IS ~MISSING LINK~   作:ふぇるみん

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どうも、エールスリッターの妹ことトーリスリッター3番機コードネームルーリスリッターです。

なんか取り敢えず大分待たせていたようなのでHADESでぶちのめさせていただきました。ええ。


あらすじ

あらかた用事を終えた二人は喫茶店で意外な人物と出会う。一方、一夏達はレゾナンスで臨海学校に必要なものを揃えようとしていた。


あ、今回少しテンポ早めに飛ばすので結構イベントすっ飛びまっすん。

「勝手にぶちのめした設定にすなこのやろう。」

トリスちゃんは黙ってて!

「ハイハイ落ち着け落ち着け。」

エールス・・・貴女は口を塞いでください。でなければ今すぐにでも口を縫い合わします。それともあれですか?オモイカネによって抹消されたいのですか?

「・・・・・・作者権限で取り敢えずルリちゃんのHADES引っこ抜くか・・・・・。」ボソッ

ヤメテェェェェェェェ!?それだけはヤメテェェェェェェェ!!!


それぞれの設定はあとがきにて


※ちなみに作者はルリを溺愛してます。


第42話 追跡

ヴィンセントとクロエが喫茶店で一息吐いていた頃、一夏とシャルロット、そしてそれを尾行する3人はレゾナンスに来ていた。二人はそれぞれ必要な衣服や水着などを買い少々事故はあったものの大まか順調に進んでいた。・・・・筈なのだが、

 

 

「お前達はいつになったらそんな事故を減らすんだ?」

 

「「うっ。」」

 

現在進行形で事故ってるところを千冬と摩耶に見つかったため現在説教中である。

 

「まあ今ここは学校の範囲外なのでここまでにしておいてやる。・・・・・・・・・・あとお前ら、気配でバレバレだ。怒らないので出てこい。」

 

千冬が物陰の方面に向かってそういうとその物陰から四人が出てきた。

 

「イギリスで鍛えられた隠密能力を悟られますとは・・・・・。」

 

「こうなるからいやだっていったのに・・・・・。」

 

「そう言うお前が一番乗り気だったではないか。」

 

「セシリアに鈴、ラウラまで・・・・・三人とも今までずっと尾行していたのか!?」

 

一夏が事の全容を見られていることを悟ったのか食い気味に質問を投げ掛ける。・・・・・と言うか投げ掛けていると言うより強いているという感じか。三人はそれに対しややはぐらかすように誤魔化す。千冬もそのごまかしには気づいていたがひとつ気になることがあった。

 

「取り敢えず今回は学園外だから見逃すが、クロエはどこにいったのだ?」

 

「あれ?そういえばさっきからクロエさんが居ませんわね。」

 

「・・・・・・まさかな。」

 

「・・・・・・・どうやらその予想。クリティカルみたいよ。さっきまでクロエちゃんがいたところに書き置きが。」

 

持ってきた鈴を除く6人がその書き置きに目を写す。

 

「読むわよ・・・・ーそろそろ面倒ごとに巻き込まれそうなのでGPSを頼りにお兄様と合流してきますー・・・だってさ。」

 

「危険を察知して逃げましたわね。」

 

「勘はいいようだな・・・・・。」

 

セシリアと千冬が愚痴る中ラウラがその空気を見つめる。

 

「・・・・・教官、何かが来ます!」

 

「え?ラウラ?どうした?」

 

「一夏は気づいていないのか・・・・・・この張り詰めた冷たい空気の重さを。・・・・・!」

 

そこまでラウラが話したとき、爆発音が響いた。その数秒後、ぞろぞろと何十人かがアサルトマシンガンを武装して中に入ってきた。

 

「お前ら!ここは俺らが占拠させてもらった!動くなよ!一歩でも動いたら撃つ!」

 

「「「「「「っ!?」」」」」」

 

突如入ってきた武装集団によって一夏達がいたデパートは半占拠状態になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、そんなことも露知らずなヴィンセントとクロエは現在あっけらかんとしていた。理由は言わずもがな自分を中隊副隊長と呼んだあのマスターの正体である。

 

「ハッハッハ!やっぱりそんな顔をすると思ったよ。」

 

「いや・・・・・そんな馬鹿な!?」

 

「ヴィンス・・・・もしかしてこの人紫色のイフリートに乗ってた人?」

 

「信じたくはないが・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                  どうやら信じるしかないようですね、中隊長。」

 

 

 

 

 

「ハッハ!久しぶりだなぁヴィンセント!」

 

