IS ~MISSING LINK~   作:ふぇるみん

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はい、ども!!!


あらすじ

ケモミミを見たいと言う理由だけでサーバー買収に乗り出す博士。それをよそ目にヴィンセントは見慣れない敵影を感知し、その確認へと向かうべく甲板へと向かうのだった。


第63話 異次元の出会い~造られし者と産み出されし者~

本来なら有るはずのない存在、人格AI。だが、それを彼女達は彼と彼女に触れあいたいと言う理由だけで自らを作り上げた。その名を【HADES】、またの名を【トーリスシスターズ】。普段は彼と彼女・・・・・・ヴィンセントとクロエを補佐する存在だが今日に限ってはどちらも手が離せない(繋げないとは言ってない)為完全なるフリーな日になっていた。

 

 

「はぁ~、私達がヴィンセント達のために自立化してからまともに休みが取れてなかったけど漸く取れたね。」

 

「ほんとならもう少し早い段階で休めたんだけど・・・・ね。」

 

「まあ、あれはあれで良い経験になったじゃん!ケモミミ姿のクロエちゃんたちも見れたしね!」

 

「むぅ・・・・もうちょっとヴィンセントとくっついていたかった・・・・。」

 

「相変わらずぶれないよね、ルリって。」

 

ソファーに寝転がりながら枕を両手に抱いて今にも寝掛かっているルリを見ながらネプが呆れた口調で自らもまたゲーム・・・・とは呼びがたいシステム調整基盤を弄くりながら見ていた。そんな時、少し息を切らしたヴィンセントがやって来た。

 

 

「ゼェ・・・・・ゼェ・・・・艦橋ブリッジから格納庫まで遠すぎるんだよ・・・・ゼェ・・・ゼェ・・・。」

 

「あ、ヴィンセント!どうしたの?そんなに息を切らしてさ。」

 

「はぁ・・・・はぁ・・・・少し息を整えさせてくれ・・・・。」

 

「え、えぇ・・・・それは良いけど・・・・。」

 

 

息を切らしてまともに喋れなさそうなヴィンセントの表情を見て察した全員は取り敢えず彼が落ち着くのを待つことにした。数分後、漸く息が整ったヴィンセントが海域の地図を取り出す。

 

「この赤点を見てもらえばわかると思うがつい15分前にこの地点にて謎の海域信号を捕らえた。」

 

「海域信号?それってつまりレーダーに反応が出たってことなの?」

 

ペイの反応にヴィンセントが肯定の意を示す頷きを示し、とある紙を取り出す。

 

「あの後詳しく調べてみたところ、このビッグ・トレー改級の識別信号と酷似した信号と言うことが判明してな。」

 

「つまりその正体の確認ってこと?」

 

「ものわかりが早くて助かる。ルリ、行くよ。」

 

「うん!」

 

呼ばれたルリは嬉しそうに枕を投げるとヴィンセントの右手をガシッと掴んだ。ヴィンセントはそれも気にせず左手でルリの頭を撫でた。

 

「休憩中に悪かったな、んじゃ、また後でルリは。」

 

「分かった、気を付けてよ?ヴィンセントが倒れたら誰がクロエを止めるの。グレミー達は一旦宇宙に戻ったんだから止められようがないんだよ?」

 

「肝に命じるよ。それじゃ、行ってくる。」

 

「「「いってら~。」」」 

 

 

トリスとネプ、そしてペイが二人を見送るとヴィンセントが置いていった海域図に目を映した。

 

 

「まさかね・・・・あの子が来てたらちょっと面倒な事になりそうだけど・・・・・。」

 

そう言いペイはその海域図を見つめるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、レーダー反応を調べるべく該当海域をヴィンセントとルーリスリッターはホバーで捜索していた。

 

 

「ルリ、海域反応はこのあたりから出てるんだよな?」

 

『はい、間違いなくこの付近から発信されてます・・・・・・っ!?北側よりレーダー反応、該当反応と一致、これですね!』

 

「詳細座標は出せるか!」

 

ヴィンセントがルリからの報告を聞くとすぐさまその方向にフルスロットルでブースターを吹かした。やがて空が暗い雲で暗くなってきた頃、その姿は見えた。

 

「あれか!・・・・・・だがあれは・・・・人?」

 

『人?』

 

ヴィンセントの謎の呟きに通信を繋いでいたペイ達が反応しその不可解な現象に驚いていた。何せ海のど真ん中で人が居るのだから。

 

「取り敢えず近づいてみる。敵対行動が無ければ一旦事情聴取のために戻るから各種準備を頼む。」

 

「分かったわ、取り敢えずクロエ達も呼び寄せとくわね?」

 

ヴィンセントは軽く指令を飛ばして通信を切ると今度は外部放送電源へと切り替えた。

 

「あー、そこにいる人々・・・・で良いのか?人々に告ぐ、我々は貴君の救難信号を受けてこの海域に来た。所属と名前、目的を述べて貰いたい。」

 

ヴィンセントは淡々と伝えるとトーリスのナックル・バスターを起動して充填を始める。

 

『救難信号受信していただき感謝します。私は鉄血陣営Z型駆逐艦二番艦Z2、通称【ゲオルク・ティーレ】と申します。付近の海軍基地に救援を求めに二人で航行していたところ嵐に巻き込まれて遭難したところを貴方に見つけてもらいました。』

 

『やっほー!私は超次元級軽巡洋艦【ネプテューヌ】だよ!』

 

「ネプテューヌとティーレか。ネプテューヌが何かは分からんがティーレの方は1934型駆逐艦と言うことは覚えてる・・・・取り敢えずコックピットに乗ってくれ、事情聴取のために一度こちらの母艦に来てもらいたい。」

 

「了解しました。ネプテューヌさん、いきますよ。」

 

「おっけー!!」

 

ヴィンセントに誘導された二人はトーリスの手に乗りコックピットへと乗り移っていく。

 

「ほんとにありがとうございます。」

 

「少し狭いけどもちょっとだけ我慢してくれるか?」

 

「ええ、なにぶんこちらも燃料が切れそうだったので助かりました。」

 

「そうか、それはよかった。」

 

ヴィンセントは二人をコックピットに乗せ終えると二人の負担にならない程度に元来た道を戻っていく。これから起こる予期せぬ出来事・・・・・ヴィンセントはその予感に不安を募らせながらティーレへと戻っていくのであった。

 

 

 

To be continued........




ネプテューヌ出す必要なかったかもなぁ、これ。


次回予告

二人が戦艦ティーレに付いた途端、ティーレの様子がおかしくなった。だがその微細な違いにも気づくヴィンセント、だが子供好きのクロエが二人をみてしまって・・・・・?

クロス編で出す艦

  • ダブデ改級陸上戦艦
  • 1934型
  • ビッグ・トレー改級陸上戦艦
  • Yubarinrin
  • 爆破オチ担当
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