こんかいは割かし原作キャラが多いかなぁ・・・・・。(クロエ達の出番が無いとは言ってない)
あらすじ
専用機持ちが集まるなか箒は謎の不安に包まれていた。そしてそれは命中し落ちてきたのは兎こと束だった。自らの手で製作した第四世代ISをプレゼントされた箒はその性能に陶酔する。しかし、彼らにそんな郵貯な暇を与える暇はなかった。
海外の軍事施設の通達が届いてからはや20分、旅館内は騒然としていた。千冬の一声で旅館内から出ないよう通達された生徒達は各々の部屋へ慌ただしく戻っていき、専用機持ち達は急遽大広間に設置された緊急対策本部室へと集められていた。
「現在、アメリカ軍とイスラエル軍が共同開発していたシルバリオ・ゴスペル、通称銀の福音が性能テスト中に軍の制御下を離れ暴走、基地防衛ISを蹴散らし日本へと向かい始めた。その際ここの旅館から35km西を通過することが判明、そして今緊急対応できるお前たちに白羽の矢が立った。ここまではいいな?質問は受け付ける。」
千冬が通達された内容を簡略的に説明し質疑応答を始めた。するとセシリアとヴィンセントの右手が同時に上がる。
「ヴィンセントとオルコットか、先にオルコット、お前から受け付けよう。」
指名されたセシリアは緊迫した様子で答える。
「私達だけで討伐すると言ってありましたがその際必要最低限の情報は開示されるのでしょうか?」
「・・・・・いいだろう。ただしこの機体は軍事機密の塊だ。外部に漏洩したら最低でも二年の監査が付くことを頭に考慮しておけ。」
そう言うと千冬は持っていた端末を机の上に置きデータを開示した。それぞれが拡大表示されたスペックデータに目を通していく。そしてそれぞれが思わず息を飲むように静かな息をするなかただ三人、ヴィンセント、クロエ、クーはある一定の値に戦慄した。
「御兄様・・・・・これは・・・・!?」
「・・・・・ッチ、織斑先生、こいつの武装基本出力はどれぐらいか分かりますか!?」
ヴィンセントは悪態をつくと直ぐ様千冬に投げ掛ける。千冬はタブレットを操作するとおおよその出力を計算して割り出し、
「約1480kwといったところか・・・・。」
「やはりな・・・・・・軍用のISにしてはコアジェレーター出力が高すぎる・・・・・。」
「リミッターを解除しているとでも言いたいのですか?」
「そういうことだ、セシリア。こいつは競技用のISに搭載されているジェネレーターリミッターを解除していると見ておいた方がいい。俺のキャバルリー、クロエのペイルライダー、クーのデュラハンならばジェネレーター出力、機動力、操縦者の技能の観点において十分に圧殺可能だが、操縦者の状態も踏まえるとこれは得策ではない。だが、一夏達でやるとなると明らかに性能差が出る・・・・・。一夏の零落白夜ならその限りではないが出力を可能な限り持たせるには誰か運搬役が必要だ・・・・。」
ヴィンセントが静かに事実を突きつけた瞬間、大広間の天井の一枚が抜けて兎がひょっこり顔を出した。
「其ならば、断然この紅椿が適任だと思うよ!(本来ならばヴィンセント達に瞬殺してほしいけど今本来の力を出せるあれはレウルーラでオーバーホール中・・・・無理は言ってられない・・・・!)」
束はスタッと畳に降り立つと箒を指差して自分の持論を展開した。
「なぁんと!この紅椿は若干の調整だけで従来のISの航行最大機動推力を大幅に越えた速力で運搬することができるのだ!!それでいっくんの零落白夜の瞬間火力で落とせば万事オッケーかな!!」
「ふむ、逸れも一理あるが・・・・・セシリア達はどうするのだ?」
「え?お前らは邪魔だから来なくていいy・・・・・ヘブゥッ!?」
「は~か~せ~?今何て言いました~!?」
「ひゃひもふぃっふぇふぁふぇん・・・・・!(何も言ってませぇん・・・・・。)」
束が自らの持論に身内以外は邪魔だと暴露しようとしたとき背後の殺気を感じた束は回避しようとしたが間に合わずクロエのペイルライダーの握力の餌食になった。セシリア達はそれぞれ遠い目で見ていた・・・・・・。
「博士とクロエさんの関係って一体・・・・・。」
「・・・・・・飼い主に常に逆らう犬って感じか・・・・?」
「実に分かりやすくて納得しましたわ。」
「まあそれはおいておいて、だ。一夏と箒以外の専用機持ちで一番火力が出る、若しくは後方狙撃が行える武装を持つISはあるか?恐らくラウラのカノン砲がそれに当たると思うが・・・・。」
ヴィンセントがそれぞれの武装を流し読みしながらぼそりとつぶやく。ラウラは軽く受け流すも、
「超長距離による支援砲撃ならば可能だが砲身が安定しないため撃てても6発が限界といったところだろう。」
「六発か・・・・・ならクロエも後方支援に編入、チャージ・スナイパー・ライフルで援護してくれ。」
「了解!」
クロエが短く返事をすると準備を始める。恐らくスナイパーのデータを解除するのだろう。それを見たヴィンスは再びふりかえると、
「さて、後方支援は二人に任せるとして、前衛は俺と一夏、そして箒に鈴。ディフェンダーはシャルロットとクー、お前らに任せる。」
「おっけー、短時間で決めてやる!」
「あまり図に乗るんじゃないぞ一夏、それに箒も運搬用と言うだけで戦闘は自衛程度に留めてくれ。」
