ヴィンセント達は傷を引きずってラボに帰還した。するとそこにいたのはクロエの妹、クロニクルもいた。クロエは知らなかったようだがとりあえず再開できた。そして更に奥にはヴィンセントもよく知るMSがおいてあり、それを模造したISも3人に手渡され、3人は覚悟を決めるのだった。
前回のクロエたちの設定に書いたシスコン、ブラコンですが、大まかに解釈すると
クロエ(クロニクル)がシスコン(クローチェに甘えてる)でクロエ(クローチェ)がシスコン(クロニクルの甘えに答えてる)。で、二人揃ってブラコン(ヴィンセントをお兄様のように慕い、甘えてる)。クローチェは前世で結婚していたから問題ないけどクロニクルは兄妹関係になる模様。
んしゃ、どうぞ。
「ヴィンセント~!速く早く~!」
「おい待てよクロエ!そんなに早く走ったらクーがおいてけぼりになるぞー!」
「クロ・・・・・・・私がそんなに嫌いですか・・・・・?」ポロポロ
「クー!?ごめん!早く見に行きたくてつい・・・・・・。」
「離ればなれにならないで・・・・・・私を一人にしないでよ・・・?」ダキッ
「うん・・・・・うん!」
「どうしてこうなったんだろうか・・・・・。」
ヴィンセントが愚痴りながら自棄にクロエに甘えてるクーの姿を見て何故か和んでいた。どうしてこうなったか、それはおよそ数時間前に上る。
「ねーヴィー君?」
「何です束さん?」
「折角訓練も一通り落ち着いたことだしさ、リラックスがてらモンド・グロッソでも見に行ってみたら?」
「モンド・グロッソ・・・・・たしかISを使った競技大会でしたね。」
「そうそう!それで私の友達も出るしその様子を見てきてほしいの!」
「二人はつれていきますよ?」
「モッチローン!二人にもたまには面白いことさせなくっちゃね!」
「大抵これが原因だから困るんだよなぁ…。っとついた。」
「ここがモンド・グロッソの・・・・・!」
「大会会場ですか・・・・!」
その会場はとても大きく、束のラボでも一番大きいMS地下デッキがあっても其を優に越える大きさのアリーナがそこに建っていた。
「クロエ、クー、行くぞ。早くいかなきゃ座る席がなくなるぞ?」
「そうですね。さすがにここまで来るのに30分、ゆっくり休みたいので席を確保しないとですね。」
「其じゃ私はヴィンセントの膝の上で座る~!」
「ズルいですクロ様!ヴィンセント様、私にも!」
「わかったわかったから落ち着いてくれ。今暴れたらここから追い出されるぞ?」
「じゃ、それをしにきた奴等を叩ききれば良いじゃん!」
「止めてくれ・・・・・・座らせないぞ。」
「うわーん!!クー、ヴィンセントがいじめる~!」
「お兄様?あれほどクロを泣かせないでといったはずですが・・・・?」
「なら自分の膝の上に乗せてやれ・・・・もう始まるぞ。」
ヴィンセントはアリーナの方を見やった。そこには赤い装甲のISと両手でライフルを持っているISの姿があった。
「束さんが作ったインフィニット・ストラトスとは別の方向で普及した物・・・・・。」
「あれを私たちは相手していくんだね・・・・。」
「其をわからせるために私たちはこのインフィニット・ストラトスとともにここにいるのですからね。」
「だな。」
「私の故郷を落としたくせに(物理)なにいってるのかしら?」
「ゴハァッ!」
クロエ(クロー)に前世の黒歴史を掘り返されヴィンセントは心が少しいたんだ。クロエはにっこり笑って平然と黒歴史を掘り返してくるのだから恐ろしいといったらありゃしない。そうこうしているうちに試合が始まった。
「ふむ、赤い方は近接格闘・・・・・蒼い方は遠距離か。」
「真逆のポジション同士による対決みたいだね。いかに近接が懐に滑り込めるか、そして遠距離がいかに一定の距離を保ちつつ倒すことができるか・・・・それが勝負の分かれ目になると思う。」
「もしクロとお兄様が一緒に戦うとするならどうします?」
「今の機体なら俺が前に出て、」
「私が後ろで後方援護だね。」
「そうなんですか、あっ、動きましたね。」
クーの言う通り赤い方が蒼い方のライフルを切り終始優勢を取っていた。このままエネルギーを削りきったら勝てるだろう。そう思っていたときヴィンセントのギラ・ドーガのアラームがなった。鳴らしたのは束だ。
「どうしました束さん?」
「大変大変!私の友達のちーちゃんって言う子の弟のいっくんが拐われちゃった!」
「・・・・・・・・・10文字で要約すると?」
「助けてきて!」
「わかりました・・・・・・。クー、クロ、悪いが観戦はおしまいだ。」
「どうしたのヴィンセント?」
「どうしましたかお兄様?」
ヴィンセントはさきほど束から通信で聞かされたことを二人に伝えた。するとクーが異様にそれに反応した。
「一夏様がさらわれた・・・・・・すぐに助けにいきましょう!」
「無論そうするつもりだ。行くぞ。」
「うん!」
「はい!」
ヴィンセント達は席を離れると会場から離れて人気のない路地に向かった。そして改めて確認すると各々ISを取り出した。
「ミッションは一夏の救出、配置は俺とクーで全面突破を図る、クロエは後方より狙撃を行ったあと前線を蹴散らしてくれ、分かったな?あ、ちなみに頑張った方に膝枕してあげるからな?」
膝枕 というワードに二人は火花を散らした。ヴィンセントが膝枕をすることは滅多にないので一気に甘えるチャンスだと睨んだクロエ姉妹は瞬時に展開した。
「フフフ・・・・・ヴィンセントに膝枕してもらうんだから!ジャマシナイデヨ?」
「私だって膝枕をしてもらうんです!スコシハジチョウシテネ?」
「お前ら何時までも揉めるなら膝枕はなしにするぞ!」
「「ならヴィンセント(お兄様)を思いっきり弄んでもいいんだよ(ですよ)?」」
「そんなこと言わないで・・・。ヴィンセント・グライスナー、ギラ・ドーガ!」
「クロエ・クローチェ少尉、ペイル・スナイパー!」
「クロエ・クロニクル、ペイルライダー・デュラハン!」
「「「出撃する(出ます!)(出撃します!)!」」」
一本の路地から事件解決は始まった。
To be continued.....
次回予告
一夏は見知らぬ倉庫にくくりつけられていた。周囲には武装した集団が。一夏はこの絶望的な状況の中、生き残ることができるのか!?
クロエ姉妹について不明な点有ればご指摘いただければ幸いです。
但し故郷に関してはあれだ、分かりにくいかもしれませんが
コロニーを落とされた(物理)→故郷を落とした(物理)という解釈でお願いします。
今後、どのキャラ視点での話が欲しい?
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クロエ
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ヴィンセント
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HADES三姉妹
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束&千冬
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囚われた鈴達