IS ~MISSING LINK~   作:ふぇるみん

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はいどうもこんにちは!エルテューヌです!!

割りときつすぎんよー

 
あらすじ

自らの世界の助けを求めに来た鉄血海軍の駆逐艦の少女、Z2ことゲオルク・ティーレとネプテューヌ。その二人から告げられた【バターン】の生存報告。彼女の今を知るためヴィンセントは戦艦ティーレを動かすことを決意する。


第65話 鉄血海軍、発艦!!!

港に停泊している陸上戦艦【ティーレ改】。その心臓部に火が灯されようとしていた。周囲に張られていた固定用ロープは外され、鎮座していたトーリスは全機起動しビッグ・トレーに乗り移ると体制を固定する。その異様な慌ただしさには当然誰もが気付くわけで。

 

「なんですの!?この慌ただしいのは!?」

 

「ん、セシリアか、セシリアも港の異様な慌ただしさに気づいてきたのか?」

 

「ええ、今日はぐっすり眠ろうと思ってましたのにこの煩さでバッチリ目が覚めてしまいましたわ!!」

 

「お、おう・・・・そんなに怒らなくても・・・・。」

 

うるさい様子に気づいたセシリアと一夏が停泊する業務用港へと来ていたがその様子がはっきりと分かるほどにとてつもなくせわしい動きで出港の準備が進められていた。その中心にはあの艦の持ち主であるヴィンセントが陣頭指揮となって動いているではないか。何があったのかを問い質すためヴィンセントに近づいた。

 

「おーい、ヴィンセント~!」

 

「ん、一夏とセシリアか。」

 

二人が来たのに気づいたヴィンセントはやってた作業を止めて此方にやって来る。

 

「ヴィンセント、聞いたぞ?出港するんだってな?」

 

「ああ、少し野暮用が出来てな。物資の補給も兼ねて一旦本部に戻る。もしも亡国が襲ってきたらそのときは一夏達だけが頼みの綱だ。頼むぞ?」

 

「分かってるよ。その為に何回クロエとヴィンセントに斬られたことか。」

 

「ははっ、それもそうだな。それじゃ、そろそろ準備が整うことだし俺は艦に戻るよ。くれぐれもいない間、頼む。」

 

「任された。ヴィンセントも自分のやるべき役目をしっかり果たしてこいよ!」

 

「無論それはやり遂げる。そしてそれ以前に、全員無事で帰ってくるよ。」

 

ヴィンセントはそういうと走って艦の方へと戻っていった。その後ろ姿を見てセシリアが口を開いた。

 

「ヴィンセントさん・・・・大丈夫なのですか・・・?」

 

「セシリアも見ただろ?あの顔を。俺達みたいに油断せず、何時如何なる時にも即座に対応出来るように出来るのはあの二人が元軍人だからだと思う。そうでもないとこんな大きな艦やあんなでけぇロボットを軽々と動かせるわけがない。」

 

「・・・そう言われてみればあんな代物を一個人が所有できるわけがないですものね。何か納得がいきましたわ。」

 

セシリアが何となく納得する。程無くして先程のようなかなりやかましい音が港全体に響き始めた。

 

 

「「いよいよか(ですか・・・。)。」」

 

セシリアと一夏は発ち行く巨大な艦を見上げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「悪い!遅れた!」

 

「お兄ちゃん、遅いよ~!此方の出港準備は整ったよ!序でに側面主砲に外付けで空間歪曲変換装置の取り付けも完了。何時でも行けるよ!」

 

ティーレの艦橋に取り急ぎ戻ったヴィンセントを迎えたのは出港準備を終えて集まったトーリスシスターズとペイ、そしてクロエとクー、そしてネプテューヌとティーレがいた。クロエからの報告を聞いたヴィンセントは火器管制コンソールを操作して側面主砲の狙いを前方の海域に定める。

 

「よし、揺れるから何処かに捕まってろ!変換装置の起動開始、転移座標をティーレちゃんたちから借り受けた連装魚雷の材質から特定・・・・完了!!」

 

「すごい、こんなに速く私たちの世界に帰れるなんて・・・。」

 

「こんな技術、プラネテューヌでも見たことがないよ!」

 

「喋ってると舌を噛むぞ!・・・・・よし!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      -戦艦ティーレ、発進!!!ー

 