「何か策があるのだな?・・・・・わかった、従おう。」
「取り合えずガーディアン・シールドも復旧してますし頑張ります!」
ヴィンスの指示を各々が聞くなかヴィンスはセシリアに近寄ると、
「其からセシリア!」
「は、はい!」
藪から棒に降ってきたのかセシリアは一瞬飛び上がるとまたすぐに冷静な表情へと変える。
「セシリアは中距離からの牽制射撃をお願いしたい。当てなくてもいい、福音の動きを制限することに重みをおいてくれればそれでいい。」
「分かりましたわ。」
「人員振り分けは以上、織斑先生、作戦開始時刻の設定を。」
そしてヴィンスはようやく千冬に全体の進行を返す。千冬はわざとらしくゴホン、と一回咳き込むと、
「作戦開始時刻は1400、各自持ち場につけ!」
「「「「「「「「「了解!!!」」」」」」」」」
アクシズ重力戦線司令部『レウルーラ』
「・・・始まってしまうのか。」
「1400にはぶつかるみたいですね。」
「分かった。一旦お前らは戻ってこい。」
そう言った端的な物言いでグレミーは帰還を指示した。ローぜは最初こそ嫌そうにしていたものの、グレミーの考えを察するとようやく帰還する気になった。
「・・・・ああ、『アレ』を使うのね。」
「ああ、『アレ』をアクシズより地球に投下し現有戦力として編入する・・・・・ざっとこんなもんか。」
「グー君のいう『アレ』がなんなのかは分からないけど取り合えずすごいものってことはよく伝わった。」
「そして、それの人員だが・・・ルリ、ペイ、トリ、お前らに任せたい。」
これには三人も束も驚いたのか目を真ん丸にしていた。さらにグレミーは続ける。
「この『アレ』・・・・・・まああアレアレいうのもめんどくさいんで言ってしまうがこのビッグ・トレーは試作機構を付けていてな。」
「変形・・・・・ですか?」
「まあそんな風に考えてもらってもいいが、実際はそんな生温いもんじゃないな。」
「・・・・・三人でシンクロでもさせる気なの?」
「ぶっふぅー!!!??」
ペイの答えた回答が予想外だったのかグレミーは口に含んでいたブラックコーヒを吹き出した。ペイ達は恐る恐る近づくがグレミーは手を掲げて大事にはなってないことを伝えると冷静な顔つきを取り戻し、
「・・・・何で分かったんだ・・・・!!」
表情を思いっきり崩壊させて泣きそうな表情で悔しがった。それに対しペイが、
「うちのクロエが察知してたわよ?と言うか次期IS及びMS運用母艦の元の戦艦を考えたのは他でもないクロエですよ?」
「ギーィィィィィィィーーーーー!!!!」
今日何度目か分からない断末魔が響いた。
「・・・・・・ぶぅえっくしょん!!」
「どうしたギー、風邪か?」
「マシュマーさん、軍人たるもの健康第一なのにそりゃないと思いますよ・・・・?」
「そうか?ほれ、薔薇だ。」
「あんたホントに薔薇好きだな・・・・・・。」
「余計なお世話だ・・・・・。ところで、例のアレの投下は完了しているのだな?」
「ええ、【対IS運用陸上戦艦ビッグ・トレー】は既にグレミーに投げてきた。話によると俺達を一回殺した相手であるHADESがその戦艦を運用するらしいがな・・・・・。」
「そうか・・・・・。後の世のために作ったあの戦艦、無駄にはしないでほしいが・・・・・。」
そんな二人の戯れ言は虚空の宇宙に溶けていった。
そして1400、いよいよ作戦は始まった。前衛をヴィンス、一夏、箒(一夏運搬)、鈴を主軸とし、中衛にシャルルとセシリアと特殊装備である360mmハイパーバズーカを携行しているクー、そして後衛にラウラと空間戦重装備仕様と呼ばれる特殊バックパックを積載したクロエ、それぞれが持ちうる最高巡航速度で福音との接触を図ろうと試みていた。そして思ったよりも早くその時間はやって来た。
「・・・・・!レーダーに機影!恐らく福音だ!箒は一夏を外して後方支援に移行、鈴と俺で福音の気をそらすから一夏はなるべく短時間でエネルギーを削ってくれ!」
「分かった!」
「其では此より作戦名【銀の福音討伐奇襲作戦】開始!全機オール・ウェポン・フリー!サーチアンドデストロイ!!」
To be continued........
接敵まで終わった!あとは明日の自分に任せる!
次回予告
福音討伐作戦は開始され連携もあってかあっさりと倒されるように見えた福音、だがそのバイザーの奥の瞳は赤く灯っていた・・・・・・。
今後、どのキャラ視点での話が欲しい?
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クロエ
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ヴィンセント
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HADES三姉妹
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束&千冬
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囚われた鈴達