「まさかあなたまでこっちに来ているとは思いませんでしたが。」

 

「まあな、ついこの前まで知らなかったんだが一昨日来店した五人の少女から話を聞いてな。」

 

喫茶店を半貸し切り状態にしたマスターはおかわりの珈琲を入れてくる。勿論ブラックだ。

 

「五人の少女ねぇ・・・・・それって顔全員似ていたか?」

 

「ああ、結構似ていたぞ。と言うかお前さんの知り合いもいたぞ。」

 

「えっ?」

 

ヴィンセントはそっけない声を出す。普段冷静なヴィンセントでも知り合いと聞かれておいそれと信じるわけにはいかないのだが何故かとても悪寒がした。そして、その予想は当たった。

 

「確かローゼとか居たぞ。」

 

「・・・・・・・中隊長、マジですか?」

 

「ああ、マジだ。」

 

「ヴィンス・・・・さっきからローゼローゼっていってるけどまさかあのローゼ?」

 

「ああ。トーリスの宿敵だったクィン・マンサに乗ってたローゼだ。はぁ・・・・まさかあいつまで来ているとはな・・・。」

 

「と、言うことは、そっちの子がペイルライダーのパイロットか?」

 

マスターが二人の会話を聞いて試しに爆弾を投下してみる。そしてその爆弾は即爆発した。

 

「あまり言いたくはなかったけどね・・・・元地球連邦軍独立機械化混成部隊排除MS RX-80 PaleRider コードネームペイルライダーのパイロットであり、元ネオ・ジオン遊撃小隊運用試作改修MS AMX-018[HADES]TodesRitter コードネームトーリスリッターパイロットだったクロエ・クローチェです。」

 

「やっぱりな、改めて自己紹介しよう。クロエちゃんが言ってたイフリートのパイロットであり、ジオン遊撃特務小隊 マルコシアス中隊の隊長だったダグ・シュナイドだ。」

 

ダグの自己紹介を終えていたときにはクロエはヴィンスの背中に隠れて怯えていた。

 

「およ・・・・なんか嫌われることでもしたか自分?」

 

「シュナイド中隊長・・・・・恐らくペイルライダーで色々やっちゃったことを怒っているんじゃないかと勘違いして怯えてるんだと思いますけど・・・・。」

 

クロエが怯えてるその頭をヴィンセントはゆっくり撫でて落ち着かせる。その効果もあってかクロエはだんだん警戒心を緩めていった。

 

「うぅ・・・・。」

 

「クロエちゃん。あの時は戦時中だった。だから仕方ないと自分は割り切った。だからそんなに怖がらなくていい。」

 

「ほんと・・・・ですかシュナイドさん・・・?」

 

「ああ、快く接してくれればそれでいい。」

 

「・・・・うん!」

 

シュナイド中隊長とクロエの会話を見ていたヴィンスだがクロエの顔が何処か笑っているように見えていた。と、そこへ入口の方から誰かが入ってくる音がした。

 

「ん・・・・貸し切り状態にしてあるはずだが・・・・・お客さん、今日は貸し切りなので開いていないぞ。」

 

シュナイドが入口の方に声をかけるがその足音は止まらない。クロエとヴィンスは何なのだろうかと入口の方に振り向く。するとそこには、

 

 

 

 

 

「御兄様ぁぁぁぁ!!」

 

「「クー!?」」

 

「ん、ヴィンセントたちの知り合いか?」

 

驚く二人をよそにシュナイドは二人と彼女の関係について問いてみた。ヴィンスはそれに対し、

 

「可愛い妹のような存在ですよ。戸籍上は義理の妹って言うことになってますが。そしてクロエと同じ存在でもあります。」

 

「ほぅ、お前さんもとうとう可愛い妹さんまでいるのか。そりゃけっこうなことだ。」

 

「クーは私の自慢の妹です!」

 

自信満々に答えるクロエの数秒後、クーは三人のいるもとにたどり着いた。が、その息は途切れ途切れになっている。

 

「そんなに息切れしてどうしたんだ?クー。」

 

「いえ、早く御兄様に会いたかったので走ってきちゃいました。」

 

「取り敢えず座ったら?」

 

「お言葉に甘えてそうさせていただきます。」

 

クーは二人の横にある椅子に座った。シュナイドは嫌な顔をひとつもせずに手慣れた動きで珈琲と二人のケーキと同じものをクーの前に差し出した。

 

「久々に会えた縁だ。俺のおごりにしといてやる。」

 

「い、いえ中隊長!?きちんと支払いますんで!?」

 

