監視を任されている。暫くして三人が朝食をもって戻ってきた。ヴィンセントは中華風味の和食定食、クーはフレンチトースト、箒は日替わりの和食定食といった感じだ。ちなみに鈴は醤油ラーメンだ。それぞれが席につくと行儀よく食べ始める。その最中を・・・・・・・彼女は見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・最近はクーに構ってないからって、わざわざ1日一緒にいることないでしょ!」ムッスー

 

クロエは膨れっ面になっていた。後ろからはどす黒いオーラが蔓延し髪の毛は銀色一色に染まっていた。更には肩から謎の太い触手が二本出る有り様である。それだけで彼女がどれ程起こっているのかは想像できるだろう。・・・・・・彼らが気づいているのかはともかく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・?だれかに見られていたような。」

 

「気にすることないでしょ?それよりヴィンセントは誰と組むのよ?」

 

鈴は平然とパートナーを誰にするのか聞いていく。尤も、ヴィンセントは答えによっては今は笑顔なクーにも殺されかねないのだが。

 

「う~ん、取りあえずはクーかクロエかのどっちかだな。」

 

「あ、その事なんですがお兄様。千冬さんが『ヴィンセントはあのような事故が起きないように周辺空域の警戒をしてほしい。』だそうです。」

 

「・・・・そうか、なら参加はできないか。」

 

「残念ですね、今回の商品は前回煙のように消えた半年デザートフリーパスポート券でしたのにね。」

 

「・・・・・・なんか重要ななにかを失った気がする。」

 

「ははは・・・・、ところでヴィンセントさん・・・・・その、姉さんは今どのような感じで・・・・・?」

 

話に区切りが着いたところで殆ど食べ終えた箒が自分の姉のことについて聞いてきた。今連絡を取れる人物は自分とヴィンセント達だけだが自分から連絡することにまだ嫌悪感を感じている彼女は遠回しで聞くことが精一杯だった。ヴィンセントはそんな彼女に対し、

 

「今は新しいISを開発してるって言ってたな。」

 

そう答えた。箒はその言葉を聞くとどこか安堵したのか椅子にもたれ掛かった。

 

「そう聞いて安心した。以前直々に顔を見たときはもうヤバイんじゃないかと思っていたが、そんなことは杞憂だったみたいだな。」

 

「其を聞けて良かった。一応ここへ来た目的の一部として箒ちゃんのサポート、および何かあったときのケアもあったから。」

 

ヴィンセントがそういうと箒は少し赤くなって、

 

「姉さんは、心配しすぎです・・・・。」

 

「文句は自分の姉さんにでもいってください・・・・。」

 

とヴィンセントが自虐で返すほど苦笑いな彼女だった。そしてヴィンセントはふと思い付いた。

 

「・・・・そうだ、鈴、箒、お前らって誰と組むかまだ決めてないのか?」

 

「あ、ああ・・・・・。なかなか気が合いそうなやつがいなくて・・・な。」

 

「私も、動きについていけそうなやつがいなくて・・・・・・。」

 

二人とも最後の方の声は掠れていてヴィンセントとクーには聞こえなかった。ヴィンセントは少し考えると二人に向かって、

 

「だったら、二人で組めばいいんじゃないか?二人とも近距離だから気が合うとは思うんだが・・・・・。」

 

ヴィンセントのそっけない提案に二人は一瞬動かなかった。気がついて再起動すると二人は眼を合わせて、

 

「・・・・・やるか?」

 

「・・・・・やる?」

 

「・・・・よろしく頼む。」

 

「ええこちらこそ、私の動きにちゃんとついてきなさいよ?」

 

二言了承で箒と鈴のペアが誕生した。と同時に全員が朝食を食べ終えた。ちなみに、結成宣言のあと、

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちなみに私達には警備も任されているので何か対価がいるだろうと言うことでトーナメント終了後にデザートフリーパスポート券を付与されることになってますよ♪」

 

「「「オイマテコラ。」」」

 

クーのとんでもない発言により鈴と箒とヴィンセントがキレたのは別の話・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とあるアパート

 

「ふふふぅ、おにいちゃあん!見てみて!此がうまるがほしかった物だよ!これを使えばうまるも空を飛べるんだね!」

 

「全く・・・・あんなに高いもの買ったのは初めてだようまる。」

 

「まあ、あの値段で買えたのは私のネット友達のターバーって子が横流ししてくれたお陰なんだけどね♪」

 

「オイマテコラ、なんか聞いてはならないものを聞いた気がするんだが?」

 

「気のせいだって!」

 

こんな会話があったのは気のせいなのか・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とあるカフェ

 

「プルツー、まだここで待機なの?」

 

「グレミーからはなにも通達が来ないからな、つまりそういうことだろ。それよりもだな・・・・・。」

 

「うん・・・・・分かってるよプルツー。」

 

 

 

 

 

 

 

「アイスクリーム、おいしい・・・・♪」モキュモキュ

 

「「予算が尽きる前にマリーダを止めないと!?」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・まだしばらく泳がす?グレミー。」

 

「・・・・・・あの様子じゃそうだろうな・・。」

 

「「はぁ・・・・・・・・・・・・・・・・。」」

 

 

 

 

           To be continued.........






今回からクロエちゃんがよほどのことがない限りヴィンセントのことをお兄ちゃんと呼ぶようになります。ご了承下さい。


次回予告(メタ要素あり)

作者の文才との話し合いの結果予選の試合を全カットした状態から始まる次回はラウラ&フィルペアVS一夏&シャルロットペアの試合。果たして勝利はどちらの手に渡るのか!?

今後、どのキャラ視点での話が欲しい?

  • クロエ
  • ヴィンセント
  • HADES三姉妹
  • 束&千冬
  • 囚われた鈴達
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