 

 

 

ヴィンセントの号令で放たれた歪曲変換装置のレーザーキャノンは両門から放たれたレーザーと衝突し空間に裂け目を作り出した。海面まで達したそれはくぐるのには十分な大きさだった。

 

「メインエンジン出力全開!!一気に突っ切る!!クロエは転移後直ぐにトーリスで外部損傷の確認!!クーは機関室の様子の確認を頼む!シスターズは各機で待機、二人は母港までのナビゲートを頼む。」

 

「分かりました。出る場所がどこかは分かりませんがやれるだけやってみましょう。」

 

刻一刻と指示している合間にもティーレは次元を越えてアズールレーンの世界へと踏み込みつつある。その全体が海域へと足を踏み入れたとき、空間の歪みは消えた。

 

 

 

「ぐぅ・・・・負担が大きかったか・・・!?状況知らせ!!」

 

「外周部に異常は無し!」

 

「機関部も多少冷却は必要ですが異常はありません!」

 

「よぉし・・・・転移完了!ティーレちゃん、現在位置はここなんだが母港はどの辺りにある?」

 

「ここからだと・・・・ちょっと待ってください・・・ここ、鏡面海域じゃないですか!?速くここから脱出してください!ここはセイレーンの縄張りです!!」

 

「何っ!?・・・・・おいおいおい・・・全方位に熱源反応・・・!!これがセイレーンってやつか?」

 

「はい!!私達が迎撃するのでヴィンセントさん達はこのまま東に向かってください!そこに母港があります!」

 

「いや、ティーレちゃん達はまだでなくて良い。ちょうど良い肩慣らしだ・・・クロエ、撃ち漏らしを頼む。」

 

「はーい!!」

 

ヴィンセントの指示を受けたクロエは専用ライフルを構え後部砲台の上に鎮座する。近づいてくるセイレーンの群れにティーレの刃は吠えた。

 

「側面連装主砲、全弾種ロック解除!フルファイア!!!」

 

号令一閃、瞬間、セイレーンは弾けとんだ。文字通り。あるセイレーンは首から上が無い、また、あるセイレーンは逆に首から下がない。はたまたあるセイレーンは全身が木っ端微塵になっていた。ティーレとネプテューヌは一瞬の出来事に頭が追い付かない。

 

 

 

「えっ、・・・今のは・・・今のは!?」

 

「んー・・・・火力がもう少し改良できるかなぁ。」

 

「いやいやいや!?あの火力はなんですか!?人型のセイレーンが一瞬で消し飛びましたよ!?私たちも艤装にセイレーン技術を使ってますがここまでの火力は出ませんよ!?」

 

「あのパペットみたいな魚が動いてたのもか?」

 

「魚じゃありませんよ!レーベくんですよ!!・・・・・って違います!あの主砲は何ですか!?」

 

馬鹿げた火力を見せられたティーレは何が起こったのか説明を求めるべくヴィンセントに問い詰めるがヴィンセントはどう言い表せば良いのか分からずちぐはぐな答えを返す。だがティーレはそれに乗らずに問い詰めていく。ヴィンセントはその気迫にとうとう折れた。

 

「・・・・側面1200mm三連装主砲。この艦のメイン火力だ。」

 

「えぇ・・・・()。」

 

「お兄ちゃん、周囲に敵影無し。さすがはビッグ・トレーを全面改修しただけのことはあるね。」

 

「0079の艦に0096の技術をまるごと詰め込んだ艦だからな。そりゃこんな火力にもなる。・・・・さて、道を急ぐぞ。」

 

「あ・・・・はい!」

 

エンジンをフルスルロットルで炊いたティーレは助けを求めている母港へと足を滑らせるのだった・・・・。

 

 

To be continued......

 

 

 





コラボって難しいよ?特に自作品とのセルフコラボは。


次回予告

ティーレがついた頃にはほぼ火の海の化した母港。ティーレとネプテューヌは急いで出撃するが数の暴力にだんだん押される。それに見かねたクロエはとうとうキレてしまう・・・・・?





『あはは・・・・・!!みんな壊れちゃえば良いんだ!!』

クロス編で出す艦

  • ダブデ改級陸上戦艦
  • 1934型
  • ビッグ・トレー改級陸上戦艦
  • Yubarinrin
  • 爆破オチ担当
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