ヴィンセントが結構慌てて財布を取り出す。が、シュナイドはそれを左手で遮った。

 

「たまにはいいところを見せさせてくれよ。」

 

「・・・・・・相変わらず頑固ですね中隊長は。」

 

「ギー譲りなんだろうな。」

 

「ですかね・・・?」

 

四人がしばらく談笑していると外が騒がしくなってきた。それと同時にクー以外の三人が何かに感づいた。

 

「火薬の臭い・・・・アサルトライフルの空薬莢!?」

 

「それにこの匂いの濃さ・・・・銃を持ってるやつが複数いるな。」

 

「ざっと25人弱か。」

 

「・・・・・やっぱり。御兄様、一夏達がデパートジャックに巻き込まれ人質になりました。どうしましょうか?」

 

クーがGPSを確認しながら現在状況を報告していく。それと同時に三人は懐から拳銃を取り出していた。

 

「勿論、救出に向かう!俺は拳銃予備弾層含め35発、MMP-80も加えたら355発残っている。クロエはどうだ?」

 

「実弾仕様の90mmが330発、非殺傷カスタムのブルパップが355発。シュナイドさんは?」

 

「ゴム弾仕様のショットガンが60発、3連装の35mmガトリングガンが150発といったところか。」

 

「25人を相手するなら十分すぎるか・・・。クー、GPSで一夏達のいる場所までのバックアップを!道は俺たちが切り開く!」

 

ヴィンセントが拳銃をいつでも打てるように構えて外に出る。三人もそれに続くように外へ出る。外はパトカーでごった返しており警察官達による必死な呼び掛けが続いているが相手は受け答えさえしていない。するとシュナイドが何かに気づいた。

 

「お?黒木じゃないか、お前もここに来ていたのか?」

 

「シュナイド店長!?・・・・・あ、今は任務中ですので。」

 

「何があったんだ?状況説明くらいなら出来るだろ?」

 

シュナイドが恐らく同僚であろう警察官と話し込む。その間に三人は誰にも聞かれない声で作戦会議を始めた。

 

「(たぶん相手は武装したISを持っているはず。)」

 

「(だとすると・・・・。)」

 

「(HADESと金属同化で近接速攻だね♪)」

 

「「((さらっと人の命を軽く殺すようなこと言うな!?))」」

 

文句をいった辺りで警察官を引き連れてシュナイドが戻ってきた。

 

「状況は!?」

 

「現在、施設内で武装したテロ組織が30人前後で人質を捉えている。中には武装したISもいるらしいが自分達の装備じゃISは叩けなくてな・・・・。」

 

警察官がいった一言にヴィンスは戦士の目で質問をする。

 

「質問をひとついいか?」

 

「手短にならば。」

 

「この事件、被害を最小にとどめることか、組織確保が優先か、どっちを優先する気なんだ?」

 

「出来れば確保が優先だが・・・・・。」

 

警察官がボソッと呟いたときにはクロエとクーは胸元のネオ・ジオンのペンダントを握っていた。そこにヴィンセントが色々告げた。

 

「聞こえたなクロエ、クー。こんなところで俺がISを使ってしまったら恐らく厄介なことになってしまう。だから二人にこの件は任せる。ここから俺と中隊長でバックアップをとるから二人は非殺傷弾で迅速な鎮圧が優先目標。被害を最小限に押さえるのが第二目標。必要ならばHADESは使え。と言うか始めっから使って速攻でやっちゃった方がいいだろう。」

 

「「了解!」」

 

シュナイドとヴィンスがバックアップの準備を始めたと同時にクロエとクーも全速力でダッシュし警察の捜査テープを飛び越えて施設の入口近くまで飛ぶ。そんな二人を見て一人の警察官が、

 

「お、おい君達!今危ないからそこにはいるな!」

 

警告する警察官だが二人は止まらない。

 

「止まるわけにはいかない!そうでしょ!ペイ!!」

 

「行きましょう!デュラハン!」

 

二人の叫びと共にペイルライダーとデュラハンが呼応し瞬時に展開を終える。

 

「なっ・・・・!?」

 

「あの二人に任せて大丈夫ですよ黒木さん。彼女たちは幾多の死線を潜り抜けてきた猛者たちだ。」

 

「シュナイド店長がそこまで言うなら・・・・むぅ。」

 

警察官は渋々といった表情で施設の包囲をさらに固めるように指示した。一方、

 

「さて、万が一のこともある。ルリ、やれるか?」

 

(お任せください!)

 

ヴィンセントは自分のAIにある指示を出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある海岸

 

 

夕焼けがよく写るごくごく普通の海岸。その海岸線に位置する森林の奥深くで有機物に命が吹き込まれようとしていた・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わってデパート内。一夏たちは現在人質になっていた。あとになってわかったことだが、この武装集団は今の事態をよく思わない男や女たちによって引き起こされた事件であり容赦なく女を殺していっていた。

 

「くっ、なにもすることができんとは・・・・!」

 

「黙ってろ!次何か一言でも口ずさんだらそいつらの脳天に弾をいっぱい食わせるからな!」

 

「うがぁっ!」

 

千冬が不愉快そうにボソるがその呟きでさえ銃の弾層部分に殴られ露と消えた。殴られた千冬は一夏達に抱えられるように起き上がるがその顔の目の前にはライフルの銃口がそれぞれの顔に向けられていた。

 

「・・・・・成る程、代表候補生か。手札には使えるな?」

 

一人の男が10人くらいに監視を任せると窓の方に向かっていった。一夏達は何とか隙を見て展開しようとするが監視している男達がそれを許さない。・・・・・・・・・かに見えたが。

 

 

 

 

 

「キャハハハハハハハハ!!!!!」

 

「ハァァァァァァァァ!!!!」

 

四刀一閃、男達が衝撃波で吹き飛ばされ衝撃波のした方向から蒼い二機が向かってくる。衝撃波で飛ばされた男達は半数が気絶したが運よく気絶しなかった数人が蒼いISに向けてライフルの掃射をかけるがISの勢いは止まらない。

 

「そんな攻撃など!」

 

「ハハハハ!久々の戦闘!みんな壊れちゃえば良いんだ!!!」

 

デュラハンの大型シールドで歩兵のライフル掃射を防ぎペイルライダーの二刀流でライフルを破壊、流れるように右足で歩兵を壁まで蹴り飛ばし意識を刈り取る姿は正に一夏達には死神のように写った。

 

「大丈夫ですか!?」

 

「その声、クロニクルか!」

 

「はい!近くまで来てて騒ぎを聞いて非常時ながらISを使ってすいません!学園に戻ってから反省文は書きますので!」

 

「そんなことは不問でいい!今の状況だけを伝えろ!」

 

「御姉様があの状況なので手短に説明すると、現在この階と1階は解放済み。残すは恐らく主犯が隠れていると思われる三階のみです!二人で押さえますので今のうちに人質にとられていた人を全員救出しつつ退避をお願いします!」

 

「分かった!救出は任せろ!犯人の確保は任せた!」

 

「分かってます!」

 

千冬と簡単且つ明確な情報交換をしたクーは再度シールドを構えてクロエの方に向かう。クロエは久しぶりの戦闘なのか体術も交えつつ一方的な制圧を行っていた。

 

「ま、不味い!早く警戒に当たらせているISを呼び戻せ!」

 

ISの侵攻をとめようとライフルとグレネードで応戦する歩兵が外の警戒をさせているISを呼び寄せようとするがそれより早くクロエのペイルライダーが歩兵の体をつかむ。

 

「フフフ、駄目じゃない☆テロするやつらが自分を正当化しちゃあ!!!!」

 

ダァンダァンダァンダァンダァンダァンガァーン!

 

ひっきりなしになり続ける撃鉄と蹴った歩兵が壁に当たる音が余計に歩兵を強張らせ戦意を喪失させる。いつのまにか白目を向いていた歩兵を離し回し蹴りでそこら辺の壁に吹き飛ばしたところでクロエのHADESがオーバーヒートを起こして一時停止した。それと同時にクロエの人格変化ももとに戻る。

 

 

「御姉様!」

 

「あ、クー!・・・・えーと、この事態はいったい・・・?」

 

『マスター・・・・・・覚えてないのですか?』

 

「ペイ?全く覚えて無いけど・・・・・。」

 

『・・・・これはHADESを封印するしか・・・・・。』

 

『ペイ、悪戯も程々にしろよ?最悪クロエの精神が壊れるから。』

 

『え?』

 

ヴィンセントが通信越しに答えるとペイは自発的にクロエの心理状況を調べた。するとその状態を見てペイは青ざめる。

 

『マスターの思考が停止してる!?』

 

「ハデス・・・・・フウイン・・・・ソンザイイギ・・・・ナクナル・・・・・シヌ!シヌノハイヤ!」

 

クロエがHADESを失うことに恐怖を感じたのか片言で怯えている。ペイは必死に何とかしようとしたが実態がない今彼女をどうにかすることはできない。クーもクロエの表情を見て若干心配していた。しかし、そのような余裕を与えるほど彼等は馬鹿ではなかった。

 

「いたぞ!殺せ!」

 

「コロス・・・・?シヌノイヤ・・・!コワイヨ・・・・オニイチャン・・・ヴィンス・・・!」

 

「くぅ!」

 

殺すという単語に反応したクロエがさらに怯えて動かなくなる。ISはクロエを狙って集中砲火するがそれを必死にクーが裁いた。

 

「正気に戻ってください御姉様!HADESは・・・・いや、ペイちゃんは、居なくなりませんから!!!」

 

クーが必死に説得を試みる。だがクロエは動かない。その時、クーの愛用していたガーディアン・シールドについにヒビが入った。

 

「あっ!?」

 

「これでおしまいだ!」

 

「があっ!?」

 

ISの放った剣技の一撃がシールドを打ち砕きクーの胴体に直撃した。勢いよく後ろに退けられ体制を崩したクーは思うように体が動かない。そして、そのISの後ろから主犯格と思わしき人物が大量の爆発物を抱えてくる。

 

「ようやくやったか。こいつをISに取り付けろ、起爆すればISはおろか人間さえ塵ひとつ残さず消す代物だ。こいつをやつの前で爆破すればボスもお慶びになる。やれ!」

 

主犯格が持っていた爆弾を取り付けようとクロエ達に迫ってくるがクーは動けずクロエは呆然と動かない。クーはすべての終わりを悟った。だが、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ISを残さず消す・・・・?冗談じゃない・・・・・!そんなちっぽけな雑魚共に殺られるほど私は・・・・いや、HADESは・・・・・ううん、ペイルライダーは、落ちぶれていない!」

 

その叫びと共にクロエのペイルライダーが急稼働し一瞬にしてISを切り刻む。敵ISは細切れにされ強制解除され持っていた爆発物は全てそのISの搭乗者に巻き付いた。

 

「う、うそっ!?」

 

「馬鹿な、動かないはずだ!なぜ動ける!」

 

「そんなの・・・・・HADESを愛してるからに決まっているでしょ!!!機体を愛していればそれは動いてくれる!だがあなた達はそんな感情すらない!ただ自分の欲望のままに動いて関係のない人を殺した!そんな屑共にペイルライダーは屈さない!!」

 

「クソッ、逃げるしかないか!」

 

爆発物を巻き付けられた搭乗者をおいて主犯格は逃げようとしたがクロエは爆発物が巻き付いた搭乗者を主犯格に投げ付けて爆発物を主犯格にも巻き付ける。

 

「くっ、逃げられない!」

 

「ふふふ・・・・このまま爆発して死ぬか大人しく捕まるか・・・・・もう覚悟はできてるよね♪」

 

「くそっ、完璧な計画が!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数十分後、ようやく突入してきた警察に身柄は引き渡され殺人容疑で現行犯逮捕された。この一連の事件によって少なくとも128名が死傷するという極めていたたまれない被害が出た。事情聴取をするために連行されようとしていたクロエとクーだったがシュナイドとヴィンセントの一方的な正論を並べて警察陣は中止せざるを得なくなった。

 

「お兄様!」

 

「ヴィンス!」

 

「お疲れ、済まんかったな。二人に任せてしまって。本当なら不足の事態に備えて超遠距離からトーリスで支援しようかとおもったが出る幕がなかったな。」

 

「ハハハ、とりあえず二人が無事なだけでも結構なことだ!それよりもだ、早く学園に戻らないのか?」

 

「そうだな、取り敢えずもう一杯飲んでから帰ることにするよ。二人もそれでいいか?」

 

「勿論です!」

 

「うん!」

 

 

このあと、もう一杯コーヒーを飲んだヴィンス達は学園に帰ったのだがそこで色々な書類と調書を書くはめになって少々クロエが発狂したのは別の話。

 

 

 

 

    To be continued.......





な、長かったぁ・・・・・・。

だんだん話がぶれてきてるけどどこかで修正かましたいとはおもう。



次回予告

臨海学校前日、港に鎮座するトーリスだったがその内部では様々なことが行われようとしていた。さらには兎も自らの安全を確保すべく大海原に立つのだった。


次回はこれまでのまとめとおまけみたいなものをお送りしていきます!

今後、どのキャラ視点での話が欲しい?

  • クロエ
  • ヴィンセント
  • HADES三姉妹
  • 束&千冬
  • 囚われた鈴達
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